※秋山良人の過去連載まとめはコチラから。

メリエナ！　今年も群れのボスである親父に大ダメージを与える季節がやって参りました。エナスマスにはプレゼント、エナ晦日までにはおせちや年越しパーティーの準備、エナ旦にはお年玉。良く言えば無償の愛は期待値で、家族の笑顔はプライスレスだとマイナス収支を無理矢理納得させるしかないイベントが盛りだくさんです。

そんな出費が多くなる年末年始に嫌なポストがタイムラインに流れてきました。

秋山の稼働の半分以上を占めている「スマスロ北斗の拳」の稼働貢献が終了したそうです。

秋山のような据え置き店で打つ機会が多いハイエナは稼働貢献が終了してからが美味しいと前回のコラムで軽く触れましたが、北斗に関しては設定狙いも出来るし、ベースで甘く使っているホールが多かったのでハイエナでも設定①条件の最低の期待値より高いはずと攻めのハイエナが出来た貴重な機種でした。そんな北斗の稼働貢献終了はハイエナにとっては大事件ではないでしょうか。

そもそも稼働貢献というのがどのようなデータや条件で終了に至るのかは分かりませんが、全国的に稼働が落ちてきたよってことなのは分かります。北斗が減るとどうなるか、それが一番の問題…勝率が低い台しか残らない事変の始まりです。ハイエナ的に勝率の低い台が多い中で唯一の良心と言っても過言ではない北斗が減っていくことがどれだけ痛いのか、あくまでも秋山個人のデータですが、北斗のハイエナでの勝率は50%オーバーで、試行回数もダントツで多く時給は5000円オーバーです。過去の機種を遡っても、勝率も時給もここまで高い機種は記憶にありません。そんな名機がこれから減っていき、残るのは重い初当たりに無理ゲー感満載のCZに無理ゲー感満載のATと、尋常ならざるヒキとやらを発揮すれば万枚も夢じゃないという仕様のおかげで、刺さるまでのハードルが高くなり、跳ねたらデカいが勝率は低いモンスターマシンばかりです。

期待値だけで言えば今までとは比べものにならないレベルの期待値が拾えると思いますが、勝率はどうでしょうか。機種名は言わないようにしますが、セクシーな女の子を舐めるようにズームアップし、STの10G間に当たりを引いて連チャンしている間に上位を目指す台の秋山の勝率は25%ほど、直近5連単で毎回70枚前後のリザルト画面を見続けた秋山は怒りを通り越して無の境地です。他にも新台の泥棒さんは通常時からCZではCZゲーム数を超える確率の小役を引け、ATに入っても30GでCZ来なかったら終わり、来ても50%みたいな感じで導入から1週間で10台も拾えているのに勝率は0％という絶望を通り越して達観しております。

いかがだったでしょうか。北斗がどれだけ素晴らしい台だったか、そして昨今の機種がどれだけ荒く勝率が悪いのか、分かっていただけたでしょうか。秋山は昔から期待値は裏切らないから打ち続けるしかないと言ってきましたが、今の勝率の悪さだと安い期待値に飛びついていたらマジで破産すると思うので、石橋を叩き過ぎるほど慎重にハイエナをしましょう。そして、さすがにメーカーも気づき始めたのかマイルドな機種の開発も進んでいるみたいなので、本当に北斗が稼働貢献を終了する前に出てきてくれることを祈りましょう。

喰える台…それはホールも使いやすく、専業からも一般ユーザーからもハイエナからも人気のある名機です。そんなエナスマスプレゼントを期待して…メリーエナスマス！