現在は有名版権とのタイアップが当たり前ですが、一昔前のパチンコは各メーカー独自のコンテンツで台を作っていました。

もちろんそんな独自のパチンコ台でも「海物語」は「海」、「モンスターハウス」は「お化け」といったモチーフはあるわけですが…これがなぜか被るときがあったんです。

ほぼ同時期に同じモチーフの台が登場する―これって結構奇跡的な確率だと思いません？　オリジナルとはいえモチーフになりそうなものはたくさんあるわけで、しかもそれが時期を同じくして登場するとか仕組んでいるとしか思えないわけですよ。でもこれが仕組んでなおらず、ただの偶然という。

それだけにそんな機種の登場時は意外とインパクトがあって覚えてたりします。そこでここでは自分の朧気な記憶から、同時期に同モチーフで登場した「丸かぶり機種」を紹介しちゃいます！　昔から打っている人なら覚えている機種もあるのでは…!?

まずはこちら「忍者」かぶり。登場時期は1999年となります。

TAKAOから登場した「くのいち忍法帳」はその後もシリーズ機が出ているのでご存じの方もいるのでは？　もう一方の「忍々丸」は西陣の機種となります。

まぁ機種内容はだいぶ違いますし、「忍者」とかいかにもパチンコにしやすそうなので、この2機種が被ることはそんな驚きはないかもですね。

ちなみに演出では「くのいち」にはガマリーチ、「忍々丸」にはミド丸リーチとどちらもカエルが登場する点が共通していました。

次に紹介するのは2000年に登場した「西遊記」かぶりの2機種。こちらは意外と驚くのでは!?

扱いやすいモチーフではありますが「よし西遊記の台を作ろう！」と思いつくのが同時期ってなかなか確率低くないですか？　当時「西遊記」が流行だった記憶はないんですけど…。

そして驚くべきことに「ウキウキ西遊キ」はTAKAO、「遊遊悟空」は西陣と、「忍者」かぶりと同じ2メーカーなんですよね。2年連続でかぶり機種が出るとかスゴすぎます。

ちなみに演出は「西遊記」モチーフだけにかぶりまくり。如意棒系のリーチだったりひょうたんが図柄を吸い込むリーチだったり…それだけでなく三蔵法師がプレミアムに絡んでいるのも共通だったりしました。

そしてラストはこちら。2012年に起きた史上最強の丸かぶり機種！　なんとなんとの「ダルマ」かぶり。…いや、普通かぶらんだろ…。

しかも写真を見てもわかる通り、盤面中央に巨大なダルマが鎮座してドットで演出が展開するところまで共通という…これはホントに奇跡すぎる一致。ちなみにメーカーさんに聞いたところ、ほんとに偶然だったと言っていた記憶が…だとしたら余計にスゴい！

ちなみにどちらも2000発大当り搭載のMAXタイプのST機。ST回数や突入率はそれぞれ違っていたものの、ここまで共通項あれば十分です。

もうこれ以上の丸かぶり機種は登場しないだろうなぁ…。

というわけでお送りした丸かぶり機種特集。他にもあったような気もしますが今回は思い出せないのでここまで。また記憶を掘り起こせたらお届けしたいと思います！