機種名だけではどんな機種なのか想像もつかず(!?)、あまりにもクセが強すぎたために(!?)、どこにも記録が残っていないような迷機を取り上げるこのコーナー。
今回取り上げるのは、「CRヤバイよ!!哲ちゃん」(2007年・アビリット)だ。
それでは、レッツラゴー!!
これぞ平成における究極のレア台!?
まず本機シリーズは3タイプあり、「FN73A」が確率1/367.67→1/36.767・出玉約1620個(9C×15R)・確変突入率73%(突確含む)・すべての大当り終了後に時短100回、「FN61」が確率1/312.33→1/31.23・出玉約1620個(9C×15R)・確変突入率61%(突確含む)・すべての大当り終了後に時短100回、「JN66」が確率1/215.42→1/204.65・出玉約1620個(9C×15R)・確変突入率66%・すべての大当り終了後に時短0回or50回or100回。ライトミドルの「JN66」のみ特殊タイプだが、他は突確搭載の当時流行のハイミドル~ミドルタイプだった。
しかし、当時毎日のように関東近辺を中心に時には遠征したりして、いろんなホールに通い詰めていた自分がホールで見たのは…たったの1回こっきり。それくらい設置台数が少なかったと言える(※あくまで個人の感想です)。さらには確かアメトークのパチンコ芸人あるいは出川が出てる回で、台を借りるのに苦労した的な話で間接的に設置の少なさを実証しつつ取り上げられたことがあったかと思う。
予告は「ステージ共通」「横浜ステージ限定」「海中ステージ限定」の3種類に分かれる。
いろんなキャラが通過する「キャラ通過予告」があったり、看板やチラシ・カンペ・ボタンで出現する文字の種類でアツさが違ったり、穴に落ちる予告があったり、リアクション予告があったり、…とにかく豊富だったとだけ言っておこう。
突確搭載の「FN73A」「FN61」に関しては、通常時の様々なタイミングでハリセン役物が画面をブッタ斬り突確の「哲朗チャンス!!」に突入する可能性がある。
実写カットインが発生すれば期待度アップ。
リーチは基本的に7種類の「チャレンジゲーム」と5種類の「罰ゲーム」で構成されており、チャレンジゲームから罰ゲームへの発展を待つゲーム性になる。
上の「モグラ叩きチャレンジ」「刑事チャレンジ」「大食いチャレンジ」からは罰ゲーム発展率10%未満で期待薄。
チャレンジゲームは他に「横綱チャレンジ」「ホストチャレンジ」「ホームラン王チャレンジ」「ヒーローチャレンジ」があるが、ホームラン王&ヒーローチャンレンジの2つが罰ゲーム発展率約69%とアツかった。
罰ゲームはおなじみの「カレー地獄」「熱湯地獄」「バンジー地獄」などがあり、これらはそこまでアツくない。
プロレス地獄は技に耐えてロープまで逃げ切れば大当り。信頼度は16.3%程度。
罰ゲーム中で最もアツいのが「ハリセン地獄」で信頼度約40.3%。ハリセン役物も動く。
全回転もあるにはあるが、出現率が約6万分の1という激低ぶりに加え、確変期待度約59.7%と確変確定演出ではないので、まさにいろんな意味でのプレミアムになっていた。
演出的にはハズレ目停止後に哲ちゃんがUFOに吸い込まれて発展する。
通常図柄大当りのラウンド中には、お仕置きロボと哲ちゃんがバトルを開始する昇格演出が発生。攻撃はハリセンの方がアツい。哲ちゃんが勝てば、確変に昇格(JN66の場合は時短)。
結局筆者は1回しか打ったことがなく、当たったことがないのでつまらなかった記憶しかないものの、こうして振り返ってみると、意外に面白そうな気がしてきた。おかしいかな!?
<つづく>
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