チワッスあしのです！

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらのコラム、今回は同様のテーマのお便りが2つあったんで一緒に紹介しましょう。

まずはペンネーム「依存症」さんのお便りからどうぞ。

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父や祖父母に赤ん坊の頃からいろんなところのパチ屋に連れてかれて教えてもらい、隣で打ってたこともあり小学校６年の時から一人で良くパチしてました。

注意されることなく遊技でき換金もしてました。

今はだめですけど子供連れでも良くパチ屋の中には100円でできるTVゲームが置いてあったり子供も遊べるところでした。

かなりゆるい時代でした。

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続いてはペンネーム「バカの慶次」さんのお便りをドン。ラジオネームっぽくていいですね。

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34年前、一発台を打っていた時、隣で5歳ぐらいの子供が打っていた。

すると大当たりの音がしたので隣を見ていたら、横にいたおじいちゃんが慌てて代わって打ち始めた。孫に打たせていたんだね。

それ以外でも後ろでフィーバーしたので見たら犬が打っていた。昔はおおらかだったね。

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これ34年前という細かい数字は敢えて、なのでしょうか。

知ってる人だけに伝われば良いという問題提起みたいな感じかもしれません。

そしたら今回はまんまとこれに乗せられましょう。

はい、今回のネタは「パチ屋でパチンコ打つ子供」です。

これね、今は絶対だめ。

理由はググっていただくと分かるんですけど、パチ屋は34年前に起きたとある大事件により、子供連れに入場に対して極端に厳しい対応をするようになました。

結果として「車内放置」という別の問題を生み出し、これでまた別の小さな命が失われることになるので、実は牧歌的な光景とは裏腹に、これはなかなか考えさせられる事なんですよね。

勘違いしてほしくないのは、子供連れの入場がダメだった、というルール自体は実は昔から変わらず。

「昔は子供が普通に遊んでた」というのはあくまでも黙認されてたか、あるいは厳しくなかっただけで、ダメなもんはダメだったわけです。

ダメだったところにとある事件が起き、しかもその事件がいろんな意味で超有名で警察組織の汚点もなってしまったため、これはもうお上としては厳しく指導するしかなく、やがて子供の入場というのがパチ屋全体でタブー化していくわけです。

なので「昔は子供が普通に遊べてた」というのは実はライターにとっては扱いづらい話題でもあるんですね。

当然ですけど「当時に戻れ」とも言えない。あくまでも「ダメなもんはダメ」というスタイルで書くしかないわけです。

それでも俺自身、初めてパチ屋にいったのは3歳くらいのときに母ちゃんにつれてかれてのことでしたし、そこで母ちゃんがフロアに漏れた雨水で足をすべらせてケツの骨を折るというアクシデントに見舞われ、困った俺は泣きながら手を挙げて店員さんを呼んだことを未だに覚えてますし、いい思い出（？）になってます。

あとはオヤジに連れられてパチンコ打って、めちゃめちゃ玉を拾ってたら知らんじいちゃんから「こらッ」ていわれて凹んだのも覚えてますし、その後オヤジの車で帰宅途中、駅前の屋台でラーメン喰ってたらその間に車のバッテリが上がってしまい、折よくそのヘンに駐車した若いカップルに声かけてバッテリ繋いでもらってなんとかエンジン始動、お礼にパチ屋でとったチョコ渡したのも克明に覚えてます。

何気に「子供の頃のパチ屋」って強烈に印象に残ってるしいい思い出になってるんで、いいとか悪いとかを抜きにしてあくまでも個人的体験として「面白い時代だったな」と思います。

ほんとはダメなんですよ？　でもね、あくまで個人的体験としてね。