◎2025年1月度 パチンコ・パチスロユーザーアンケートにご協力ください！

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［チャンスメイトからのお願い］

これから導入される新台への期待感や、導入済の台への新台評価等、皆様の声をお聞かせください。約3分程度のアンケートです。

回答結果はご回答頂けましたユーザーさんのみ、閲覧可能となります。

締切は1/22（水）いっぱいとさせて頂きます。皆様、よろしくお願いいたします。

※本記事は＜前編【パチンコパチスロの闇】どうやったら作れるんだレベルのクソ台が世に出る理由＞の続きです。未読の方は、まずこちらからお読みください。

そんな様々な視点を持って作られる必要のある遊技機ですが、当然のことながらすべての理想を叶えることができる機械がリリースされることは非常に稀です。もちろん、全開発者が開発中の全機械を最高の台に仕上げるための努力をしていますが、製造業ならではの問題があります。それは「製造ロット」の問題です。

パチンコパチスロメーカーは製造業であるために、在庫問題は切っても切り離せません。特に、遊技機の原材料である部品は1点モノが数多くあるうえに、その製造原価も比較的高いものが多いです。何せパチンコパチスロ業は「許可制」の上で成り立っており、保通協等の指定機関で適合を受けた機械はすべての部品が同一の型番でなければリリースができません。それゆえ、この機械でしか使用しない部品というのが他の業種業態よりも数多く存在します。これが、他の業態における製造業の部品とは大きく異なる点で、パチンコパチスロのメーカーが懸念する在庫リスクとなります。

従って、リスクのあるメーカーとしては機械の材料発注において非常にシビアに判断されます。メーカーは本来であれば販売台数を伸ばし、売上と利益を確保したいのは当然ですが、開発中の機械がどう見ても「売れなさそう」な場合、
・メーカー…売れない
・ホール…稼働しない
・ユーザー…つまらない
という、三方悪しな最悪のシナリオが待っています。

この結末を回避するために、開発中の機械ではしばしば方向転換が求められることがあります。例えば、スペックの見直しです。

現在なら「LTを搭載する」という手段があります。最近ではすっかり定着しましたが、少し前まではLT機というだけで貴重でしたし、確実にLT機の流れは来ていました。LTさえ搭載していれば販売台数が伸びる、といった具合に、一時期はメーカー側のボーナスタイムだったように思います。

また一方で、機械そのもののスペックを辛い台にするといった方法もあります。要は粗利マシーンに特化するというやり方です。当然、ユーザー評価を下げてしまいますが、その分、ホール側の最悪（稼働しないし、粗利も抜けない）を回避することは可能になります。

といった具合で、メーカー開発もまずは所属している会社を儲けさせなければなりませんし、そもそも会社の上層部を納得させなければ開発からFIXさせて保通協申請させることすら間々ならないという現実のため、そういう中で自分の理想を完璧に実現させた機械開発をすることは非常に困難です。そんな状況下にありながら、それでも「メーカー上層部」「ホール」「ユーザー」の3者それぞれが満足する結果を出さなければならないという点において、開発という仕事がいかに難しいか？をほんの少しでもご理解いただけると幸いです。

パチンコ・パチスロ開発の表も裏も知り尽くしたチャンスメイト荒井氏が、あなたの質問にぶっちゃけ回答しちゃいます！

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