新しいエヴァのもうひとつの注目ポイント
2025年の(も)パチンコの勝ち頭はエヴァ未来。来年からは「はじまりの記憶」を勝ち頭にと目論むSANKYO系偏愛パチンコライターのビッグフットです。
先日アップした最速試打コラムは読んでいただけましたか? 遊技機について今語れることはリンク先で語り尽くしたので、今回は実機を見てすごく気になった、というか感銘を受けた英語字幕機能について語りたいと思います。
これ、マジで新たな市場を掘り起こすかもしれません。

意外と知られていない巨大市場
日本政府観光局(JNTO)によると、英語を主要言語とする国、地域からの訪日客は年間で約640~660万人。これは韓国(約880万人)、中国(約700万人)、台湾(約600万人)に匹敵する第4の巨大市場ととらえることができます。
2024年からは円安の影響もあり、アメリカ、イギリス、カナダなど英語圏からの旅行者は前年比で35~45%ほど増えており、今後も安定した成長が期待できるでしょう。
将来性の塊とも言える英語圏の訪日客に対し、抜群に相性が良いIPと言えるのがこのエヴァンゲリオンシリーズ。
エヴァンゲリオンは元来より北米や欧州では伝説的日本アニメとして認知されており90年代から人気がありましたが、近年ネットフリックスやアマゾンプライムなどのストリーミングサービスで全世界に配信されたことにより、ストリーミングで初めてエヴァンゲリオンに触れた若年層にも人気が拡大・更新されています。
そのエヴァンゲリオンが誕生30周年。六本木で開催されている30周年記念展などでエヴァ界隈が盛り上がっているのと、かねてより親エヴァ地域である英語圏からの訪日客が増加しているこのタイミングとリンクして登場した新台「e 新世紀エヴァンゲリオン~はじまりの記憶~」が英語圏を強く意識しているのは偶然などではないのです。
ビスティ&フィールズの姿勢と取り組み
上画像のような英語字幕が演出の全テロップに付与されるほかに遊技方法説明ムービーも搭載されており、



しっかりとケア。(※フィールズ公式YouTube「How to Play Smart Pachinko」より引用。実機でも同じものを閲覧できます)。なお、画面内に多くのキャプションが見えますが、これらすべてフル音声で読み上げてくれています。
そして、何よりフィールズの本気を感じ、この記事を書こうと決めたのがフィールズ公式のYouTubeアカウントから上げられたこの動画。
日本における「ぱちんこ」という産業の概要と歴史、パチンコエヴァンゲリオンシリーズの振り返りまでを完全英語圏向けにわずか2分20秒にまとめた素晴らしいコンテンツです。
英語圏の人に絶対に打ってもらうんだという強い意気込みを感じました。
すべての駅前がエヴァの聖地に
30年の歴史を持つエヴァシリーズ。箱根、宇部新川、天竜二俣など多くの「聖地巡礼スポット」がありますが、それらに加えて、日本中どこでも手軽に訪れることができるエヴァの聖地があるのをご存知ですか?

※画像はいずれもフィールズ公式YouTubeチャンネル「Japanese Pachinko」の動画より引用
そう、パチンコホールなのです。北海道でも奈良でも京都でも沖縄でも、ホールに一歩足を踏み入れればそこはエヴァの聖地。どこがエヴァのシマなのか一目でわかる筐体デザインもここで活きてきますね。
最後のピースはホールが埋める
ここまでのお膳立てを活かすにはホールの協力も不可欠。エヴァはじまりの記憶に座りたそうな訪日客の方がいたら、まずは遊技方法説明ムービーを見てもらい、分からないことがあれば答える。ムービーではホールにより事情が違いすぎるためか景品交換の詳細については触れられていないので、景品交換時もサポートするから声をかけてなどと伝える。
これが滞りなくできれば、英語しかわからずパチンコが初めての方でもしっかり楽しんでもらえるのではないでしょうか? 見知らぬ地を訪れた観光客が頼りにするのは何よりも口コミ。英語サポートがしっかりしているホールだということが口コミで伝われば、そのホールは多くの訪日客が訪れる有名スポットになれるかもしれません。
この新たな取り組みを活かせるかどうか、最後はホール次第。色んな国のお客さんでエヴァのシマが賑わっている光景を夢見つつ、地獄の年末進行に戻ろうと思います。
広まれッ! Japanese Pachinko!!


