どうせ設定1だろうな
※過去の「それはきっとこういう事情」はコチラから!
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロにまつわる答えの出ない疑問に何となく形を与えるこちらのコラム、今回のネタは「設定付きのパチンコってなんでパチスロみたいに流行らないの? 設定つけたら今以上に回せるんじゃない?」です。
これを語るにはパチンコの釘曲げについても言及しないといけないんですが、おそらくそこまでヘヴィーな話は求められてないしオレも書きたくないんで、もうちょい手前でストップして考えてみましょう。
とりあえずパチンコにおける6段階設定は2018年の法改正で解禁されました。というか1992年から1998年の間も一部デジパチに設定機能は搭載されてたんですがそれは置いといて、ここでいう「設定付きパチンコ」はこの2018年に許可されたバージョンを指します。
その後、コロナ禍があったり5号機完全撤去があったり遊タイム搭載機が出たりホールの完全分煙化があったりP機の高射幸化が進んだりで完全に霞んでしまいましたが、一応この設定付きパチンコなるものも発表当時はそれなりに話題になりましたし、また遊タイムとあわせ「設定推測&ハイエナ」という、パチスロ的な立ち回りで喰おうとするプロが出現するなど、ユーザーの立ち回りにも少なからず影響を与えたもんであります。
が、いまどうなっとるかというと、もう完全に息しておらず。
噂では今後また盛り上がる予定じゃよ…という話も聞くのですが、正直いまのホールの状況においては、どんなインセンティブを付けたとて設定付きパチンコが流行ることはないだろうなというのがオレの見立てです。

理由は簡単で、パチスロで放出するための予算をパチンコでぶっこ抜くという、どの店でもあまねく当たり前になってる商習慣と「設定」の相性がすこぶる悪いから。
はい、2015年くらいの時代ならいざ知らず現在のスロット環境は完全に「高設定・リセット至上主義」であり、設定や回転数を気にせず着座する客というのが激減の一途を辿ってます。
この文化をパチンコにそのまま持ってきた場合(というかユーザーは絶対に持ってくる)、当たり前ですが、設定付きの台は高設定を使わねばならず、そうせねばただのセルフネガキャンの死にシマにしかならんのですね。
こんなもん最早説明するまでもないのですが、いまのパチンコの状況というのはパチスロに例えるともうベタピンもベタピンですし、ただぶっこ抜くという目的を達成するのであれば設定機能は邪魔でしかない。
じゃあ高設定使えばいいじゃんと思うかも知れませんが、実際2018年以降にそれをやってきた店で成功例と言われるところをオレは知りませんし、それで店側にとってプラスになるのであればメーカーもまだ設定機を作ってるハズ。
作ってないというのは売れないからで、もっというと店が買わないから。つまり状況的に「設定を上手く使えないから流行らなかった」という、めちゃくちゃ単純な話になります。
したがって今回のネタである「設定付きのパチンコってなんでパチスロみたいに流行らないの?」に対応する答えは超シンプルかつ直球です。
「邪魔な機能だったから」
いやそんなことはねぇ! オレはパチンコの設定推測を楽しんでいた! という方もいると思うのですが、結果として市場に受け入れられなかったといことは、諸々の事情により邪魔だったという事になります。
不思議なもんで、オレなんかはボーダーを割ってる台なんかも普通に回しちゃうんですが、設定付きの台の場合は「どうせ1だろうな」と思ってまず触らない。
同じく身に覚えがある人もいると思うのですが店が忌避してるのはまさにこれですし、これを邪魔と言わずに表現する方法をオレは知りません。
ちなみに同じ理由でオレにとっては「遊タイム」も邪魔でした。そしてそう感じてた人が多いから、やっぱそっちも淘汰されたんだと思います。
やっぱ何も考えずに座って、ぼーっとハンドル握っとけばいいのがパチのいいところなんだもの。
はい、今週は以上! また来週~。
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