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目の保養に最適な（!?）パチンコのあんな予告やこんなリーチをイッパイ取り上げていくぞ!!
今回登場するのは『セクシーショット』（マルホン・1998年）だ。

それではGO!!

今の世の中では聞きなれないかもしれないが、CR機が出始めてからしばらくは「現金機」というパチンコ台が存在した。要はCR機のようにカードを差し込むカードユニットではなく、現金を直接入れて玉貸しを行うところから通称こう呼ばれていた。途中からお札も使えるようになったが、当初は100円or500円硬貨専用のユニットしかなく、ホールには必ず両替機があったものである。「セクシーショットシリーズ」もCR機ではなく現金機で登場した“ドットのマルホン”としては珍しい液晶搭載機だった。

リーチはまずノーマルリーチから連写に発展すればロングリーチに。最終的にハートマークの写真を撮れば大当り。

ノーマルリーチから「?」図柄で一時停止するとのぞきリーチ発展のチャンス。

学校→更衣室の壁→壁の穴とよっていき、着替え中の良美ちゃんを激写できれば「合格」で大当り。ハズレの場合は竹刀を持った男の先生が出てくる。

いやはや、“のぞき”成功で「合格」って…師匠でもいるんかな? これは立派な犯罪なので、このリーチはさすがにコンプラの厳しい今の機種には搭載できないだろう。

リーチ後に「パンチラリーチ!」の音声が発生すれば、パンチラリーチに発展。通行人に邪魔されずパンチラ写真をGETできれば「合格」。風速3メートル→10メートル（ミドル）→30メートル（ロング）と強風になるほどチャンス。良美ちゃん（黒髪）と美樹ちゃん（茶髪）の2パターンあり。信頼度は…どちらも大して変わらなかった記憶しかない。

また、本機には大当り予兆機能として「白ハト」が出現すればその後の保留内で期待が持てた。

結局一番信頼できるのは、パンチラミドルリーチから発展する可能性のある「プリントアウトリーチ」だった。

シリーズ機は3種類あり、『S』が確率1/237・出玉約1900個、『Z』が確率1/237・出玉約1600個、『V』が確率1/201・出玉約1400個で、すべての大当り終了後に100回転のチャンスタイム（時短）が付いた。

他にも回転体と磁石が合体した「ワープ＆マジックステージ」を搭載していて、玉の遊びが視覚的にも楽しかった。

それにしても…だ。さすがに“盗撮”がテーマの機種は2度と作れないだろうな。本機が世に出たのはまさに前世紀末だったから、殺伐・混沌としていた時代だったとは思うが…。現金機ならぬ、厳禁機だったりして…。

（C）MARUHON