機種名だけではどんな機種なのか想像もつかず(!?)、あまりにもクセが強すぎたために(!?)、どこにも記録が残っていないような迷機を取り上げるこのコーナー。
今回取り上げるのは、「CRあついぜ!!おやじ」(2001年・SanseiR&D)だ。
それでは、レッツラゴー!!
おやじ達のクセが凄い!!
盤面に描かれたおやじキャラとおやじギャグ…。ヘソには「☆」の上に「と」の文字があって「スターと」と読ませたり、電チューは「スカート」になってる等々、ツッコミ出したらキリがない要素が各所にちりばめられている。
スペックはというと、大当り確率1/284.5→1/56.9、確変突入率が11/12・以後1回継続・2回リミッターという実質2回権利モノで、「9」図柄揃い時のみ単発の約2000個止まりだが、他図柄揃い(※昇格含む)ならすべて2回ワンセットとなり約4000個獲得できた。
当時は確率1/315・1/2確変・1回ループのCR機ばかりだった時代、有名アニメやゲーム等との様々なタイアップ機が続々登場する中でキテレツなオリジナルコンテンツという点も含め、いろんな意味で度肝を抜かれた台であった。
おやじ打ちは厳禁!!
当時にしては珍しい準2回ワンセットの権利モノスペックで登場した本機は、通常時から確変中まで結構止め打ちが効いた。要するに「おやじ打ち」は厳禁だった。通常確率が他のメインCR機と比べて多少当たりやすかったので、パチプロによる「おやじ狩り」の餌食にもなっていたと思う。
また、「9」図柄揃いのみ単発なのだが、逆に「9」図柄のリーチは他図柄よりも格段に当たりやすいという秘密があり、昇格期待度も高いという意外とよくできたゲーム性だった。
まさしく本機はネーミング通りの「アツいおやじの台」だったのだが、クセが強すぎて人気はそこまで出なかった。登場する時代が早すぎたんじゃないかな~。
<つづく>
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