【パチスロ】ジャグラーが緊急事態！　助けて！

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらのコラム、今回はライター友達である鬼くんから聞いた話を紹介します。チワッス鬼くん！

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最近は一部地域ではパチスロを打つ、観光客ではない外国人プレイヤーが増えています。

彼らはジャグラーを好んで打ってますが、台パンがエグくてかないません。

こないだもガコッて音がして『どっかで誰かが当てたな』と思ってみたら、3シマ向こうの台パンの音でした。あいつらピエロを殺そうとしてます。

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なるほどねぇ。怖いなぁ。でもねぇ、これは仕方ない部分もある気がします。

この話で思い出すのは、昔ニコニコ動画で流行ったキーボードクラッシャーと呼ばれるドイツ人少年の動画です。

パソコンでカウンターストライクかなんかを遊んでる小太りの白人少年なんですが、負けたらドイツ語で何か叫びながらキーボードをバンバンぶっ壊すんですね。

見たことある人も多いと思うのですが、そのキレっぷりたるや常軌を逸しており単純に面白かったのに加え、動画内のドイツ語の罵倒の随所にソラミミ要素があったことで一気に流行。数々のMAD動画作られては大爆笑されていきました。

ちなみにクラッシャー少年自身も己の動画が遠く離れた極東においてバズった事を知っており、10年後の2016年にはニコニコに降臨。2メートルを超える長身のイケメンへと成長した姿を世に知らしめるなどし大きな話題となったものです。

で、よく考えるとジャグラーにマジギレする人もクラッシャー少年も、根っこの部分はあんまり変わらないんですね。

以前のオレならば「日本はアニミズム文化の価値観が根強いからものを大切にする」みたいな論調で進めるところですが、最近は考えを改めました。

なんせ「物に当たる」というのは、これは国籍や人種を問わず普通にあることです。

日本だってGOGOランプに根性焼きしたり投入口にコーヒーを流し込むやつは居ますし、ここは文化はあんまり関係ない。全体的な傾向としては関係あるのかもしれませんが「神頼み」があるギャンブルの世界においては「神様のせい」も同時に存在するわけで、むしろ物を擬人化したりして「意思」の存在を認める以上、台パンは発生しやすい精神構造だともいえます。

じゃあ何が関係するのか。これもっとシンプルに教育の問題だと思います。つまり自然科学への理解が足りてないから殴るのです。

したがって、流行したキーボードクラッシャーは「少年」だったんですね。これが大人だったらただのキ◯ガイであり胸糞動画に近いのですが、「少年」だったから許せたし笑えたのです。だってまだ諸々の知識が不足してて当たり前であり、人間的な成長の余地があるから。

多くの人がキーボードクラッシャー少年を見た時「コイツ大丈夫か」とは思わなかったはず。それより「親は何してんだよ」のほうが強かったんじゃないでしょうか。

これは見た人が「人間の本質ってそんなもん」だと分かってしまうからであり、そこを教育で矯正して「殴らなくなっていく」もんなんだと本能的に理解するからなんですね。

だってオレも子供の頃ファミコンのコントローラー叩いたりしてましたし、草野球で打てない時はバット投げたりしてたもん。

いいにせよ悪いにせよ、結果に対する原因はモノや道具だけにあるものじゃないんだよ、ということがわかるのはそれなりに常識的な教育を受けたからであって、そこの矯正がなされずに大人になってしまうと、「台を殴れば言う事聞く」みたいなオカルトとも呼べないような稚拙な思考に染まるわけです。

これは日本人も外国人もないです。ただ、諸々の事情により、それが足りてない人の比率はどっちかが高かろう・低かろうというだけ。どっちがどっちとはいいません。統計とってないから分からないんで。

はい、ではそれらを総合して鬼くんの話を再読しますと、「あいつらピエロを殺そうとしてます」というのがキーですね。

そうですね。おっしゃるとおり。アイツらピエロ殺そうとしてます。なぜか。そう、教育が足りてないからです。ただそれは日本人でも同じ。教育が足りてないバカは台パンしますし、外国人の音が目立つのは、やっぱ腕力の問題だろうと思われます。

結論、台パンする人は人種や宗教・国籍を問わず、自然科学の教育を受ける機会がなかった原始人だと思って、生暖かく見るのが良いでしょう。直接注意したらダメですよ。ピエロへの殺意が貴方に向く可能性あるので。それはなぜか。はい、教育が足りてないからですね。

そう、すべて教育のせいであります。教育してやる！！