【恐怖】パチンコ屋で…隣にこんな客がいたらどうする？

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらのコラム、今回はペンネーム「まつこ」さんのお便りを紹介します。こんちは、まつこさん！

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指揮者がいました。

高い位置からのMAX BET→また跳ねてレバーオン→思い切り左からスライド打ち。

まじで目障りでした。

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あ～、おる。いますわそういう人。かたち的には四拍子ですね！

これ、突拍子もない話になるんですけど、全部の業界にいるんですよ。なんか指揮者みたいなのが。

以前、家の近くにオープンしたばっかの魚介系ラーメンを食べに行った時に、カウンターの向こうでドンブリに汁入れる、岩塩削ってぶち込む、麺の湯切りをする、ドンブリに移す、みたいな一連の作業をぜんぶ腕を跳ねさせながら超オーバーアクションでやってる人がおり、たいそう気になったことがあります。

「このラーメンめちゃめちゃ美味いけど、あのひとが変な動きで作っとんよな」

と、なんとも微妙な気持ちに。気にしなきゃいいだけなんですが、言っても小さな店なのでカウンターの向こうのゼロ距離でそれやられるとなかなか厳しく、替え玉を注文すること能わず。心残りな晩餐となりました。

あとよくあるのが格ゲーです。

不思議な事に上手い人にはあんまりみられないのですが、中級者になりましたくらいの人がカッコつけてプレイする時に、腕というか手のひらをパンッパンッて無駄に跳ね上げながらコンボしたりするんですよね。

それだけならまだしも、よく見るとなんか顎をカクカクさせながら大ダメージを稼いでる事もあり。今あんまりないですけど、横に座るタイプの対戦台だと困っちゃうことがあります。

あとはもうシンプルですけど楽器ですね。

感情を込めて奏でるのはいいのですが、やりすぎて意味わかんない動きになってるひとが稀にいて流石に笑っちゃう場合があります。

これもやっぱ、めちゃめちゃ上手い人にはあんまりおらず。初心者だったり下手っぴなのに無駄にクネクネしたり顎をクイクイさせてるので腑に落ちないのであり、むしろ上手い人がやるとカッコいいまであったりするので不思議なもんです。

翻ってパチスロですが、これもやっぱヤベー動きの人は打ち始めて3年目くらいの中級者に多いと思います。

まつこさんが目撃した指揮者が何年目のプレイヤーなのかはちょっと分からんのですが、そもそもジジイは肩が上がらねぇので指揮は無理。というか、長くパチスロを打ってるとだいたい無駄な動きが削げ落ちた流水のような美しい動きで打つようになるものなので、おそらくは若者なのでしょう。

で、そう考えるとこれは脱・初心者レベルのパチスロ打ちが無意識にやっちゃってる可能性があることであり、例えばオレも、そしてまつこさんも、無自覚に指揮をとっていた過去があるのかもしれません。

特にオレなんか基本的に常に一人で打ってるので「おまえパチスロの打ち方がキモイぞ」みたいなことを指摘されないまま、自力でそこを脱した可能性もゼロじゃない。

なのでこれは、人がひとかどのパチスロ打ちになっていく上でぶつかる、ある意味ではモラトリアムみたいなものなのかもしれないのです。

ひとは誰しも、パチスロを打ちながら一度くらいは指揮者みたいな動きになり、「これ絶対違うよな」と軌道修正してきたのでしょう。

いや、パチスロに限らず、あらゆる分野で同様のことが起きており、すなわち人間がもつ業（ごう）が、ここにあるのではないかと、オレは思いました。

なので、正解は「気にしないこと」であります。

むしろ「がんばっとんな」と、温かい目で見てあげてくださいまし。

はい今回は以上！　でもやっぱ隣にいるとめちゃウザいよね！