先日、パチスロの規制緩和に関して『増加枚数2400枚の解釈がこれまでの「MY」から「差枚数」に変更される』というニュースをお届けしたが、さらに「明るいパチスロの未来」につながる情報をキャッチしたのでお伝えしよう。
その情報とは『有利区間ランプの廃止』である。
こちらはパチスロ内規に関する決定事項で、既に11月申請分の型式から適用されているとのこと。よって、早ければ2022年の春~夏頃には、この変更に沿った機種が登場すると思われる。ちなみに「ランプ」がなくなるだけで、「有利区間自体」がなくなるわけではない。そこは誤解しないようにご注意を。
では、有利区間ランプがなくなるとどうなるか? 予想を含んだ内容だが、簡単に解説しよう。
■AT終了⇒即ヤメの台が減る!?
現行6号機では「有利区間ランプ消灯=即ヤメ」「有利区間開始から100G以内がチャンス」といったように、非有利区間⇒有利区間のタイミングを基点として攻め時・ヤメ時を明確に判断できるものが多い。しかし、有利区間ランプがなくなれば、(AT完走時を除いて)有利区間の切れ目が分からなくなるため、そのような明確に判断できる機会は減るはず。
これにより、ゲーム性として「AT終了後も早い当たりに期待しつつ打てる」ような台も増えてくると予想できる。逆に「AT後に即ヤメされて、終了画面で放置」なんて光景は減る!?
■朝イチの稼働が上がる!?
現行6号機では「有利区間ランプの点灯or消灯」でリセットを見抜けるものが多い。しかし、有利区間ランプがなくなれば、当然この判別法が不可能となる。少なくとも「打たずにリセット判別できる」なんてことは無くなるため、そのぶん朝イチのホール稼働は上がるだろう。
6号機の稼働が低い原因のひとつであった「有利区間ランプ」。これを廃止することで、プレイヤーにとっては主に攻略面でマイナスな部分もあるが、それ以上に業界全体で見たメリットは大きい。メーカーはゲーム性の幅を広げられ、ホールは稼動増加に期待できる。これらのメリットは回りまわってプレイヤーにも還元される。
2400枚の解釈変更、将来的に登場する有利区間無制限のメダルレス機、そして今回の有利区間ランプ廃止。枚数上限2400枚という大きな課題は残っているが、パチスロ業界の明るい未来に向けて、組合と行政の間での交渉は今も続いている。
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