機種名だけではどんな機種なのか想像もつかず（!?）、あまりにもクセが強すぎたために（!?）、どこにも記録が残っていないような迷機を取り上げるこのコーナー。
今回取り上げるのは、「CRフィーバーぴくぴく」（2003年・DAIDO）だ。
それでは、レッツラゴー!!

本機「ぴくぴくシリーズ」は実に6タイプあり、CR版の『MX』が大当り確率1/315.5→1/63.1・出玉約1820個・確変突入率1/2・以後1回継続・リミッターなし・確変終了後に時短100回、『RX』が大当り確率1/323.5→1/53.9・出玉約2040個・確変突入率1/2・以後1回継続・リミッターなし・確変終了後に時短100回、『SX』が大当り確率1/329.5→1/54.9・出玉約1830個・確変突入率1/2・以後1回継続・リミッターなし・確変終了後に時短100回、『JX』が大当り確率1/350.5→1/58.4・出玉約1820個・確変突入率1/2・以後1回継続・リミッターなし・すべての大当り終了後に時短100回、『FX』が大当り確率1/359.5→1/59.9・出玉約2040個・確変突入率1/2・以後1回継続・リミッターなし・すべての大当り終了後に時短100回、唯一の現金機版『DX』が大当り確率1/215.5・出玉約1870個・大当り終了後に1/2で時短100回＆1/2で時短50回。

そして本機最大の特徴が、ヘソ下に本物そっくりの玉ウキ役物が付いた「ぴくぴくチャッカー」を搭載している点。

このウキはヘソに玉が入った瞬間に作動する仕組みで、後述するが2回動いた場合は「連続釣り上げ予告」、激しく動いた場合は「GET予告」の合図となった。

予告アクションはまず「ステップアップ予告」。S1では役物にもなってる本機オリジナルキャラの女の子・愛ちゃんが振り向き、S2で犬のラッキー、S3でパパ、S4でママ＆アタル（弟）が登場。S3でリーチ確定、S4で期待度大幅アップ。S2でラッキーの代わりにダルメシアンのブラッキー登場なら激アツだった。

ウキがぴくぴく動いて発生する「連続釣り上げ予告」では、ザリガニが釣れればリーチ確定、タコが釣れればスーパー確定＆信頼度大幅アップとなった。

リーチアクションには数々のスーパーが存在し、まずは「スプラッシュリーチ」。

愛ちゃん1人から愛ちゃんのカットイン発生で、家族が全員集合するSPパターンに発展。

他のスーパーでも基本、SPパターン発展時には愛ちゃんのカットインが発生。

「バブルリーチ」ではSP発展でトリプルラインに。

「バトルリーチ」は横スクロールでバスと格闘後、発展すれば4回チャンスのマルチリーチに。

左中or中右同図柄停止などのチャンス目から発展する「フッキングリーチ」は突入パターンが唯一変則的。

プレミアムの「ランカ―リーチ」はパパが湖のヌシを釣り上げ、3回以上の大当りが確定した。

「連続釣り上げ予告」で湖の栓を釣り上げれば、「ダイナミックリーチ」に発展。湖の水が全部抜け、「大当り」が浮かび上がる。

「ぴくぴくチャッカー」の玉ウキが激しく動いた場合は保留にGETマークが表示される「GET予告」へ。マークされた保留で必ず大当り確定となった。

本機には他に「雨予告」などがあり、バス釣りに最適な天候に変わればチャンスとなった。それにしても、本機はバスフィッシング（ルアーフィッシング）をテーマにしているにもかかわらず、そういった釣りではほぼ使用することのないウキ（玉ウキ）の役物を搭載している点が当時は気になった。おそらく、ルアー釣りに飽きた弟が手竿で小物でも釣ってたんだろう。

＜つづく＞