パチンコ・パチスロに「念力」とか「ハンドパワー」は通用するのか?

Written by あしの
パチンコ・パチスロに「念力」とか「ハンドパワー」は通用するのか?

過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ


チワッスあしのです。

ホールで出会ったわけわからない隣人を紹介するこちらのコラム、今回はペンネーム「MY」さんのお便りを紹介します。どうも、MYさん!

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マイホにはたまに出没する変な人がいます。

おそらく60代くらいの方で、その人は左手だけで遊技し、MAXベット→レバーの後に必ず画面に向かって勢いよくパーを出します。念なのか何なのか分かりませんが必ずです。

テンポも変わりません。隣で打っているとその光景に、悪いと思いながらもマスクの下では笑ってしまいます。

かなり大きなアクションで気が散るので声かけても大丈夫でしょうか?

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声かけても大丈夫かどうかでいうと、かなり危険かもしれませんな

うっかりすると気功だか念力だか分かんないですけどハッ! ってされて頭パーンなるかもしれませんのでお気をつけを!

手のひらを画面に向けるというのはパチンコ・パチスロにおいてはホントによく見る光景でありまして、今この瞬間にも手のひらをハッてしながらプレイしてる人は全国に結構な数いると思います。

はい、実は「手のひらからなにか神秘的なものが出る」というのは日本のみならず世界中でかなり一般的な考え方です。

例えば「サイババ」なんかはどストレートに手のひらから「不思議な粉」を生み出してはそれを売ってましたね。

中国の「気功法」やキリスト教の「按手(あんしゅ)」なんかもそうなんですけど、このような例は枚挙にいとまがありません。

要は「手のひら」というのは我々人類にとってすげえ神聖であり特別なパワーが出る所という認識がわりと一般的なんです。

なんでそうなってるかはおそらく発達心理学方面からのアプローチが有効だと思うんですが、そこまで解説すると本格的にパチンコ関係なくなるのでここでは「そういうもんだから」という事で飲み込みましょう。

そしてですね、ここでいう「神聖なパワー」というのは宗教的なものだけではなく、もっと物理的な自然科学に対しても用いられるんですよ。

よくあるのがゴルフや野球などの球技、フェアウェイギリギリの球筋だったり、あるいはホームランかファールかギリギリの打球だったり、そういうのを目撃すると人は思わず手のひらで右!とか左!って動かそうとしちゃうんですね。めっちゃ離れてるのに。

あとは「超能力」もそうですね。ユリ・ゲラーのスプーン曲げは手のひらフル活用でしたし、また手品師とかは良く手のひらでハッ!ってやってコインを移動させたりするパフォーマンスをやりますな

もっというと90年代に大ブームを起こしたMr.マリックのキャッチコピーは「ハンドパワー」でしたし、これが「フィンガーパワー」じゃなくて「ハンドパワー」の方がスッと入るのは、やっぱ我々の根本に「手のひらから出るなにか」というのがあったからだとオレは思います。

で、そう考えるとパチンコ図柄やパチスロのリールもそうで、「当たれ」と念を送る時はやっぱ人は手のひらを向けるんですよ。

海物語なんかはより分かりやすくて、リーチアクション中の止まりそうで止まらない図柄の動きなんかはいかにも手のひらでハッてやったら止まりそうですし、んでそれを実際にやってる人が多かったからこそ、SANYOさんはそれを正式にギミックとしてタッチセンサーを取り入れ、画面をパーでハッてしたらキュインキュイン鳴るようにしてるわけですね。

というわけでですね、今回の「MY」さんのお便りのオッサンなんですけども、おそらくマジで手のひらのちからで何かしようとしてるんですよね。実際そういう宗教もありますし。なので下手に話しかけるとね、頭パーンされるか、あるいは勧誘されます。

気をつけなはれや! 以上!

皆様の体験談を大募集

隣に座ったヘンな客…アナタの体験談を教えてください!

ライター・あしの氏が当コラムにて紹介させて頂く…かもしれません。

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担当ライター

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