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【パチスロ】パンチパーマの、どう見てもアッチ系のお方

【パチスロ】パンチパーマの、どう見てもアッチ系のお方

 

過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ

 

チワッスあしのです!

ホールで出会った奇抜な隣人をご紹介するこちらの企画、今回はペンネーム「ぱんだ」さんのお便りを紹介します。

こんにちは、ぱんださん!

*****

パチ屋で働いていた時ですが、大当りするとヤッター! と大声で叫び、立つというよりは飛んで喜ぶお客さんがいました。

常連さんだったのであだ名はヤッターマンでしたね(笑)。

ある日、強面のオジサン(絶対にアッチ系の人)がハマっている隣にヤッターマンが座り、「オジサンより早く当てたら乱闘騒ぎもあるのでは…」と見ていた所、オジサンが先に大当り、ほっとしていたらオジサンに向かってヤッター! っとやっていました。

強面のオジサンめっちゃ笑ってました!

*****

いい話! 読んでて途中までハラハラしてましたが、結果オーライで良かった!

ヤッターマンはきっとキレイな心を持つフェアリータイプの男なんでしょうな。

何気に「大声で喜ぶ」系の隣人はホールに一定数いるんですが、さすがに隣のオッサンまでも祝福してくれるというのは筆者は見たことないかも。結構レアだと思います。

んで筆者がこのお便りで気になったのは「あっち系の人」について。

ホールにいるあっち系の人って、結構優しい人が多くないですか?

今はあんまり見かけないんですがその昔はマジでグリグリにパンチパーマをあてた人相激悪のオッサンとかが普通にいて、暴力色の覇気みたいなのを撒き散らしながら『CR電車でGO!』とか打ってたもんですが、そういう人も実際に話してみるとめちゃめちゃ丁寧に打ち方とかを教えてくれたり、あまつさえこっちが教えて貰ってるのに謎に食堂でうどんとかをご馳走してくれたりと、怖いどころか非常に優しいまでありました。

もちろん人相が悪い上に性格も悪いハナクソみたいなオッサンもいっぱい居たと思うんですけども、少なくとも筆者がホールで出会ったパンチのオッサンは大体人柄に優れていたように思います。

ちなみに一番最近パンチのオッサンと絡んだのは筆者が今の地域に越してすぐの頃。

なので6年くらい前かな。

今回はその話をしましょう。

 

第一印象は悪かった

ちょっと前にこのコーナーで「濡れタオルでネズミをやっつけようとするスタッフがいた」という話を書いたんですけども、今回もそのホールでの話。

そこは地下に5スロコーナーがあって、いい感じに客がおらず、過疎ホール好きの筆者としてはかなり居心地が良かったんで一時期は毎日のように入り浸っておりました。

んでその日は京楽の『ぱちスロ PSYCHO-PASS』という台を打ってたんですけども、途中で隣に誰か座ってきたんですね。

あら珍しいなと思ってフッと見ると、その人は良くわかんない柄のジャージにパンチという、完全にあっちの人の格好をしてました。

実は筆者が住んでる地域はそういう人はめちゃめちゃいっぱいおり、別に珍しくともなんともないのです。

が、隣に座られるとちょっとヤですし「移動しようかな」とも思ったんですけど、流石に着座されてすぐのタイミングだと少しカドが立つ気がして、しばらく間をおいてからそうする事にしたんですな。

んで横をちょっと気にしながらプレイしてると、そのオッサンが「あっ」みたいな声を出すわけです。

なんだろう、と思ってそっちを向くと、その台はボーナス確定画面が出ており、オッサンは暫く画面をみて、ちょっと心細そうにこっちに視線を送ってきました。

ああ、目押しが出来ないんだなとすぐわかったんで、何も言わずジェスチャーで「揃えましょうか」の意思を伝えると、彼は顔の前で手刀を切るような仕草をして「すみません」と口の形で告げてきました。

別になんてこたない話なんですが、それで手を伸ばしてサッとボーナスを揃え、そんでまた自分の台に向かって暫く後、またオッサンが「あっ」と言う。

それを見てはい了解、とまたボーナスを揃える。

『ぱちスロ PSYCHO-PASS』という台はめちゃめちゃボーナス確率が高く(全設定で1/99)、ちょっと引きが偏ると素でボナ連が発生する機種なんですね。

なので筆者もちょいちょいそっちを気にして打つようにしたんですけども、言ってもボーナスを揃える程度は大した労力でもないですし、特に面倒でもない。

ただ、オッサンは打ってる間にどんどん恐縮していってて、ボーナスが来るたびに「ごめんね」「悪いね」と何度も謝ってきます。

「いやいや、全然大丈夫っすよ」

そういう風に言ってたんですが、オッサンはとうとういたたまれなくなったのか、5回くらい連続でボーナスを揃えたところでちょびっと出たメダルをハコに移し、それを筆者に向けて「はい」と渡してきました。

「え! いやいや! 要らないですよ!」

断ったんですけども、オッサンは「悪いから!」と言いながら筆者の胸にハコを押し付けるようにして渡し、そして「コレ打っていいから!」といってART中に去っていったのでした。

(うわあ、パンチなのにめっちゃ気ィ弱いやん)

流石に目押しのお礼にメダルを全部くれる人には出会った事がなかったんでちょっと衝撃を受けると同時に、俺そんなに面倒くさそうにしてたのかなァと謎に反省したりもしました。

んで後日。

コロナ禍のど真ん中くらいの時期に話が飛ぶんですが、当時はうちの嫁さんがテレワークでずっと家におり、まあこういう機会もなかなか無いからねということで二人して毎日喫茶店でモーニングを摂ってたことがあるんですね。

その喫茶店というのがまさしくネズミを濡れタオルでシバいてたそのホールの真横なんですけど、2~3回くらい通ったタイミングで、筆者は「はっ」と気づきました。

その店のマスターが、完全にパンチなんですよ。

んで記憶をグッと引き寄せるに、どうもあの時「ごめんね」っつってハコを渡してきたあっち系の人って、多分このマスターなんですよね。

あっち系でもなんでもない、サテンのマスターっす。

そう考えるとあの時の腰の低さとかも合点が行きますし、もしかしたら自分の店の隣のパチ屋ということもあって「お客さんに迷惑かけらんねぇな」「お礼しなきゃ」みたいな意識が働いたのかもしれない。

色々と腑に落ちつつ「そういえばサテンのマスターもなぜかパンチ率高いよなァ」と、朝食のサンドウィッチを貪りながらぼんやり思いました。

皆様の体験談を大募集!

隣に座ったヘンな客…アナタの体験談を教えてください!

ライター・あしの氏が当コラムにて紹介させて頂く…かもしれません。

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コチラから送ってください!!!!!
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