土曜日19時は目の保養に最適な（!?）パチンコのあんな予告やこんなリーチをイッパイ取り上げていくぞ!!
今回登場するのは『CR 009-1』（西陣・2006年）だ。

それではGO!!

2005年に登場した『CRぱちんこウルトラセブンL77』の大ヒット以降、いわゆる「バトルスペック」搭載のパチンコ機が一気に増加した。通常時は左打ちで潜伏確変・突然確変・突然時短・突然通常・小当り等々に耐えつつ、いざ確変を引けば右打ちしてバトルモードに突入…そんなゲームフローのCR機がわんさか出てくる時代である。

本機もまた、確変割合80％・潜伏確変・突然通常・小当り搭載のバトルタイプであり、MAXタイプの『Z』が大当り確率1/398.5・出玉約1400個（15R）、ミドルタイプの『F』が大当り確率1/317.7・出玉約1100個（15R）で、ともにバトル終了後は時短100回付きだった。

ちなみに本機のモチーフである「009-1」は石ノ森章太郎の「009ノ1」を原作としてアニメ化もされたが、いわゆる「サイボーグ009」のアダルト版。主人公は21歳のミレーヌ・ホフマンで、ゼロゼロ機関所属の女性諜報部員である。体はサイボーグ化され、様々な特殊能力を持っているぞ。

当然ながらモード移行時は潜確判別が重要になってくるが、それは置いといて、基本的には通常モード＜亡霊城モード＜訓練モードの順に潜確期待度が上昇。通常時の図柄停止時に3つの図柄が光ったらモード移行（2R確変or2R通常or小当り）の合図だった。ちなみに本機は潜確中にもう一度2R確変を引いた場合は、電サポあり確変の「指令モード」に昇格した。

「ピキーン」の音と共に変化する保留予告は、ドクロ満月なら激アツ（2R確変あり）、キスマークなら15R大当り確定だった。

ステップアップ予告もいろんなバージョンがあり多彩。当然、最終段階のSTEP5まで行かないとアツくはない。

「メッセージ予告」や「ネクスト予告」は文言によって期待度が変化。

「ロゴフラッシュ予告」は白発光でリーチ、赤発光なら激アツ、虹ならプレミアム。

指令予告は激アツSP発展濃厚。

リーチ時タイトルロゴ予告も密かにアツかった。

ナインナンバーズ群予告は激アツだが、最後に幼少期のミレーヌが走ってきたらさらに信頼度大幅アップ。

ドライブリーチはヒッチハイカーを発見して救出＆敵に発見されてから逃れることができれば大当り。

リーチアクションには他に波止場リーチやナインナンバーズリーチなどの弱SPリーチもある。

バスルームリーチはミレーヌの入浴シーンが展開。置いてある小物の色違いでチャンスアップ。

エッグリーチは宿敵との対決だが、昼対決と夜明け対決に分かれ、後者の方がアツい。

指令予告後に発展するリュドミラリーチは、ラストの渾身の蹴りで倒せるかどうか。

アニメのテーマソングが流れる「全回転リーチ」。

確変中の「指令モード」ではミレーヌバトルが発生。

敵攻撃には弱攻撃と強攻撃があり、後者ならピンチ。攻撃を受けた後に助っ人が登場するか、ボタンで復活するか、はたまた役物による救済が発生するか。ミレーヌ攻撃や敵攻撃をよけたりすれば勝利確定。

右打ちルートは基本的に無駄玉が出ない仕様になっており、消化スピードも速い上に大当りの3回に1回の割合でいきなり当たる突発大当りが発生するので、大当りを引くスピード自体も大幅アップした。これを当時「デラマッハ」と謳っていた。

また、特図2の15R確変割合が76％（サプライズボーナス含む）もあり（※同時期の「CR花の慶次」で14～16Rが51％、「CR北斗の拳ラオウ」で16Rが42.5％）、出玉性能は格別だった。

役物アクションも多彩で、発生すれば激アツの展開になる「ミレーヌマシンガン（バストマシンガン）」役物をはじめ、フラッシュすれば擬似連やモード移行の鍵となる「イヤリングランプ」、アツいミッションやボタン演出で出現する「ターゲットスコープ」などが搭載されていた。

本機にはまた、2Rでモード移行のハズがアタッカー開放が止まらなくなる「サプライズボーナス」を搭載。とにかく本機は右打ち時の15R割合の多さが当時としては群を抜いていたと思う。

©石森プロ／project009-1