今から20年近く前の話。

当時は4号機全盛期。極端な話、どのパチスロを打っても万枚狙えるんじゃないかという状況で。そんな時に編集部に入りパチスロを覚えてしまった自分は想像通り、パチスロ漬けの毎日を送っておりました…。

そんなある日の平日真昼間。ホールで出会ったのがこいつ、平和の「ゴルゴ13」でした。確か導入からしばらく経ってはいたものの、まだ新機種扱いされてるくらいの頃だった記憶。

とりあえず何の知識もなく、何の根拠もなく座って打ちだすことしばし。運よくAT「ゴルゴチャンス（GC）」へと突入させることができました。

しかし、問題はここから…

このGCが終わらない！

10連くらいまではイケイケ状態、20連超えて超ラッキー！状態、30連でただただ驚き状態…までは良かったんですけど、100連超えても終わらない…。

平日の昼間、さらにはそんな客付きのいいホールではないのでとにかく目立つ目立つ（笑）。ずっと「左の黄色！」「右の青！」とゴルゴの声が響き渡っておりました。

途中怖くなって編集部のパチスロ班に「これ、壊れてます？」と確認の電話までいれる始末。まぁ笑われたんですけど…それくらい、終わらないATがパチスロ初心者には怖かったんです…。

で、ちょっと記憶が定かではないんですけど、終わったのは200連超えたくらい。ATが終わって少しホッとしたのはこの日だけかもしれません…。

筐体の上にも足元にもドル箱が山積み状態。後半はほぼ無心で消化してました。

そして、そんな大量の出玉を店員さんと運んで計測したところ…まさかの20000枚オーバー！　たしかこの店、等価だったような…特殊景品に換金したら、トレイ2枚にキレイに並べられて渡されました（笑）。

しかもそれを換金するために、そこそこ離れた場所までトレイ2枚を1人で持ち運ぶオマケ付き。その間は襲われるんじゃないかと終始ドキドキしっぱなしでした…。

今思うと、この時は初心者でそのすごさもしっかり実感できてなかったのがもったいなさすぎた…。2万枚なんて今は無理ですよねぇ。

でも、そんな日がまた来ないかなぁ、と夢見つつ今もホールに通う毎日です…。