何事にも、仕事で新人が初めてやることには優しく教えるハレンチンだよ♪

どんな小さなことでも超丁寧に教えちゃう。「出来て当たり前」「常識」なんてことを新人に押し付けちゃいけないと思うんだ（わい、まだ1年目が終わったぐらい）。

もちろんパチンコでも同じこと。初めてのことなんだからわかるはずもないよね！　ということで、今回はパチンコに一切興味が無かった友人に打たせてみた時のお話です。

実はこの前、自宅の整理をしていたら金景品が結構出てきた。その額、なんと14万7000円！　ええ、昔は閉店まで打っていた時とか大して勝っていない時とかは、交換所に寄らずして帰ることが多かったんだ。

そんな金景品たちが家の至るところから出てきた。1番ビックリしたのは、台所の引き出しから出てきたこと。……調味料かな？

そんな話をパチンコを知らない友人にしたら

「よくわからないけど、パチンコってそんなに勝てるもんなの？」

と。いやー、それはなんとも言えない。努力すれば勝てるだろうけど、なんとなくで勝てるなんてことはないと思っている。でも友人、意外にも話に食いついてきた。

「人生で1回ぐらいはやってみたいんだよねー。なんだかんだ勝ってるんでしょ？　教えてよ」

うん、教えるのは構わない。でもそんな金あるん？　最低5万は必要だぞ？

「え？　だって今財布に14万あるんでしょ？　大丈夫じゃん？」

うん、そだねー。……？？　俺が全部出すんか？　構わないけど、勝額は俺のもんになるぞ？　ええんか？　

「じゃあいっぱい出したら少しちょーだい！」

そう、実はこの友人、男ではない。ちっぱい女なのだ。背も小さくてちょいギャル気味のすーぐナンパされそうな感じのやつ。演者になったら、騎士団にいっぱい囲まれうな感じのタイプ。

こんなのに「いっぱい出したらちょーだい」なんて言われたら、俺の息子が（以下、省略）。ということで、その日のうちにすぐ打ちに行くことに。

ホールに着いて台選び。と言っても、ガチで選んでもしょうがないので、好きな台を選ばせてみた。すると、選んだ台は

なんか原作見たことあるー！　って騒いでた。まあ、最初なんてこんな感じで台を選ぶのも良いのかな。

そして早速教えていく。と言っても、いろいろ説明してもわからないだろうから、

・保留が3つ貯まったらハンドルから手を離す

・玉がステージに乗ったらハンドルから手を離す

・隣の人の台が騒がしくなったらハズレろっ！　って心の中で叫べ

この3つを教えた。最初なんてこんなもんで十分でしょ。

そして打ち出していくが……何も起こらない。速攻で1人2万円が無くなった。友人、最初はキャッキャとはしゃいでいたが、何も起こらな過ぎて楽しめていない。というか、俺も楽しめていない。こんなに何も起こらないもんだっけ？　禁書目録って。

そして3万円使ったところでやっと当たりそうな展開。超電磁砲予告でブルブル震える。友人、何が起こっているのかわかっていない様子。でもはしゃぎ出す。ちっぱいって感じ（そろそろ怒られそう）。しかし、残念ながら当たらず。

そのままストレートで2人とも5万円終了。最悪のパチンコデビューである。と言っても俺の金だから、友人は何も痛まなかったんだけどな！

終わってから友人の一言がコレだった。そりゃそうだろうなw

こんななーんも起こらないとは俺も予想していなかったわ！　ただただ諭吉たちが機械に食べられてるだけだったもん。

というか、最近のパチンコ、ぜーんぶこんな感じ。エヴァ15に憧れたメーカーたちが出した答えは

シンプルで淡々と消化する台

実際、コレはコレで良いんだけどね。パチプロとか時間効率を意識して打っている人たちからすると、そんなに発展しないで良いっていうのが本音だし。

ただ、初めてパチンコを打つ人たちからしたらどうだろうか。ワクワクできる展開が少ないと、楽しめることなんてないのでは？　まあ、甘デジとか当りの軽いスペックを打てば良いのだろうけど、いかんせん、最近の台は、ほとんどがシンプル過ぎる。

今回の実戦に関しては、俺も友人の生足見ることぐらいしか楽しめなかったし。なんかね、エヴァ15の演出は許せるんだけど、他のメーカーが真似して同じような演出を出して来るのがなぜか許せないって気持ちになった。

お前にはお前の良いところがあるだろ！　大人しい演出にする必要あったのかよ！　って。原作好きな人が初めて触ったら、いろいろ見たいだろうに、この演出バランス（演出頻度）じゃ、大して楽しめない。これなら海打たせてた方がまだ良かったなー。ノーマルでも当たることなんてよくあるし。

そして友人に次は勝てるよって言ったら

「こんなことをあんた20年もやってるの？　頭おかしいんじゃないの？w」

って。え？　あんなにやさしく教えたのに!?　軍資金も出したのにそんなキレ味バツグンなの!?　

「ヤッてもいいけど、今度はいっぱいちょーだいね！」

切れ味も凄いけど、破壊力もなかなかどうして。俺の息子も思わず（以下、省略）。