土曜日19時は目の保養に最適な（!?）パチンコのあんな予告やこんなリーチをイッパイ取り上げていくぞ!!
今回登場するのは『CRめちゃ萌え』（西陣・2010年）だ。

それではGO!!

2000年に西陣より登場した『CRめちゃイケナース』は、「みゆき」というナースを主人公にしたお色気パチンコとして人気を博した。もっとも、この機種は『CRおばけらんど』（2000）の液晶替え（※ゲーム性は全く同じだが、液晶演出がまるっきり違う）だったのだが、それを踏まえてもまた違った面白さがあったのも事実だ。

それから10年の月日を経て登場した本機は、一応『めちゃイケナース』のリメイク機なのだが、主人公が変更されて新たな萌えキャラが増えたりと機種名の「めちゃ」以外はほぼ一新されていた。

当時は新ジャンルとして様々なタイプが登場し始めていた1種2種混合機だが、本機の『ME』『GLE』という2スペックもまた「メカデジ」と名付けられた1種2種タイプだった。ゲーム性は液晶での図柄揃い後、盤面左上の「受付チャッカー」に玉を入賞させるとハネが開放、ハネに拾われた玉は「サプリコース」（※サプリが散りばめられている外側のコース。いわゆるノーマルルート。V入賞率約1/6）or「お注射コース」（※注射の役物がある内側のコース。いわゆるSPルート。V入賞率約1/4）を経て回転体へ突入し、V入賞すれば大当り。『ME』なら液晶確率1/29.1（直撃当り1/189.5）・出玉は約1830個（実質15R）or980個（実質8R）or約1960個（直撃大当り）、『GLE』なら液晶確率1/20.4（直撃当り1/189.5）・出玉は約1770個（実質15R）or590個（実質5R）or約1890個（直撃大当り）。

そして純粋なデジパチのSTタイプも2種類同時発売されており、『SP M』は当選確率1/189.5→1/18.95・ST突入率100％（25回転まで）・出玉約1250個（16R）or約390個（5R）・ST終了後に時短0or20or40or75回転、『SP GL』は当選確率1/97.7→1/20.93・ST突入率100％（10回転まで）・出玉約1250個（16R）or約390個（5R）・ST終了後に時短15or35or55or90回転。どちらも1R目は上アタッカー・2R以降は下アタッカーで大当りを消化するが、上アタッカー内に貯留された玉が役物による時短回数決定演出につながるシステムだった。共通でSTが「急患チャンス」＆時短が「ハッピータイム」となり、ラウンド中の「ルーレットチャンス」で時短回数（※ST回数含む）が決定。「お注射コース」通過やVならぬ回転体の「GO」入賞で時短回数の多い方の期待度がアップした。

主人公は真ん中のマミちゃん（ナース）。そして同僚ナースのリナちゃん（左）＆受付嬢のアイちゃん（右）が主要キャラだった。

南国モードは1種2種混合タイプの『ME』『GLE』では初回V入賞大当り後に突入する時短5回転のチャンスタイム（2回目大当り以降は「急患チャンス」）、STタイプの『SP M』『SP GL』では保留連演出として搭載されていた。演出的には主要キャラ3人が南国診療所に出張に行く…といった感じだった。

予告演出はまず左右に主要キャラ3名が描かれた図柄が現れる「たいへんよくできました図柄予告」があるが、図柄が左右に停止すれば1種2種タイプなら役物チャンスへ、STタイプなら大当り。

カーテンやキャラが桜柄なら激アツ。

他にもステップアップ予告やセリフ予告、ナースコール予告等々あり、赤ならチャンス、桜柄なら激アツだった。

リーチ演出でも主要キャラの登場するSPパターンがアツめ。

マミちゃんとリナちゃんの2バージョンずつある「ドッキドキリーチ」＆「おきてよリーチ」は、前者が振り返った時にマミちゃんorリナちゃんなら大当り（婦長ならハズレ）、後者はぶつかった相手がイケメン先生だと大当り（じいさんだとハズレ）。

アイちゃんリーチは子供から眼鏡を取り戻せたら大当り。目の映り込みに子供がいたらチャンスアップだが、この時「パチンコ大賞の親父」がいることも…!?

そう、本機にはプレミアムパターンとして「パチンコ大賞の親父」＆「花満開のほのか」が搭載されていた。予告からリーチ中までいろんなポイントで出現する可能性あり。

マミちゃんが主役の「宿直モード」では、携帯に入るメールに注目。赤文字ならチャンスアップだ。

そして、1種2種タイプでは2回目以降の大当り後の時短5回＆STタイプではSTにあたる「急患チャンス」でも、様々な萌えキャラが患者として登場した。ここでも「ほのか」が登場すればプレミアムだった。

大当り（直撃大当り時など16R時）ラウンド中には「めでぃかる体操」「LOVE☆BOOM（ラ・ブーム）」「NEVER LAND」の3楽曲から選択できた。また、通常時にはこの3楽曲で構成される「めちゃ萌えリーチ」というプレミアムパターンもあった。

このように本機は「萌え＋メカデジ」として、甘デジ～ライトミドルの確率帯で勝負したパチンコだった。個人的には甘デジのSTタイプをよく打ったが、やはり当時からいわゆる「役物系」はホールから敬遠されがちだったような気がする。