2009年三洋物産から5号機初の規定ゲーム数管理ART機『天外魔境卍MARU』がリリースされる。4号機で流行した規定ゲーム数で初当りを得られるというゲーム性でパチスロ好きの中でこそ大きな話題となったが、まだ5号機黎明期だったからか広く認知されることはなかった。
その後、エウレカセブン・鬼武者などのA+ART機を中心としてパチスロシーンは盛り上がっていく。
そして2011年。5号機世代に規定ゲーム数管理という概念を植え付ける機種が登場した。それが山佐から登場した初代のパチスロ「モンキーターン」だ。
ボーナス非搭載、ARTのみで出玉を増やす。さらにゾーンやシナリオという概念が当時との打ち手にはセンセーショナルに映った。
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ちなみにこの年は東日本大震災が発生。モンキーターンは震災が起きた3月に導入されることとなる。導入初期はあまり台数も少なく、日本全体もそんな雰囲気ではなかったのであまり記憶はないが、口コミで面白さが広まりどんどん増台していって年末か年明けにはホールのメイン機種になっていた覚えがある。
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パチスロ「モンキーターン」の大ヒットによりパチスロの歴史は大きく変化しARTのみで出玉を増やす機種が中心となっていく。さらにART機ではあるものの、見た目上のボーナスを搭載した番長2が疑似ボーナスという概念を作り、AT機などいまにも繋がるゲーム性が確立された。
歴史の変わり目を天外魔境とするか、モンキーターンとするか。はたまた番長2なのか、それとも別のフェイバリット機種なのか。
自分はモンキーターンを推したいです。
そんなモンキーターンもこれで5作目。2023年はシナリオやゾーンなんて当たり前、パチスロと競艇の親密度もかつてよりもマシマシになっております。
では、前置きこれくらいにして6号機のスマスロとして登場するスマスロモンキーターンⅤ。それでは打っていきたいと思います。
スマスロモンキーターンⅤ・設定1実戦データ
ありさの強い演出からボートが揃って違和感を覚えていると超抜チャレンジに当選。これをあっさりと成功しATへ。
さらにお馴染みのシナリオ管理のATを楽しみながら消化して4連で600枚ほど獲得。
ナニコレ、めっちゃモンキーじゃん!!
なんの遜色もなく打てます。実際パチスロモンキーターンシリーズは、スペックこそ時代に合わせているものの、モンキーターンⅢ以外は大きくゲーム性は変わっていません。今作もそのまんまモンキーと考えて問題なさそう。
とは言え、変更点もいくつかあり。
まず通常時は周期抽選。ゾロ目ptで周期到達のチャンスで666ptが天井となっていて、到達するとほぼ優出モードを経由してATの当否が告知されます。天井は6周期で、モードによって狙い目の周期あり、なおゲーム数の天井もあります。
ポイントの特化ゾーンは激走チャージってやつですね。前でいう勝負駆けチャレンジみたいなもん。ここでプッシュを押せばサブ液晶でありがちな示唆をしてくれます。
上記のデータでいえば1周期目は222ptで優出モードに突入するも残念。
2周期目に444ptで優出モードに突入してATに当選という流れです。
さらに注目は激走チャージ中の抽選。データに消化中弱チェリーからVストック当選とありますが、AT当選をする前にVストックに当選することがあるのです。獲得すればサブ液晶のアイコンが明るくなるので、目視で確認できます。
左のGアイコンはゲーム数上乗せ、さらにさらにこの右の金ペンギンアイコンがアクティブになっていたら、次回ATが青島SGになるとか。出現率はかなり薄そうですが、かなり大きな立ち回り要素にはなってきそう。
設定1とは思えぬほど小気味良く当たっていると
AT中に新要素登場。
レア小役で書き換え確定のSGレース、その名もエキサイティングレース。これがかなりアツい。
というのも、これは白or黒の継続率のときしか出現しないんですよね。前作同様、今作も白の継続率が2回続くシナリオはありません。黒に関しては継続できればグランドスラム確定。すなわちこのエキサイティングレースをものにすれば先々の継続の期待も大いに高まる場面。
しかもね、レア小役引いたときの告知が気持ちいいのよ。リオエースもそうだし、スマスロキン肉マンにスマスロ転スラとレア小役をちゃんとレア小役たらしめる山佐さん好きです。やっぱパチスロは叩けてナンボよ。
エキサイティングレースはものにしたけど、ツケマイ巧者のチャレンジカップを制することができずに7連エンド。あと一つでグランドスラムも、悔しいというかよくやった感。
最後は優出モード経由せずの当選を確認し1周期回してタイムアップ。
設定1とは思えぬ挙動でモンキーらしさを体感し、実戦終了となりました。
【初打ちの注意点】
▼有利区間切れについて
有利区間を切ると上位ATである青島SGの抽選となります。青島SGは青島VS波多野で青島が勝利すれば突入。この青島VS波多野、突入契機はいくつかありそうですが、まずはグランドスラム。そして、設定変更(有利区間切れ)からの差枚数で2000枚付近に到達すれば有利区間が切れて青島vs波多野に突入となります。
他のスマスロでもありがちですが、刻んで2000枚付近まで到達でも自力で勝ち取ることが可能です。
(2000枚付近の細かい枚数は現在調査中)
↑↑↑↑青島vs波多野。これが上位ATの入り口↑↑↑↑
▼アイコン・ロゴ・セリフなどチェック要素多し
まずは上でも言及したサブ液晶のアイコン。これは常時確認可能です。
さらに通常時は下記のような示唆あり。これは何周期目がチャンスかということを示唆してそうです。モードによって期待度の高い周期が異なっているので合わせてチェックですね。
そして、激走チャージ後のセリフ。これはポイントの到達と周期の期待度の両方を示唆してそう。
さらにもう1点。今作はライバルモードという概念があり、それぞれのライバルの名前のモードに滞在することがあります。これに滞在すると通常時・AT中ともに様々な特典が用意されているようです。液晶のメットやサブ液晶・アイキャッチでライバルモードを示唆するようなので、この辺がどう立ち回りに関わってくるか。モノクロ波多野モードとか青島モード滞在なら……。
12月4日の導入時点ではもう少し情報も出ているはずなので、チェックして初打ちに臨みましょう。なかなか混戦となりそうな年末の新台事情。早めに青島SGに入れてスマスロモンキーターンⅤの打感を掴みたいところ。
新筐体めっちゃ良いですよ~。
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(C)河合克敏・小学館/モンキーターンプロジェクト
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