人の良いところは真似するハレンチンだよ♪

そのため「俺がやったことになんないかなー」なんて考えたりもする。要するにクソ野郎なんだけど、良いことを真似して別の舞台でやればそれは俺がやったことになる。もうスターよ、錦野旦よ。そんな感じで前の職場では昇格していった。

しかし！　ここ編集部ではそんなことは起きない。「昇格ってなに？」って感じ。昇格演出の図柄、全部単発図柄みたいな。でもこの編集部には自由がある。自由過ぎてビックリする毎日。パイセンたちが出勤して3秒でホールへ行く姿、しっかり真似しなきゃ！

さて、今回は真似するだけじゃダメなんだよっていうお話です。

冒頭で「良いことは真似した方が良い」って書いたけど、よくないことも多々ある。それがパチンコ業界。なぜこんなこと思ったのかって、いろんな新台動画を見たから。

こんなのとか

こんなのとか。よくわからない人たちが打ってる動画なんだけど。パチンコ台はパ○リ合いのオンパレード。もうね、オマージュなんて生優しい言葉ではすまない。

アクエオンと乃木坂はリゼロ、ルパンはユニコーン。どうしてこんなにも同じような台しか作れないのか謎である。もちろん何かしらのプラス要素を付け加えてくるんだけど、正直毎回こういう台を打つ度に「で？」っていう気持ちになる。

特にリゼロに似せてきたアクエオンと乃木坂。北斗無双の時も書いたけど、右打ち中はもうどんな台でも成立しちゃうゲーム性。超速変動で図柄がいきなり揃って当り。リーチが存在しないから、RUSHをスルーすると1分程度で終わる。楽しい時間があっという間。

版権を扱う価値よ。なーんも活かせてない。これの何が面白いの？　玉が出ればそれでみんな満足なの？　もちろん勝つことは大事だし、出玉で魅了されるのはわかる。でもこんなゲーム性で良いなら、画面にでっかいパトランプ置いて光ったら当り程度の脳筋パチンコで満足するってことでしょ？　みんな本当に面白いって思ってる？

そんな中、新台（都内だと3月6日導入の台）の中で1世代前ぐらいの台を出してきたメーカーがあった。

そう、みんな大好き（？）TAKAOから「SIN 七つの大罪 X-TREME」。右打ち中、リーチあります！　王道って感じのSTゲーム（正確にはSTではない）。ちょっと前ならなんとも思わないゲーム性だけど、今なら逆に新鮮さすら感じる。

そしてスペックが意外にも戦える。右打ち中は46.9％で2400発！　43.2％で1500個！　残りの9.9％で600個の大当り。初回RUSH時は約92％で継続（2連目以降は約75％）。さらに通常大当りでも時短100回転付！

悪いところ、大してないよね？　むしろイケそうな感じするよね!?　こういうのでいいんだよ、こういうので。打ってみたらステージ性能も良い。ボーダーは甘い部類ではないけど、ホールが扱いやすそうなレベル。

しかし、問題がひとつある。それは‥‥導入が少な過ぎ。設置されてもバラエティコーナーにあることが多く、最初から超ド回収モードのホールばかり。でもそんなの関係ない！　俺はTAKAOの台を応援したい！　結果、

いっぱい出た！　‥‥皆さん、お気づきだろうか。9.9%の一番ショボい当りが一番多いことに。やったなTAKAO!!

はい、今回言いたかったことは「ただ速いだけの台にもう魅力感じないよ」ってこと。気づけば爆発力のある台ばかりになってるけど‥‥それってそれだけ入れるお金も多くなる。

俺はパチンコでギャンブルがしたいわけじゃない。遊技がしたいんだよ。と、言いたいこと言ってるだけのオ◯ニーコラムだけど、世の中的にはどーなんだろ。稼動が全てだから、速い台が正義なのかもしれないね。でもこのままだと、もうパチンコ打つ機会もが減っちゃうよーっていうのが本音ですわ。

昔みたいにハネモノや甘デジが鉄火場だったりするような、まったりと遊んでいきたいんだよね。この気持ち、わかる人いるかな？