パチンコを長いこと打っていれば、大ハマリや大連チャンはもちろんのこと、普通に生活していたらなかなかお目にかかれない「人」との遭遇まで……。本当に不思議なことが起こるもの。

ましてや、人より長くホールに滞在することが多い「パチンコライター」はそんな場面を一度や二度は見ているハズ。

そこで、ホールで「こんな珍しい場面に出くわすこともある」ということをお伝えしていこうというのがこの『パチンコ ホールで遭遇した珍事』！

ちなみに……今回明かす珍事はあくまで各ライター陣が体験した出来事。編集部とは一切関係ありませんのであしからず。

……要は、昔の思い出話なので「編集部に何か言われても今更何かできるワケがない……」ってことです。どんなことでも、時が過ぎれば語れる思い出！

もう20年以上前のとある日、自分は地元ホールでパチスロのオオハナビと戯れていた。客付きがそこまで良くないホールではあったが、設定もそこそこ使っている穴場的なお店だった。

その日もオオハナビのシマで1人で黙々と打っていると、隣に客が座ったかと思ったら、サンドにはお金を入れずに遊技を開始しはじめた。このホールは台移動禁止のハズ。「変な客が来たな…」なんて思っていたら、その人は数回転のみ回した後に足早に立ち去っていった。

すると2階から店長がすっ飛んで来て「今、変なオヤジが座ったろ!?」と話しかけて来た。

店長は台枠を開けて、ガムテープでガードされたホッパー部分を自分に見せながら「アイツはゴト師…ホッパーからメダルを抜こうとしやがったんだよ」と。

ガムテープのおかげで今回はゴト被害を防げたようだが、ガムテープはギリギリダウンを奪われずにラウンドを終えたボクサーのような顔をしていた……。