「獣王」が各部門も独占かと思いきや…あの名機たちが入賞!!
※当該記事は2002年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回から始まるPLAYBACKはパチマガ・スロマガの年末恒例企画「キングオブパチンコ大賞」「スロミー賞」の復刻版!
その年のNO.1機種を読者投票により決定する人気企画を、当時の原稿をそのままに、WEB上で完全再現。ランキング機種はもちろん、原稿内容や液晶写真など、いたるところで当時の雰囲気を感じることができるPLAYBACK記事となっているぞ。
そして今回は「第3回スロミー賞」をお届け! この2001年は新機能を搭載した機種が多数登場。これまで以上に射幸性が高くなった1年をいったいどの機種が制したのか…!? 他の上位ランクイン機種とともに要注目だ。
AT連チャン機が市場を席捲した2001年!!
昨年の受賞はオオハナビ…時の流れは早いものです
応募総数3952通。今年も地獄の集計作業を強いられる時期がやってきました。そう、スロマガ3月号の恒例企画「スロミー賞」! ゲーム性に飛躍的な進化が見られ、盛り上がる一方だったパチスロだけに、このハガキの多さも頷けるところ…なのだが、集計する方はかなり大変。それでもなんとか集計終了! 一通一通目を通してキッチリ集計したその結果を、早速発表していこう!
と、発表の前にここでザッと昨年発表された新機能を紹介しておく。
●ブラックジャック777(ボーナスストック機能)
●獣王(連チャンするAT)
●スーパーリノ(RTを利用したボーナスストック)
●ギャンブルコンボ2(成立したボーナスが消滅する)
…他にもあったが、細かいものを省くとこれらの機能が挙げられるだろう。
「業界に与えた影響度」という視点から総括すると、AT連チャン機やBRチャン機など、射幸性の高い機種が急速に広まった年、それが2001年だったと言えるだろう。
さて、それではいよいよスロミー賞結果発表! ページをめくれ!
■サウンド of the year
圧倒的な得票差で獣王に決定!!
まず最初はサウンド部門。昨年はAT機元年ということもあり、BIGや告知だけではなく、新たにAT中のサウンドにも注目が集まっている。
そんな中、見事1位となったのが獣王。選考理由で最も多いのは、やはりサバチャン中の音楽で「一度聞いたら忘れられない」「耳に残って離れない」、さらに「これを聞くために獣王を打つ」などの理由が最も多かった。
以下は、BIG中のBGM、1確停止音、15枚役ナビ音となっており、獣王から発せられる音の全てに、ある程度の票が集まっているのが特徴だ。これらの理由に加え、老若男女にさほど偏りなく票が集まっていることも、1位と2位の得票差に表れていると言えるだろう。
2位以下の主な選考理由(※BIG中のBGMは全て該当しているため割愛)は、
●ゴルゴ13…「俺の背後に立つな」「あの男に連絡だ」「10%の才能と…」といった告知のセリフ系
●コンチ4X…SR100のBGM。Xの連続演出時。
●ハードボイルド2…銃声音。SPテンパイ音。
●キングパルサー…3匹カエルや特大カエル出現時。
などが評価され入賞している。
そんな中、スーパーリノやラスベガスなど、2~3号機時代に名機と言われたサウンドがさほど評価されていないのは、当時を知る人間としては寂しい限りだ。
6位以下で注目すべきポイントは、スーパーリノの告知音が8位にランクインしているところ。告知部門と若干票割れした。その他、平和の人声音は評価高し!
■デザイン of the year
獣王を僅差でおさえたキンパルが堂々の受賞!
続いてデザイン部門。2000年は、アルゼ系機種が上位5機種のうち、実に4機種(1・2位、4・5位)を独占する圧勝ムードが漂ったが、今年は大激戦。1位の得票数を見れば票割れしたことは明らかで、上位入賞機種の差はかなり小さくなっている。
その接戦を征したのは、2位の獣王をわずか15票という僅差でおさえたキングパルサーだ。獣王とゴールド獣王を合わせた得票数(433票)でも届かなかったということを考えると、票割れしたとはいえ完勝と言えるだろう。最も評価されたのは、キャラクターのカエル。久々に復活した山佐代表キャラはやっぱり強かった…といったところだ。以下の理由は、高級感のあるパネル、白7と続く。
一方、2位の獣王は、パネルの他にサバチャンランプやBIG絵柄が評価されランクイン。3位のコンチ4Xはシンプルなデザインが、4位のハードボイルド2はパネルの「Hb」デザインが主に評価されている。
しかし、ここでの注目は5位のサンダーV2だ。応募期間中に導入されている地域はほとんどなかったにも関わらず、サンダーの後継機という期待感とパネルデザイン、この2つのみでランクインしたことを考えると、現在のパチスロ業界はいかに視覚に訴えるものが重要であるかが伺える。
上位入賞こそしなかったが、トーフシリーズのキャラクターは人気が高い。理由のほとんどが「あのキャラ」ということで、2機種の得票を合算してみたところ…5位にランクインとなりました。
■告知 of the year
上位にに3機種を入賞させた山佐が圧勝!!
続いては、ゲーム性の核となる告知部門。サブ化による演出進化は昨年も健在、さらにサウンド部門同様、AT機の登場によってその評価のされ方が大きく変わった部門でもある。注目の1位は…スーパーリノ!
特殊なシステムではあるが、完全告知機種が2001年No.1を獲得した。選考の主な理由は「心臓が止まりそう」や「腰が一瞬宙に浮く」…など、やはりあの衝撃的な音が多くのプレイヤーを虜にしたようだ。もちろん5プレイ目のアツさとの相乗効果というところもあるのだろうが、リールのスベリである程度分かっていても驚いてしまうあの告知は、No.1になるべくしてなったと言える。さらに山佐は上位5機種のうち3機種をランクインさせていることからも2001年告知部門No.1ともいえるだろう。
ちなみに2位以下の機種と主な理由は以下の通り。
●獣王…ドットに「A」が止まる瞬間全般。キリン。マングース。サバチャンランプ点灯
●サイバードラゴン…麒麟のシルエット。ミッション
●キングパルサー…ドットの連続アクション。3匹カエル。特大カエル
●ゴルゴ13…「10%の才能と…」や「俺の背後に…」などのセリフ系。
スーパーリノの告知、獣王のドットなど、その機種が持っている特性をいかに引き出せるかが人気のポイント。他部門ではAタイプが1機種なのに対し、ここでは2機種がランクインしている。
複雑化する中、完全告知台の人気も高い!
告知演出が複雑化する中、完全告知機種の人気が高かったのも2001年の特徴の一つ。1位のスーパーリノを初め、8位~12位に関しては、実に5機種全てが完全告知機種(一部若干の例外あり)で占められている。3機種ランクインのパイオニアに、完全告知 of the year!!
スロミー賞は…大方の予想通り「獣王」が受賞!
それではいよいよ、2001年のスロミー賞発表!
1位に輝いたのは、AT連チャン機ブームの火付け役となった「獣王」! これはもう大方の予想通りで、得票数も2位に大差を付けての圧倒的勝利。業界に与えた影響を考えても、誰もが納得の機種と言えるだろう。
2位以下に選ばれた機種はご覧の通りだが、昨年と比較して大きく変わったのが「Sammy系機種の台頭」だろう。1位の獣王を始め、3位・7位・10位と、上位10機種中4機種ものSammy系機種が入賞しているのである。また、3機種が入賞した山佐の健闘も見逃せない。賛否両論のストック機だが、この結果を見る限り、多くのプレイヤーに認められていると言えそうだ。
さて、以上の結果となった2001年スロミー賞。来年の発表で、この勢力図に大きな変化はあるのか!?
今回はここまで! 次回PLAYBACK(9月26日更新予定)では第4回キングオブパチンコ大賞をお届け! お楽しみに!!
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