※『秋山良人のエナコラム』過去の連載まとめはコチラから。

「今日はハイエナですか？」

最近ホールで声をかけていただく機会が少し増えましたが、上記のパターンが8割で残りの1.5割は「ジュース奢ってもらって良いですか？」こちらになります。

イメージが浸透したことはありがたいと思いますが、パチンコ･パチスロ業界でお仕事をもらうためにはマイナスでしかない肩書きになってしまいました。確かにハイエナメインではありますが、あくまでもメインであって何でもするオールマイティーだと自負しているので、読者の皆々様も秋山のお仕事が心配であればハイエナ色を薄めるお手伝いをお願いします。

それでは最近のハイエナ稼働のお話を綴っていきます。正直…直近でハイエナ界の大事件や、美味しい新台などの大きな話題がないので、秋山のルーティーンをご紹介します。朝は何かしらの催し事が行われていない全リセ店に顔を出します。一昔前は昼過ぎに据え置き店に顔を出すフレックスタイムを導入していましたが、昨今の機種の仕様的に朝に行かざるを得なくなりました。基本的に抽選は受けず、一般で入るようにしています。他のエナとの争いやホールサイドから悪いイメージを持たれないようにするためです。入店しても数ゲーム回す系の台は打ちませんし「沖ドキ!GOLD」も触りません。理由は言わずもがなですよね。

そして一般で入場しているので「パチスロ傷物語 -始マリノ刻」も売り切れているので「パチスロ 炎炎ノ消防隊」か「Lラブ嬢3～Wご指名はいかがですか？～」辺りでお茶を濁します。そうこうしているうちに「パチスロ甲鉄城のカバネリ」や「スマスロ北斗の拳」や、その他リセットにある程度の恩恵があり、0Gからはキツいけど少々回れば大丈Vな機種を総ざらいしてこのホールは終わりです。その後は据え置き店に移動して宵越しで打てる機種を期待値が高い順に触っていきます。据え置き店はパチスロだけではなく、パチンコもあるので…

こういう台も触ります。それ以外にも設定が期待できる日には抽選に並ぶこともありますし、昼間はお仕事で打った帰りにホールに顔を出してハイエナすることもあります。過去には家族でお祭りに行って、妻に二人の子供を任せてハイエナに行くという暴挙を犯した結果、拾った台が刺さってしまい財布も妻の頬もぷくーっと膨れてしまう事件に発展したこともありました。

いかがだったでしょうか。上記の稼働に関してはあくまでも秋山の住んでいる地域での精一杯の稼働スタイルであって、各々が住んでいる地域ではその地域で一番効率の良い立ち回りがあると思います。たまに地方にお仕事で顔を出すと状況の良さに驚くことがあるので、フットワークの軽い方々は状況の良い地域を探してみるのもありですよ。

それでは最後になりますが、ハイエナで認知度が上がりハイエナとして頑張ってきましたが、ハイエナであればあるほど大好きな業界での仕事がなくなるというジレンマに陥った秋山からお気持ちを表明させていただきます。

我が忠勇なるハイエナ軍兵士達よ。今や知識武装をせずホールに来る期待値を育てるユーザーの半数がホールから消えた。この事実こそ我等ハイエナの苦悩の証である。決定的打撃を受けたライター秋山に如何ほどの戦力が残っていようとも、それは既に形骸、そしてメーカーとホール、さらには一般ユーザーのヘイトの矢面に立たされるハイエナを主張するのは仕事面においてマイナスでしかない。それでも…敢えて言おう、秋山はエナであると!!