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4.5号機の登場で出玉面よりも演出面が人気の要因に! 混戦の2003年を制したのはあの名機!!【PLAYBACK/スロミー賞2003】

711枚のBIGだけじゃない! 演出も告知もBGMも支持された!!

※当該記事は2003年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。

今回から始まるPLAYBACKはパチマガ・スロマガの年末恒例企画「キングオブパチンコ大賞」「スロミー賞」の復刻版!

その年のNO.1機種を読者投票により決定する人気企画を、当時の原稿をそのままに、WEB上で完全再現。ランキング機種はもちろん、原稿内容や液晶写真など、いたるところで当時の雰囲気を感じることができるPLAYBACK記事となっているぞ。

今回は2003年のNo.1機種を決定する「第5回スロミー賞」をお届け! この年はスペック的な新機能よりも演出的な新機能を搭載した機種が数多く登場。さらに4.5号機となったことで出玉的にそれまでより押さえられたスペックとなった年。そんな混迷の1年を制した機種とは…要チェック!!


爆裂機問題が表面化した2003年…プレイヤーの支持を得たのは!?

誕生ではなく発展の2003年

今年もやってきました、年に一度の恒例企画「スロミー賞」。果たしてスロマガ読者が選ぶ2003年のNo.1は一体どの機種なのか…!?

その結果を見ていく前に、まずは昨年の動向を振り返ってみましょう。

獣王の登場以降、2万枚、3万枚…という景気の良い話が珍しくなくなったのが一昨年。そして、内規改正が行われ、出玉に規制がかかったのが昨年です。

これによってメーカーによる自主区分で決められた「4.5号機」と呼ばれる機種たちが主流となったわけですが、万枚到達率が低くなった4.5号機でも、多数の人気機種が生まれました。

システム的には、シフト持ち越し、ストック、AT…といった、それまでに生み出された機能を組み合わせた機種が多く、全く新しいシステムは生まれなかった年でもあります。

そんな中で話題を呼んだのは、「花火百景」の全面液晶、「キングキャメル」のドリームリール、「吉宗」のシャッター機能…などの演出でした。また同一機種で何種類ものパネルを出すという販売戦略が珍しくなった年でした。

さてそんな2003年、スロマガの読者が支持した機種を発表していきましょう!

■サウンド of the year

サウンド部門第1位は2位以下に1000票以上の差を付け「吉宗」の圧勝!! その勝因はやはりBIG中の3種のBGMをプレイヤーがセレクトできる点が大きかったようです。

●姫BIG中のBGMは最高のデキ。また、選んだBGMによってBIG中のゲーム性が変化するのが良い。(大阪府ミヨババ)
●鷹狩り演出中のBGMは、周りから羨望のまなざしで見られる。優越感に浸れる曲だ。(東京都・ダイ)

など、ゲーム性と噛み合ったBGMを評価するハガキがほとんどでした。

また2位以下に関しても、ゲーム性との兼ね合いを挙げる票が多数寄せられ、BGMの重要性が如実に現れた結果となりました。

■告知 of the year

告知部門でも「吉宗」がダブルスコアの大差で勝利!! 液晶演出の美しさもさることながら、BIG1回における重圧感がポイントとなったようです。

●液晶の告知もイイが、神々しく「八代将軍」と点灯する様は何回見ても美しい。(東京都・MAX)
●1回のBIGが他の機種の何十倍も重いので、液晶に「ボーナス確定」と表示されたときは「打ってて良かった」と心から思う。(群馬県・トッチー)

また、技術の粋を集めた機種が上位を占める中、もっとも単純といえる「ジャグラーガール」の告知ランプが4位に入賞しているのも注目ポイントでしょう。

■デザイン of the year

デザイン部門は大接戦の末「スーパーブラックジャックS777(以下SBJ)」が破竹の勢いの「吉宗」を抑え、トップに輝きました!

やはり主人公リオのキャラクターを前面に押し出したパネルデザインが高評価につながったようです。

●「SBJ」の液晶を見ているだけで楽しい。いくらハマってもあまり気にならない。(茨城県・ジャックベティ)
●今までのパネルデザインのなかで、最も萌えキャラの使い方が上手い。(千葉県・天井キラー)

ホール景品として登場したZIPPOライターやトランプなどが大人気という現象を巻き起こした「SBJ」。今年もこの路線はまだまだ続きそうです。

2003年スロミー賞は問答無用でこの機種!!

各部門で高い支持を獲得!!

というわけで、2003年パチスロオブザイヤーは2位以下に圧倒的な大差を付けて「吉宗」に決定しました!! 各部門賞でも全てにおいて高い評価でしたが、その中でも特に演出面を挙げる声が多く、大量獲得機にありがちなハマリを上手く克服した点が勝因となったようです。

規則改正により出玉面より演出面の強化が求められるこれからのパチスロ業界ですが、その指針となるべき機種といえるのではないでしょうか。

また、2位以下に関しても、演出によって高評価を博した機種が軒を並べています。厳しい規則の中で、いかにこれらのような「ファンに支持される機種」を作り出していくかがこれからの焦点といえるでしょう。

2位~10位がコチラ。ホール導入時期を考慮に入れると、約1年が経つ「アントニオ猪木という名のパチスロ機」や「巨人の星」がいかに根強い人気を得ているかがよく分かる。また、AT&ストック機能を搭載していない「花火百景E」の5位入賞も特筆に値するだろう。


今回はここまで! 次回PLAYBACK(10月3日更新予定)では第6回キングオブパチンコ大賞をお届け! お楽しみに!!


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