
※秋山良人の過去連載まとめはコチラから。
感動(?)の最終回!
矛盾だらけのテーマ
最終回ということで、感動的な最後にしようと有名作品の最終回を検索して参考にしようと思いましたが「進撃の巨人」のように伏線を回収しようにも初回のオチがおちんちんだったり、ちょくちょく使っていたヤバイデン大統領もすでに過去の人だったりと、回収する価値もない駄文だったことに気づかされただけでした…。
それならば、感動超大作の「フランダースの犬」のようなお涙頂戴でいこうと思いましたが、ネロと言えばDMCだし、パトラッシュと言えばドットだしと、パチスロ脳すぎる自分にがっかりするだけだったので、背伸びをせずにいつもどおりに綴りたいと思います。
このコラムはハイエナをメインに勝つ方法を綴り続けてきましたが、ハイエナで勝ち続けるためにはパチンコ・パチスロ業界が盛り上がっていただかなければ勝ち負け以前の問題なので、業界には盛り上がってほしいし、ホールさんには儲かってほしいけど、そのために一番いらないのはハイエナという矛盾だらけのテーマでした。
そもそもユーザー目線で見れば負けたくないのは当たり前ですが、ホール目線で見れば負けてくれないと商売が成り立たないわけで、業界側で仕事をしているのに勝ち方を教えるというあっちを立てればこっちが立たず状態どころか、どっちも立てられないのが秋山のコラムでした。そんなコラムに付き合ってくださった皆々様と編集さんには足を向けて眠れないので、今では逆立ちで寝ています。本当にありがとうございまスーパーお父さん。
噛み合わない3つの歯車
今回で終幕ですが、最後まで得意の個人的な見解で矛盾を貫かせていただくと…今の状況はメチャクチャ崖っぷちだと思います。理由はユーザーだけがレベルアップな件です。
ネットで情報が簡単に手に入る時代になってしまったことが業界にとってデスマーチから始まるハイエナ狂想曲の始まりで、ハイエナ転生~ホール行ったら本気だす~的な方々が増え、高設定の勝率が下がり、荒すぎるスマスロで気軽に趣味打ちができなくなった一般ユーザーさんが転生したらハイエナだったので、気ままに期待値を極めます状態です。
その結果…値段が上がり続け、サイクルが早すぎる新台導入と、新台のためにも稼がなきゃいけないホールさんと、荒すぎて高設定でも負ける機種に対して、趣味打ち勢ですら知識武装をし始めた全ユーザーハイエナ時代の三つの歯車が嚙み合わなくなっていると思います。根本が矛盾の上に咲く花業界なので、しかたないとは思うのですが、楽観的にDON‘T WORRY BE HAPPYではHAPPY LIFEにはなりませんし、夢叶うことも夢のまた夢だと思います。
いかがだったでしょうか。上記のことは今までもずーーーーっと綴ってきましたが、秋山みたいなアホには全てが納得する解決策を出すことはできません。
誰もが知識を持つ時代
強いて言えば…メーカーさんもホールさんもユーザーさんも全てが譲歩して、平等に痛みを分け合うしかないと思いますが、資本主義の時代に足並みが揃うわけもなく…。今後もユーザーはホールにもっと出せ、メーカーに勝てる台を作れ、そしてホールはユーザーに金を使え、メーカーには金になる台を作れ、メーカーはホールに台を買え、ユーザーはうちの台を打て…という全く嚙み合わないまま進んでいくと思います。
最後になりますが、ハイエナは業界にとって邪魔な存在です。もちろん、設定狙いの専業だって軍団だって勝つ奴は全員が悪です。でも…それはあくまでもホールさん目線であって、負けたくて打ちにくるユーザーは稀有で、みんな勝つために知識武装してきます。オカルト頼りだったユーザーは減り、初心者だって老人だってみんな知識武装するのが当たり前の時代が来ます。
というか、もう来ているし、その流れを止めることはできません。排除よりも共存を選んでほしいと思いますが、商売なのでそれはそれで……数少ない秋ラーの皆々様なら秋山のやりたかったことが分かると思いますが、これが現状、これが答えのない矛盾の無限ループです。それでは得意の超極論で締めたいと思います。
業界が復活する方法は…日本の景気が良くなれば万事オッケー!!!
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