<FREE's archives #171>
当連載<FREE's archives>では、過去に掲載された『パチマガスロマガFREE』の記事の中から、特に内容の濃かった&反響の大きかった記事を改めてご紹介します。
デジパチでも羽根モノでも権利モノでもない…そもそもこれはパチンコ!?
独断と偏見だけでパチンコのBEST3を決定するこの企画。
今回のテーマは「激レアタイプ機種」。2004年の規則改訂以前、パチンコには第1種~第4種の種別が存在しました。1種=デジパチ、2種=羽根モノ、3種=権利モノ、4種=一般電役で、種別撤廃後はこういった分類はされなくなりました。現在いわれている1種2種混合機は、この種別からきているものです。ではパチンコはその4種類しか存在しないのか…といわれたらそんなことはありません! 過去にはこの種別とはまた別のゲーム性を持つ独特な仕様のマシンがたくさん存在したのです。そこで、今回はそんな変則仕様を持った3大マシンを独断と偏見で紹介していきます!!
【パチコン】CR乙姫(メーシー・1997年)
まず最初に紹介するのが「パチンコ」ではなく「パチコン」。それまでパチスロを開発していたメーシーが初めてパチンコ界に参入した第1弾マシンがこのパチコン「CR乙姫」となります。
パチコン最大の特徴は今では当たり前ですが、当時は画期的だった6段階設定。そしてデジタルの回転率が一定以下になると電チューが開きやすくなるという特徴も。さらに大当り中はアタッカー内にあるVゾーンへ5秒以内に玉を入賞させないとパンクになってしまうという要注意ポイントも存在しました。ただ積極的に「パチコン」登場をアピールしていたわけではないため、他のCRパチンコ機と区別することなく打っている人が多かったように思います。
パチコンはその後もたくさん登場し、その中には名機(!?)「CRラブラブカップル」も! また実は「CR乙姫」登場の5年前に「ギガ」「ジェネシス」というパチコンも存在していましたが短命に終わったという過去もあったりします。
【パロット】CRP花月伝説R(SANKYO・2005年)
パチコンに続いて紹介するのが、こちら「パロット」! 簡単にいうとパチンコ玉で遊技するパチスロ機となっており、そもそもパチンコとして紹介していいかも不明なところですが…ここでは変則仕様マシンというくくりで紹介していきます。
メダルではなくパチンコ玉を使用するという点以外にパチンコ要素はなし。MAXボタンでパチンコ玉を投入し(1プレイ15玉)、レバーではなくスタートボタンでリールが回転。ストップボタンでリールを止めて小役やボーナスが揃うのはパチスロと同様ですが、払い出しはもちろんパチンコ玉となっています。そんなパロットの第1弾機だったのが上記「CRP花月伝説R」です。ちなみにモチーフは見てわかる通り、SANKYOの人気マシン「CRF.花月」となっています。
またこの後にはSANKYOだけでなくDaiichiやニューギンからもパロットが登場。しかし定着はせず数台の登場をもってホールから消えてしまいました。
【雀球】ドリームジャンベガス(Sammy・2007年)
そして最後に紹介するのが「雀球」です。厳密にいればパチンコともパチスロともいえないのですが、パチンコ玉を使用するマシンということで紹介していきます。
その代表機ともいえるのが2007年に登場した「ドリームジャンベガス」となります。ゲーム性についてはそれ以前に登場した「雀魔王」のカタログに記載のある通り(上記参照)。めちゃくちゃ簡単にいうと、パチンコ玉で盤面下部の牌を狙い、それにより麻雀の手役を作り、役が完成するとそれに応じた払い出しがあるというものになっています。また筐体を見てもわかる通り、玉の打ちだしは自動ハンドルではなくなんと手打ち。独自のスキルが求められるゲーム性となっていました。
ちなみに「777TOWN」では本機を遊ぶことが可能! 興味がある方はぜひ!!
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