
それでも生涯1億稼いだ人がいるそうナノデス。
※過去の「それはきっとこういう事情」はコチラから!
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロにまつわる答えの出ない疑問にフワッとした形を与えるこちらのコラム、今回のネタは「パチンコの1/399とかいう確率、冷静に考えたら無理ゲーだよな?」というもの。
ふむ。なるほど。
我々パチンカーとかスロッターは1/8192とか1/65536とかそういうアホみたいな数字に慣れすぎてて逆に1/399とか聞くと「楽勝じゃん」とか思っちゃうのですが、よく考えると約0.25%ってめちゃめちゃ狭き門。さらにこれ打ち出しベースで考えると絶望的な数字になります。
当たり前ですがパチンコはヘソに玉がスポッと入った時に大当り抽選が行われてるので、言い換えるならヘソに飛び込んだ399個中の1個が当たりで、それ以外の玉は抽選すら行われてません。つまり、ヘソに入らなかった兵士は、その存在すら忘れられるわけですね。
これは流石に可哀想なので、アウト玉込みで考えてみましょう。例によって算数苦手なんで間違ってたらゴメンね。
はい、今の1/399のスマスロのボーダーを見てみると貸玉4円の等価でだいたい16回~17回くらいです。まあ現実的に16.5くらいにしておきましょうか。これにより1/399を確率分母まで回すのに必要な玉数がだいたい6000発程だよというのがわかります。2万4千円くらいで当たれば何となく勝負になるかならないかくらいでしょうか。
要はヘソを抜きに考えた場合、1/399の機械では一発打ち出すごとの大当たり確率が1/6000くらいになるんですな。
1/6000て! もはやGOD揃いに近づいてます。
これをみると、オスイチとかポロイチって言葉がどんだけ奇跡かよく分かると思います。
そう。オスイチなんかそうそう出るもんじゃないのです。
ちょっと計算してみましょうか。
まずオスイチがどこまでオスイチなのかを明確にせねばならんのですが、これは以前個人的にX上でアンケートを取った事があり、「ワンプッシュ以内」で決着がついてます。4円貸しなら125玉ですな。
では従来の1/319の場合、同じく等価16.5回のメンテだとして125玉以内に当たる確率はどんなもんでしょうか。神(AI)に訊ねたところだいたい2.56%との神託が下りました。1/399のスマパチだと同じメンテで大体2.05%になるそうです。
これにより「ワンプッシュずつ打ってオスイチを出現させる為に必要なカニ歩き回数」を求める事ができますね。ちょっとやってみましょう。はいドン!
1/319機(オスイチ確率2.56%)
┗初当りまでの平均カニ歩き台数 約39台
1/399機(オスイチ確率2.05%)
┗初当りまでの平均カニ歩き台数 約49台
(ボーダー16.5で計算)
ちなみに「ポロイチ」という概念もありますがこちらは「ポロッと打った一発目で当たる」という松本明子のパチンコドラマの最終回みたいな事をしないといけないため数字は寄りタフなものになります。以下、ポロイチ確率。
1/319機(ポロイチ確率0.02048%)
┗初当りまでの平均カニ歩き台数 約4,883台
1/399機(ポロイチ確率0.0164%)
┗初当りまでの平均カニ歩き台数 約6,098台
(ボーダー16.5で計算)
小数点の切り下げの関係でちょっと数字ズレますけど大体こんな感じ。もちろん巷の台の全部がボーダーに達してるわけではない上に打ち出しから数発は大体変なとこに射出してしまうため無駄打ちになることが多く、ワンプッシュ目の回転数は平打ちよりやや下がると思われます。つまり、ホントに試したらたぶんさらに下振れするんじゃよ。ということ。
うーん、設置1000台オーバーの大型店を10店舗くらいハシゴすれば一回くらいポロイチしそうではありますが、移動時間を考えると無理。営業時間内では不可能です。
こういう極端な例で数字を見てると、我々が普段どれだけ無謀な遊びをしてるのかが何となく分かりますな。
はいというわけで今回のネタである「パチンコの1/399とかいう確率、冷静に考えたら無理ゲーだよな?」というネタに対応する答えがこちら! ドン。
それでも生涯1億稼いだ人がいるそうナノデス。
はい本日は以上! また来週!