【事件】パチンコで負けて、台をぶっ壊す客

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらのコラム。普段は読者のみなさまからの体験談をメインでやってる企画ですが、今回はテレビでも取り上げられた、とある「台破壊」のニュースを取り上げましょうかね。

迷惑客レベル95くらいの事件。

【暴走】「負けた腹いせか」“エヴァ“パチンコ台を破壊、口が半開きに… 修理費7万円https://t.co/SgnKcDUErt

男は「エヴァンゲリオン」初号機の顔を何度も揺らして破損させた。台は口が半開きで震える状態となり、修理代は約7万円。男は常連ではなく会員カードも使っておらず、身元不明だという。 pic.twitter.com/H8tKFPBFM7
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 22, 2025

詳細はソースを確認していただくとして、内容を解説するとパチンコの「エヴァ15」の台の右上についてる初号機のギミックをぶっ壊して逃げた奴がおるぞという事件ですな。

当然これは店が被害届を出せば警察による捜査が行われる事になりそっちのほうの罰もあるのですが、お店としては犯人が刑事罰を受けようが受けまいがあんまり関係ない話でして、それよりも遥かに重大なのは「金銭的な損失」とその補填なんですね。

台のギミックがブチ壊れたくらい大したことねぇだろ？　と思うかもしれませんが、直接的な修理費用にプラスして今回は稼働停止にもなってるのでその売上の減少も痛い。エヴァ15は未だに稼働貢献がバッチリある台ですしね。

さらに写真を見る限り「増台」のPOPが貼ってあり、別の角度から確認するとブロック単位で固めてメイン機種にしてるっぽい感じがあるので、そこで止まってる台があるというのも見栄えが悪くて全体に影響しそう。

オマケに修理にかかる実務・雑務の増加や、もし被害届を出すとなるとその対応もめんどくささ極まりナシ。当然現場や状況の確認にポリスメンが店内に入ってくるのも客としても落ち着きませんし。

つまり修理代7万円というのを粒立てると大したことねぇ話に見えるものの、実際の影響はその何倍もあるよねという話です。

俺はもう科学の子なので、いくら負けようが台をぶっ壊すということは絶対にしません。意味ないから。もちろんムカついて台にチャランボしたくなることもありますけど、しませんからね。

せいぜいアツい展開を外した瞬間に「オイィー！」って感じでマックスベットを強めにペシするくらい。それくらいはリアクションの範疇なんでいいです。

でもね、これもネタなのかガチなのかわからないですが、靴履いたままカカト落としみたいな感じで足でベットしてるTikTok動画みたいなの見たこともありますもんね。

そういうチンパンジームーブはダメ。人類に失礼なので謝ったほうがいいです。

さて。もしかしたらコレは前にも書いたかもしれませんが、なんかあったときに「モノにあたる」というのはそもそも人としての精神が未熟な証拠なんですね。

例えば海外にはキーボードクラッシャー少年というのがいてニコニコ動画でものすごく人気になりましたけど、対戦ゲームに負けてドイツ語の奇声をあげながらキーボードを破壊する少年は「少年だったから」笑えたんですね。

誰しも子どもの頃、自分の感情のコントロールのために程度の差こそあれ「モノに当たった経験」ってのがあるため、モノに当たる事自体は批判せず「やり過ぎてるぜ」というので笑ってたわけです。

なのでかの動画に対して「そもそも物に当たるなよ」と言ってる人なんかほぼいないんですよ。当たり方の異常さが人気の理由。

どっこいこれがいい年のオッサンが同じことしてる動画なんか絶対流行らないし面白くもない。ただの頭おかしい人が暴れてるだけの動画になっちゃう。

大人になってもモノに当たるオッサンというのは、クラッシャー少年とあんまり変わらんくらいの精神年齢だとほんとに思いますし、多分それって9歳とか10歳なんですよ。

多分今回のエヴァのギミックを破壊したオッサンも中身は9歳とか10歳でしょうし、「人として未熟」というのはそういう意味です。

見た目は大人で中身は子ども。逆コナンですわ。早く成長したほうがいいぜほんとに。

はい本日は以上！　犯人もはよ捕まりますように。