息を潜めてシコシコ打ち続けたゆえの疑問
猛暑に体も頭もやられっぱなし。猛暑日退避生物のメシUMAです。
こんだけ毎日暑いと……ホールで涼みたくなりますよね~。
そんなワケで今年の夏は私、仕事をしたり、仕事をサボって打ちに行ったり、休日朝から打ちに行ったり。(←打ってばっかじゃねーか)
ただし! メシUMAとてパチンコ編集者の端くれ。ただ、遊びで打っていたワケじゃありませぬ。色々考えながら打っていたワケですよ。
というのも、今年はどうにも「エヴァ15を完全に超えた!」という、確たる機種が定まっていない状態。(←これからそうなる可能性のある機種は控えていますが……)
その原因ってのは色々あるのは間違いないのですが……
『皆、同じようなRUSH中の高速消化×即当りオンリーゲーに飽きてんじゃね?』
とも思うワケです。実際、パチマガスロマガモバイルのユーザーアンケートでは「エヴァくらいがベスト」って声は多かったですしね。
でも本当に「RUSH中の速さがウリの機種=ダメ」なのか……?
テナワケデ。独自にホールデータを入手・調査し、稼働の良い台・イマイチな台を分けるのは「本当にRUSH中の消化スピードに原因があるのか?」を紐解いていきたいと思います!
今回調べたのは『現役稼働機種のRUSH中消化スピード』。これに『稼働状況』を照らし合わせて、色々分析していきます。
これまでの大ヒットマシン
【大ヒット機種の一例】
●Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン(ミドル)
●P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.
●新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~
言わずもがなの大ヒットマシンですね。そんな3機種のRUSH中消化スピードはこんな数値でした。
【RUSH中の消化スピード】
Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン(ミドル)……35回転/1分間
P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.……70回転/1分間
新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~……35回転/1分間
リゼロとユニコーンは爆速タイプだと思っていたのですが……意外。しかし、ユニコーンはそれだけ「速さ」と「ドキドキする瞬間」が上手く作られているってことなんでしょうね。
エヴァはRUSH中の擬似変動があるので、もっと遅いイメージでしたが……そんなこともなかったw 逆に、あの擬似変動がなかったらアッサリした印象……だったかもしれません。実は意外と良い仕事してる、擬似変動!
リゼロは他2機種と比べて消化スピードがほぼ倍! そりゃ出るのも駆け抜けるのも速いワケだわ……。
今年デビューしたロングST×高速消化マシン
今年デビュー組ではもっとも該当する機種が多いのがこのタイプ。
【今年デビューしたロングST×高速消化マシン】
●Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED
●P真・一騎当千~桃園の誓い~
●e花の慶次~裂 一刀両断
2023年7月~8月に導入された、導入台数の多い機種。
【RUSH中の消化スピード】
Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED……55回転/1分間
P真・一騎当千~桃園の誓い~……60回転/1分間
e花の慶次~裂 一刀両断……53回転/1分間
若干の違いこそあるものの「今年のロングST機種」はエヴァやユニコーンの1.5倍以上の消化スピード!
リゼロよりは若干抑えめなものの、今年登場した多くのロングSTマシンは「リゼロ寄り」のゲーム性……と言えるのではないでしょうか?
ちなみに、自分の住んでいる地域では「ガンダムSEEDフル稼働」「一騎当千フル稼働」の状態。ただ、一騎当千の方が台数の少ないせいかヤメる人が少ない印象です。
実際、ホールデータでも一騎当千は稼働良いらしいヨ!
今年デビューしたロングST以外のマシン
これも時代っちゃ時代ですが、今やロングSTじゃない機種の方が少ない……ッ!
【今年デビューしたロングST以外のマシン】
●Pブラックラグーン4
●Pフィーバー炎炎ノ消防隊
●P大海物語5
いずれも「覇権」とは違うのかもしれませんが、ホールで根強い人気となっている機種ばかり。
【RUSH中の消化スピード】
Pブラックラグーン4……15回転/1分間
Pフィーバー炎炎ノ消防隊……7回転/1分間
P大海物語5……20回転/1分間
RUSH中の消化回転数がこれまでと大きく違うw それもそのハズで、ブラックラグーン、炎炎ノ消防隊はともに短い回転数消化でしっかりバトル演出で決着を付けるゲーム性。
大海5はここ数年の海シリーズより消化スピードが上がったとはいえ、しっかりリーチ演出で確変継続or終了を告知してくれます。
これらの機種の人気が根強いのは「しっかり演出を経て、継続or終了を告知」って部分がウケている部分なのかなぁと。高速消化のロングSTで駆け抜けると「何もなかった」感が強いのでね!
まぁ、出るときはどの機種もあっという間ですけど。
【まとめ】比較対象が『エヴァ』ではないだけ……?
そんなワケで「RUSH中の消化スピード」を調べただけでも色々なことがわかってきました。
・「エヴァ」「ユニコーン」辺りが同じRUSH消化速度
・今年出たロングST機種の大半は「リゼロ」に近いRUSH消化速度
・根強い人気となっている「バトル演出」タイプ
簡単にまとめるとこんな傾向。んで、かつての大ヒットマシンのような状況が現在生まれていないのは「ゲーム性がエヴァではなくリゼロだから」なのではないでしょうか?
個人的な私見もありますが、現在に至るまでのパチンコの覇権機種の流れって、おおよそこんなところだと思います。
『源さん超韋駄天が超人気→ユニコーン1強→エヴァ・リゼロの2大巨頭→現在エヴァがホールの主役』
よって、今皆が満点評価を出すのは「エヴァ寄りのゲーム性」。そんななか、リゼロ寄りのゲーム性が大半……ってなると、やっぱり評価は高くなりづらい状況かなと。
もちろん、消化が速いことによる魅力はいっぱいある。
・短い時間で畳みかけるような連チャンは脳が焼かれる
・平日夕方からの短時間勝負がしやすい
・最後の逆転を賭けて遅い時間まで打ちやすい
・RUSH中時間が短く、夜の稼働も上がってホールもニッコリ
などなど。現に、「P真・一騎当千~桃園の誓い~」や「Pビッグドリーム3 77ver.」は自分を含めユーザー評価が高い機種。この2機種はかなりの爆速RUSHです。
(ちな、Pビッグドリーム3 77ver.……65回転/1分間のRUSH速度)
現役機種でRUSH最速消化のリゼロですが、違和感探し……今打っても面白い。しかも、その出た違和感の「結果」をキチンと提示してくれる。
このように、速い機種でも人気なものは人気なワケですから、「速さ=ダメ」にあらず。
「速さとゲーム性が(コンテンツ込みで)マッチしているか?」
「打っていて納得できたり楽しみに繋がる”結果”を見せてくれるか」
単純だけど、この辺りの要素が噛み合う機種が、次の覇権となるんじゃないですかね?
スペックや勝てる状況かも重要になってきますが、今回はあくまで「RUSH中の速さ」だけにフォーカスを当ててみました。
(C)隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/コアミックス 1990 版権許諾証 YYJ-924
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