ホントにあったパチ屋の事件簿、第11回。

今回は、特に注意をしていただきたい「子どもの車内放置」のお話。

ホールさんによる駐車場見回りの徹底や、一般遊技客の意識の高まりもある……にも関わらず、近年になってもなお、駐車場の車内に幼い子どもを置いて、パチンコやパチスロに夢中になってしまう親がニュースになることもしばしば。

実は、これは刑法218条に抵触する犯罪なのです！

3月8日、北海道旭川市でパチンコ店の駐車場に停めた車の中に、午前9時過ぎからの約3時間半、乳児の娘を置き去りにした容疑で、父27才と母17才が逮捕された。

警察発表によると、ホール従業員から「駐車場の車内から乳児の泣き声が聞こえる」と通報があり事件が発覚。娘にけがは無かった。乳児は2人の実の娘で、警察は日常的な虐待がなかったかなどを調べているとのこと。

本件は、保護責任者遺棄罪というれっきとした犯罪行為です。車中が暑い寒いなどは関係なく、生命の危険が伴う虐待行為です。

保護責任者遺棄罪とは、刑法218条に定められている幼児や高齢者、障害者、病人など、保護する責任のある人が保護を怠った場合に成立する犯罪です。罰則としては3ヶ月以上5年以下の懲役とされ、万一、死亡させてしまった場合には、上位にあたる保護責任者遺棄致死罪の対象となり、量刑も懲役3年～20年となります。

加えて、この手の輩によるこの手のニュースのせいで、我々パチンコファンの民度が全般的に低く見られがちなのは残念なことです。ホールさんや一般遊技客の件の努力も一撃で台無しです。

お子さんのためにも、ご自身のためにも、パチンコ業界の未来のためにも、車内放置はダメ、絶対！

大昔のパチ屋は普通に子どもが店内で遊んでいたし、キッズスペースが備わってた店も存在していましたけどね。時代は変わりましたし、、、今も昔も車内放置は絶対に許されないことに変わりありませんのでね。