さすがにそろそろ当たるだろう

※過去の「それはきっとこういう事情」はコチラから！

チワッスあしのです。

パチンコ・パチスロにまつわる答えのない疑問になんとなく形を与えるコチラの企画、今回のネタは「天井なしのノーマル機。設定が同じだとして、ハマってる台とハマってない台があったら、ハマってる方を打つよな？」というもの。

これはめちゃめちゃある。天井狙いはいうに及ばず、なんならパチンコもですもんね。

普通に考えると前回当たりからの回転数が少ないほうが高設定率が高まる場合が多いんですけど、なぜかハマってる方に魅力を感じちゃう。

これはやっぱ「確率の収束」というものをみんな立ち回りの計算に入れてる気がしますし、もっと現実的な理由だっていくつか考えられます。

例えば前任者がそこまで回したということは小役確率等、なんらかの部分で追いかけるに足りる加点部分があったと判断できるかもしれませんし、あるいはパチンコのほうもっと分かりやすく、回るから追いかけたんだろうなみたいな盤外の材料も着座の理由になるでしょう。

そんな感じで、こじつければ「ハマってる方に座る」理由が色々あるんですが、やっぱ一番の理由ってのは「さすがにそろそろ当たるだろう」みたいな、身も蓋もないオカルトなんじゃないでしょうか。

んでこの場合の「そろそろ当たるだろう」というのはもう一歩踏み込んで「こんだけハマったんだから連チャンするだろう」みたいな期待感にも簡単につながりますし、特にお年寄りなんかはパチンコにおいてすら「ハマり台のハイエナ」という立ち回りをしてる人を結構見かけます。

コレを食らって実際にさっきまで自分が打ってたパチで当てられると無茶苦茶腹立つんですけど、よく考えるとこの「腹が立つ」というのもまた、自分がどこかでオカルトを信じてるという事になるんですね。

だってホントに信じてないなら「おお、引きが良いじゃん。おめでとう爺ちゃん」ってなるはずなんですけど、なかなかどうしてイライラしちゃう。

これは単にオレの心が狭いだけなんですかね。

ちなみに昔通ってた足立区のホールの5スロコーナーには、人が打つのをヤメた台に必ず移動する婆ちゃんがいました。

ウソみたいですけどティアドロップ型のサングラスをしており、西部警察で渡哲也がやってたキャラに似てたんで「大門」ってあだ名を付けて心の中で呼んでたんですけどもね。いたんですそういう人が。

実際のドラマの大門はヘリに乗ったまま地上の犯人をショットガンで狙撃するという何もかもおかしいキャラだったんですが、パチ屋にいたババアのほうの大門も、誰かが止めたのを察知すると、狙撃するくらいの距離からスススと近づいてきて着座。

そしてなぜか速攻で当てるという死神みたいな立ち回りをしてました。

さらにイヤだったのが、大門が超速でハイエナ移動しすぐに当てるや「すぐ当たったよ」とわざわざ報告しにくることで、多分オレだけじゃなくてホール全体から、そしてスタッフからも嫌われてたと思います。

オレなんかはそういう奇人のことが比較的好きな方なんですが、流石にイラッとしてましたし顔見るのもイヤでした。

これ大門がババアだったからまだギリで許されてただけで、若者だったら殴られてる可能性すらありますもん。

と、今回のネタである「設定が同じだとして、ハマってる台とハマってない台があったら、ハマってる方を打つよな？」に対応する答えをいきましょうか。はいドン！

「ギャンブラーは誰しも、オカルトと無縁ではいられないんです」

はい今週はここまで！　また来週～。