先日行われたSG日本選手権、優勝戦にコマを進めたメンバーは歴戦の猛者ばかり。そんな中でSG優出を決めた伊勢崎の三浦康平選手はランクがA32。8年間遠ざかっていた優勝を前節の伊勢崎開催で決め、勢いそのままにこの日本選手権でも優勝戦への切符を掴み取った。

結果は青山周平選手の優勝。1枠から鈴木圭一郎選手の先行で幕を開けたが、2番手から一瞬のスキをついて頭に立つと、いつも通りインコースをキッチリ固めて後ろにピッタリつけていた圭一郎選手に隙を与えることなくゴール線をくぐり抜けた。このマッチアップは何度目か分からないが、そびえ立つ城壁は高い。いつか鉄壁の青山城を攻略する人が現れる日を密かに楽しみにしている。

さて、今回はそんなドラマの舞台となるオートレースにおける主要グレードレースについて紹介していこうと思います。

グレードレースは大きく分けて3つに分類されます。

【SG】【GI】【GII】

の3つですね。GIに関しては特別G1という種類のものがあり、これはSGとGIの中間のグレードみたいなイメージです。そしてGIIより下のものは一般開催と呼ばれたりします。

SG競走は年間5回開催されます。伊勢崎だとお盆休み付近に行われる真夏の祭典SGオートレースグランプリ、川口だと年末大晦日の日に優勝戦があるスーパースター王座決定戦などですね。冒頭で述べたSG日本選手権は飯塚での開催でした。

これらの中でも特に盛り上がるのがやはり年末のスーパースター王座決定戦ですね。このSG開催のトライアル戦では、その年に活躍した選手、上位16名を集めて、そのメンバーのみで番組が組まれて戦い続けます。

4日目までのトライアル戦では枠番抽選となりますが（※例外もアリ）、5日目の王座決定戦ではポイント上位の人から好きな枠を選択することが可能。そして、その年のナンバーワンが12月31日の大晦日に決まることになります。

そして年が明けて間もなく年始一発目のG1シルクカップが伊勢崎オートレース場にて幕を開けます。シルクとは絹を意味し、群馬県ではまゆと生糸は日本一と上毛かるたでも謳われております。ちなみに上毛かるたとは群馬県民なら誰しもが知るローカルかるたです。知らない人はおそらく群馬県民ではありません(笑)。

話がそれましたが、そんな群馬の名産品が由来となる大会が僕らの目指すシルクカップという訳ですね。ここからまだまだ色々なことを学んで、この来年のシルクカップを皆さんでワイワイ楽しみましょう。

来年1月9日（月祝）の優勝戦ではYouTube配信or公開収録も予定してますし、その時に質問などあれば出来る限り答えさせて頂きます。なんならオートレースに関して聞きたいことがあったらDMなどもOKです。

ではまた来週もオートレースの楽しみ方を伝えていきますよ!!