臆病ともいえるほどの優しさ

※過去の「松本ポスト」はコチラから！

僕、立ち食い蕎麦が好きなんですけど。

マイベストは「春菊天」と「生卵」を乗せた温かい蕎麦なんですが、季節やお店によっては春菊天の方がなかなか無いのよね。そんな時はかき揚げにするんです。天ぷらの油が、ちょうど良くつゆに旨味を与えてくれるんですよ。で、後半はそこに卵を割って絡めてね。最高や。

で、色々な場所でチャンスがあれば立ち食い蕎麦巡りをしてきたんですが、上野にあるお店が、いつ行っても揚げたてなんです。出てくる時に、ジュージューいってるんですよ、つゆの上で。これはもう凄いアドバンテージでね。もうまず耳から美味いんですよ。聴覚から味わうんですよ。

素材にこだわったり、調理法にこだわったりもあると思うんですが、手間にこだわるというクオリティもあるんですね。これは、立ち食い蕎麦、飲食店に限った話だけじゃないぞ、と。

日常に、学びというのは溢れているんですねぇ。

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【千葉県　男性　29歳　テック】

はじめまして。毎週拝見しております。
さて先日、近所のホールによく知る演者の方がきていたのですが、お声をかけたくても、やはり躊躇してしまいます。迷惑かなぁ、とか邪魔になるかなぁ、などと考えてしまい…。
バッチさんなら、いつ、どんなふうに声をかけられるのがベストでしょうか？特にないかもですが、もしも理想の声のかけ方なんかがあれば教えてほしいです！

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なんとなんと、ありがとうございます。20代の若者が、僕がこさえる駄文に毎週目を通してくれているなんて、毎度ソファーやベッドに寝転がって書いている場合ではありませんな、これは。今回は名古屋市内のホテルからお届けしております。こちら天気は雨、そちらご機嫌はいかがでしょうか。

さて、ホールにお邪魔している我々のような人間への声のかけ方とのご相談ですが、これは本当に人によるかもしれませんねぇ。なので、一旦あくまで僕の場合のお話をさせていただきましょうか。

僕の場合ほぼ収録なので、カメラを回していただいているカメラマンさんに声をかけていただければスムーズかなと思います。カメラマンさんは基本僕の声を聞いてくれているので、特化ゾーン消化中とか、ゲーム性の解説中とか、オチのありそうな無駄話中とか、終わるまで待ってねという時はカメラマンさんが「少し待ってね」と教えてくれるはずです。

まぁ、僕1人の収録の場合は、遮って入ってきちゃっても、僕が喋り直せば良いだけですし、そこまで大きな問題じゃない場合がほとんどですが、ただ、びっくりするとは思いますし、流れ的にカットできないところだと映り込んじゃったりしちゃうかもしれない。あとは複数人で収録している場合だと、イヤフォンとマイクで会話している場合が多いので、諸々考えると、やはりカメラマンさんに確認してもらう方がベター、といった感じですかね。

それと、たまに僕もカメラなしで、普通に実戦させていただきますと打ってるだけの日もありますが、そんな時は本当にいつでも大丈夫です。なんなら、その日はそのためにいるみたいなもんですから。

ただ、今現在、ホールに「お仕事でお邪魔しますよ」という方、たくさんいらっしゃいますからね。人それぞれ「こうして欲しい」みたいなのはあるかもしれません。中にはSNSでルール等を発信している方もいらっしゃるでしょうし、あと「何時から何時までの間に」みたいに時間を決めている方もいらっしゃるかもしれません。僕も番組や収録の進み具合によっては「何時(お昼や収録終了時間)まで待てますか」みたいに待っていただくこともあります。

ただまぁ、ぶっちゃけね、それに対して「しらんがな」でも、そこまで大きな間違いじゃないと思いますけどね、僕は。そこまで(わざわざ事前にSNSを調べるほど)のモチベーション持ってるわけちゃうわっていう方々、たくさんいるでしょうし。たまたま見かけたから声かけたんや、ぐらいのね。たくさんいらっしゃるでしょう。

だって、ここ、コンサート会場じゃないから。松本バッチ、スペシャル単独ライブ会場へようこそ、だったらね、そしてそれに集った方々だけだったらね、そら皆さんルールも一応確認しといてね、ってもなるかもしれませんけど。パチンコ屋ですよ、と。パチンコ・パチスロを打つための場所で、パチンコ・パチスロを打つために来ている人がほとんどですよ、と。

そら、色々な人がいますよって話ですから。

なので普通に、人と接する際の礼節さえわきまえていれば、そう気にしなくて大丈夫ですよ、きっと。そういう意味で「近くにいるであろうスタッフさんやカメラマンさんに先に声をかけて確認してみる」は十分な礼節だと僕は思います。まぁ、あとは女性も多いでしょうから、その辺は異性としての気遣いも必要かもしれませんけどね。それもまぁ、常識の範疇にて、だと思います。そもそも人と人ですから、そこらへんの認識や感覚の違いは、男女問わずある程度しゃーなしとするしかない。

といった感じで、いかがでしょうか。あなたのような臆病ともいえるほどの優しさを、皆んながいつも持ち合わせていれば、交通事故はもっと少なくて済むんです。首都高なんかの交互通行の場所でみかける「絶対入れないマン」や「前の車と一緒に絶対入るマン」に聞かせたい。交互通行って書いてあんでしょうが、と。1台ずつって言ってんでしょうが、と。

思いやりの欠如は、悪意のないところにさえ、いさかいを産む。知っている人でも知らない人でも、他人をおもんばかる姿勢は、美しい。