機種名だけではどんな機種なのか想像もつかず（!?）、あまりにもクセが強すぎたために（!?）、どこにも記録が残っていないような迷機を取り上げるこのコーナー。
今回取り上げるのは、「CRジョブレース」（2006年・平和）だ。
それでは、レッツラゴー!!

横スクロール×5ラインというおなじみの演出を搭載した完全なる「海物語」オマージュ機である。様々な職業のレーサーが図柄になっているから「ジョブレース」ということだ。

スペックは3種類あり、『PJ』が大当り確率1/99.25→1/11.68・出玉約560個（5R）・確変突入率100％（毎回転1/6.5の転落抽選あり）・すべての大当り終了後時短30or70回転、『QJ』が大当り確率1/157.75→1/15.78・出玉約560個（5R）・確変突入率50％・すべての大当り終了後時短100回転、『AJ』大当り確率1/199.25→1/20.44・出玉約1540個（15R）・確変突入率100％（毎回転1/6.5の転落抽選あり）・すべての大当り終了後時短30or100回転。

本機はステージが3種類（サーキット・ジャングル・砂漠）あるものの、基本的にスーパーリーチが3種類のみで、ノーマルリーチでの大当り割合が実に約6割を占める。このことからも極めてシンプルなゲーム性かと思いきや、予告アクションはかなり豊富に存在。

「7セグ予告」は基本的にスピードを表示するが、上部の文字によっても期待度が変化。

「タコメーター予告」は基本的に針の位置によって期待度が変化するが、highのみしかないパターンや「bravo!!」パターンもあり。

「ステップアップ予告」はどのステージにおいても3段階あるが、いずれもSTEP3まで発展すればスーパーリーチ確定。

「リバース予告」は図柄が逆走（左→右）して停止する激アツパターンだ。

各ステージ対応の「群予告」発生でもちろん激アツ。

とにかく他機種に比べてもノーマルリーチでの大当り割合が断然多い本機。リーチになれば当然期待できる。「リーチ」の代わりに「大当り」なんてことも。

シングルスーパーは「激走リーチ」。当然ながら進み＆戻りもあるぞ。

ダブルスーパー「すずかリーチ」は、各ステージでコスチュームもチェンジ。

チャンスタイム中限定の「レースリーチ」は横スクロールではなくなるスーパーだ。

再抽選ももちろんあり。ココで昇格できなくても大当りラウンド中にチャンスあり。

偶数図柄大当りのラウンド中は昇格を賭けたレースが発生。

宿敵ガンドルフを見事倒せば、『PJ』『AJ』では時短回数が昇格。対戦相手がガンドルフ以外だったら!?

他にメイドのすずかちゃん登場からいきなり当たるプレミアムもあった。

とにかく海物語のオマージュ機ながら、意外と作り込まれていた本機。ワープルートが液晶右上の「ピットゾーン」になっていて、ココを玉が駆け抜けてステージ手前or奥に振り分けられ、奥ならほぼヘソ入賞となったりするアナログ的な楽しみもあった。今思えば、結構よくできていたよなあ。

＜つづく＞