※秋山良人の過去連載まとめはコチラから。

外見に難がある秋山青年はモテるために様々な情報を掻き集め、必死に自分を磨いていましたが、残念ながら持って生まれた外見は磨けば光る原石ではなく…ただの小石でした。それでもモテを諦めきれない秋山青年は、自分を磨くのではなく、今の自分で相手をどう攻略するのかにシフトチェンジしました。

その結果、勝率の低い手練れの美女を狙うのではなく、勝率の高い相手を見極める方法を模索し始めたのです。そんな時に見つけたのが有名ナンパ師のコラム的なモノで、服装やメイクで攻略しやすいかどうかを判断しているという、目から鱗がボロボロ落ちるような情報でした。

簡単に言えば、トータルコーディネートがビシッとしている女性より、服装に靴がミスマッチだったり、メイクと服装が合っていない女性の方が脇が甘くナンパに引っかかりやすいという内容だったのですが、それを読んだ秋山青年は、まるで伝説の剣を手に入れた主人公のように、胸を張って街に繰り出したのでした。そんな若気の至りを繰り返していた秋山青年も今や立派な秋山中年になりましたが、この時の考え方…実はハイエナに活かされています。

喰えるか喰えないかがホール次第の昨今で、勝つためのホールを探す時、秋山中年はホールのミスマッチを重点的にチェックします。

極論ですが、設定を入れているホールなら狙っている専業の人数とレベル、入れている台数より専業が少なかったり、レベルが低かったりすれば、新参者の秋山でも喰えるチャンスがあるミスマッチなホール。逆に入れている台数と専業が同じかそれ以上の場合はマッチしているので、新参者の秋山が参戦するのは厳しいホール。

簡単に言えばこんな感じなのですが、ハイエナ的にはライバルだけでなく、お宝台が狙えるかもしれない美味しいミスマッチが存在します。それが…データ機です。

様々な仕様がある昨今のスマスロは、リセットだけでなくATの駆け抜けや上位AT後など、状況に応じて期待値が大きく変わります。そんな状況を把握するためにデータ機の確認は必須ですが、データ機によっては単発が分かりにくかったり、CZがREG表記になっていたりと判断が難しい場合や、あえてそういう表記の仕方にしているホールなどがあり、そのデータ機と機種のミスマッチのおかげでお宝台にありつけることが何度もありました。

これは実例ですが「パチスロ甲鉄城のカバネリ」で、ATが何連しても粒は一つのままのホールがありました。秋山は見た目で単発だと思い飛びついて痛い目に遭ったことがありましたが、その経験をバネにデータ機とにらめっこした結果、その粒のところに消化ゲーム数と獲得枚数が表示されることに気づきました。そこからは、他のエナが敬遠する中、消化ゲーム数から単発や美馬後の短縮を見抜き、とんでもない期待値を拾えたこともありました。

最近では…

こちらの「Lパチスロ ありふれた職業で世界最強」や「Lパチスロ ダンベル何キロ持てる？」が、ミュウボーナスやCZでデータ機がリセットされ、さらに履歴が分かりづらいおかげで他のエナがスルーしていた台が実は大ハマりのお宝台だったこともありました。

いかがだったでしょうか。知識武装は機種だけでなくデータ機も詳しくなることで、打てる幅が広がる可能性があるのでチェックは必須です。

最後になりますが、有名ナンパ師のコラムだけを読み、そのナンパ師の外見をチェックしなかった秋山青年は、イケメンありきの情報だと気づかず、ひのきの棒を伝説の剣だと思い込んでバトルに挑むも、ブサイク×ナンパというスーパーミスマッチで勝率が高いと明記されていたミスマッチな女性にも相手にされませんでした。ちゃんちゃん。