そういうんじゃないのよ…

※過去の「それはきっとこういう事情」はコチラから！

チワッスあしのです。

パチンコ、パチスロにまつわる答えのない疑問にフワッとした答えを与えるこちらのコラム、今回のネタは「ジャグラーを擬似ボーナスにすれば最強じゃね？」というもの。

あ～、これもたまに言われるヤツですな～。

とりあえずパチンコをメインで打ってる人には「疑似」って言ってもピンとこないと思うのでざっくり解説すると、あの「右！」とか「左！」とかいって押し順ナビが出るヤツがあるじゃないですか。ATっていうんですけど、あれをボーナスっぽく見せてるヤツです。

ここでいう「ボーナス」というのはレバーをストンと叩いた時に一発抽選されて出てくる当たりのこと。あくまでもチェリーとかスイカとかベルとかと同じ「成立役」みたいな感じでボーナスが当たるので、基本的には前兆とか天井とかそういう見せ方はできません。

普通のボーナスは「疑似ボーナス」という言葉に対応する形で「リアルボーナス」と呼ばれる事もあるんですが、基本的には疑似もリアルも両方搭載されてる機種の時に使われるにとどまります。ジャグラーとかハナハナとかで「リアルボーナス当たった」って表現する事はあんまりないのでご注意を。それやると多分ピエロ図柄から手が伸びてきてバチンってビンタされます。

と、ここまでの解説がもう殆ど答えなんですけども、ジャグラーが擬似ボーナス機になった場合に何が出来るようになるかと言うと、例えば上で言った「前兆」であるとか「天井」が搭載可能になりますし、またモードを利用するなりしてもっとシステマティックに「ジャグ連」を再現する事も可能。

例えばBIG消化中に特定の音楽が流れたら次回ジャグ連確定、とかそういう事も当然できる。

で、ここまで読んだジャグラーファンは多分「そんなもんジャグラーじゃねぇ」と思うんですよ。ジャグラーのいいところはレバオン一発でペカったりペカらなかったりする部分にあって、前兆とかモードとかは洒落臭いんですね。

ハナハナも同じ。こっちはもっと分かりやすくて、疑似ボがいいなら沖ドキやチバリヨ打つだけです。敢えてハナハナを打つのは「レバオン一発のリアル抽選」だからなんですよ。そこが好きなんです。

で、実際ね、ジャグラーみたいな擬似ボーナス機ってのはちょっと前にあったんですよ。

KYORAKUの「ギャグダー」っていうんですけどね。CZ搭載（考えようによっちゃ前兆みたいなもんです）で、モード式の連チャンあり。BIGも300枚取れるので6号機ジャグラーより多いです。

それだけ見れば完全に「ジャグラーの上位互換」なんですが、この台が流行ったかというとそんなことはなく。むしろネタ扱いされてました。

恐らくジャグラーファンのなかにも、ホールで「ギャグダー」を打ったことある人は沢山いるでしょう。で、ちょっと彼らは椅子に座るや何千円か入れてウンって頷き、苦笑いしてまたジャグラーのシマに戻っていったと思うんですね。

なぜか。これはね、オレも打ったことあるので分かるんです。理由はすっごいシンプルで「当たる気しない」んですよ。ただ疑似ボというだけで、インチキっぽい感じがしちゃう。

人がジャグラーに求めるのは公明正大な一発抽選であり、そここそが完全告知機が持つ無二の美点なんですね。その割にジャグ連とかいいよるやんけと思うかも知れませんがそれは置いといて、やっぱシステムとして意図的なハマりとか連チャンとかを見せられると萎えちゃうんです。

でもなぜか沖ドキとかチバリヨはいいんですよ。それはもうそういうもんだと思って打つから。ただ、ジャグラーがそれだとガッカリしちゃうってこと。

分かるかなこれ。自分で書いてても巧いこと表現できねぇんですけども、とりあえず今回のネタである「ジャグラーを擬似ボーナスにすれば最強じゃね？　なんでやんないの？」に対応する答えがこちら。はいドン！

「そういうんじゃないから」

はいホントこれ。マジでこれに尽きる。そういうんじゃないのよ…。

以上！　今週はここまで！　まあオレあんまジャグラー打たねぇけどな。