南国育ち-30の解析数値を最初に見たとき、「設定変更後を狙えば勝てるのでは？」と思いました。

その理由と手順については以下の通りです。

・設定変更後のメリット…モード移行率が優遇されている
中でも、通常Eスタートの振り分けが17.13%もあるのがとても大きいです。

通常Eは、ボーナスを引けば1G連が確定するモード。

通常の有利区間突入時の振り分けは0.39%に対し、設定変更後はこの数値ですから、当然、朝イチだけを狙えば勝率がアップすると予想しました。

・打ち始めのルール…設定変更している台を０Gから
設定変更の有無を見抜くのは簡単で、クレジットランプ右下にドットが点いていれば据え置き濃厚、ドットが消えていたら設定変更濃厚となります。

ただ、前日のヤメゲーム数がAT完走後（ボーナス10連以上）の0Gと、ボーナス後37～100Gor137～200Gは有利区間ランプが消えたままヤメられている可能性が残ります。

そのため、「前日のヤメゲーム数が上記以外＋朝イチ有利区間ランプ消灯」の台に座れば、確実に「設定変更している」と言えます。

今回は、このような台だけを打って検証してきました。

・ヤメ時のルール…1G連が終わった直後もしくは有利区間ランプが消えた後（ランプが消えたら1G回すのがベター）
ヤメ時は上記のどちらか。簡単ですね。

それでは、これらのルールで10台打ってきましたので、早速データを見てみましょう！

3回目のボーナスで飛んで、その後87G回してヤメ。

この時は南国育ち導入後ということもあり、勉強のために有利区間ランプが消えるまで打ちました。

本来ならば1Gヤメがベストでしたね。

本機を打っていてドキドキランキング上位に入るのが、ボーナス単発後、有利区間ランプが点灯している状態で190Gを超えたとき。

「あと10G耐えれば準備C以上だから頼むぞ！」と一人でひっそりとドキドキするのが面白いんですよね。

まあ、今回は198Gでドボンしちゃいましたが…。すごく悲しいです。

5発目で飛んで、今回のデータの最高獲得枚数を叩き出しました。飛んでしまえば一撃1000枚はザラですよ！

こちらは10件のデータの中で最も投資した台。

朝イチで天井まで連れていかれて、その後も準備C以上の天井401Gに到達。

飛んだので助かりましたが、投資3万2000円は回収できず。

有利区間を全て消化しても、2400枚には届かなかったので、「有利区間が終わるまでは1G連しそう」と期待していたのですが、そんな簡単じゃなかったです。

ここにきてようやく自身初の通常Eを引っ張ってくることに成功。

高モードほどモード示唆演出が出やすく、投資1000円で通常C以上を確認。

ただ、通常Eだと1G連には移行しますが、だいたいが3連以内に終わっている印象。

すぐに飛ぶけれど、連チャンが弱いんですよね。

10台の結果は-1147枚で、1台あたり-114.7枚に。

敗因は、通常Eが1回しか取れなかったことと、一度もATを完走しなかったことだと思います。

ただ、これって実は矛盾しているんですよね。

というのも、設定変更後は通常Eの振り分けが強いぶん、その他のモード移行率が弱くなっています。

本機は、通常CorDから準備Eに移行させるのがAT完走の王道パターン。

で、その通常CとDスタートの振り分けはいつもの有利区間突入時より弱いのですから、AT完走を狙うならば、朝イチに打つメリットはないわけで。

もうひとつ気になったのが、今回のデータのボーナス初当りは1/312.88と設定4付近にも関わらず、負けているところ。

通常Eがあと1回くればほぼ理論値ですが、先ほども伝えましたが、通常Eからの連チャンは弱いんです。

それで現状のマイナス1000枚以上を捲れるかといえば難しいかと。

そういう部分も全て考えると、現状、僕としては「設定変更後のうま味はそこまで大きくなさそう」と思っています。

高設定を狙うために朝イチから打つのはありですが、低設定ばかりだけど設定変更しているから朝イチだけ打つ、という攻め方は厳しいかなと思っています。

実際に本機をよく打っている角屋やヘミニクに聞いてみても、同じようなことを言っていましたしね。

・設定に期待できないホールでは狙う価値ナシ？
・ハマリ台や高モード狙いのほうが有効な気がします！

この原稿がアップされた後、リセット狙いの期待値が判明しました。

設定1に変更した台を「天国後即ヤメor有利区間終了」まで打った場合の期待値は、+約86枚。

本文では「打つ価値なし？」と書いていますが、とんでもありません。

「設定変更後は狙い目です！」と訂正させていただきます。