※『秋山良人のエナコラム』過去の連載まとめはコチラから。

昔々の話ですが、秋山が期待値を求めてホール内を回遊していると、バラエティーコーナーでハマリ台を見つけました。秋山は機敏な動きで颯爽と席に着き、お金をサンドに入れ、メダルを台に入れようとした時に気づきました。秋山が押さえた台は「パチスロ うみねこのなく頃に」だったのです。

完全なノーマルタイプではなく、天井があるので狙い所はありますが、この時の秋山は機種も確認せず、ハマっていたから座り、1Gも回さずにコインを箱に移している時に、自分の病気（期待値依存症）が重症だと気づきました。

この悲しいミスをきっかけにデータ機だけでなく、機種はもちろん目視できるモノは全て見るようになりました。

実は、今の機種はデータ機の情報だけでは不十分で、液晶や筐体に様々な情報が溢れています。ポイントや、モード示唆など様々なので全てを覚えるのは堂本剛ばりに正直しんどいのですが、ある程度を把握しておくことで、ライバルに差をつけることができます。

先日も…

この状態で落ちていました。ゲーム数での期待値はマイナスなので、データ機を見ているだけのライバル達はスルーしたのだと思います。もちろん、他に期待値のある台があるのならそっちを優先した方がいいと思いますが、他になかったので秋山は着席しました。

「パチスロ 炎炎ノ消防隊」を打ったことがある人なら分かると思いますが、次のレバーで十字目に変換するのでボーナスの期待度は設定①で約30％あります。これは「スマスロ北斗の拳」でゲーム数的には期待値がないけれど、シンステージで中段チェリーが止まっている状態で捨ててあるようなものです。

打ちますよね？ 最低でも32Gは打ちますよね？

結果的に、この十字目変換からボーナスを射止め、さらにATまでいただいて、少ない投資で十分すぎる報酬を頂戴しました。

いかがでしょうか。知っているのと知らないのとでは雲泥の差があることがお分かりいただけましたか。期待値や勝率は調べれば分かりますし、データ機から現在のゲーム数やスルー回数などは分かりますが、機種特有の演出や仕様は経験していないと分からなかったりするので、打つ機会がある時は演出などに気を配り、打つ機会がなくても動画などで仕様や演出などをチェックしておくと打てるチャンスがあるかもしれませんよ。

特に拾いやすい機種はライトユーザーにも人気があるメイン機種ではなく、小台数かバラエティーの機種、それ以外だとボタンを押したりコインを入れたりして確認する系の機種は拾う頻度が多いです。

「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」や「パチスロ バイオハザード RE:2」「S黄門ちゃま喝2」などのボタン系や、「パチスロ犬夜叉」のようにボタンで確認だけでなく、コインを入れないと分からない台もありますし、その他の機種でも様々な狙い方があるので、各々の機種の見るべき部分を把握できれば、一つ上のハイエナになれますよ。

もちろん、そこまで到達してしまうと秋山と同じ期待値依存症の末期状態になるのでオススメはしません。秋山のことは残念な人生の例として反面教師にして下さい。そして、読者の皆々様には社会の歯車にガチッと噛み合った立派な人生を歩んでいただきたい！