(前編からの続き)

担当(以下・担)『払い出しがSPⅢは10枚でしたが、DX3は7枚に下がっていますからね』

しのけん(以下・し)『そのお陰でカウントする価値が上がってさ。出現率が高く試行数も多く得られるから、出現率が本来の数値に落ち着きやすいのはもちろんの事、逆に本来の数値よりブレてくれた時に強く参考になるんだよね』

担『…と言いますと?』

し『分布グラフにすると分かりやすいんだけど…』

担『コレは縦軸が起こり得る割合、横軸が小役出現回数って感じですかね？』

し『うん。で、自分が約2500G消化時の小役合算出現率が1/4.31だったのね』

担『はい』

し『で、半透明の赤線のあたりがちょうど2500Gで小役が580回(1/4.31)のあたりなんだけど、この時点で設定1の可能性自体はほぼ否定している出現率なんだよね』

担『確かに設定1はほぼ地平をなぞっていますね。設定4であってもなかなか起こりづらい。設定6ならその範囲の上振れがたまには起こり得るような割合ですかね』

し『その通りで。むしろここまで上振れしなくても、2500G程度で各設定の出現率近辺に落ちつきがちなのがこのグラフでも分かる。これが5000G、7500Gとか試行数大きくなればなるほど明確で』

担『確かに。ジャグラー程度の出現率(1/6.5)だとここまで顕著にはならないですしね』

し『うん。例えば1000円あたりのコイン持ちが全く同じ「A」と「B」という台があって。Aは小役確率が悪いけど払い出し枚数が15枚。Bは小役確率はめちゃ高いけど払い出しが5枚とかだったら、Bの小役出現率のほうが設定推測の参考になる。まあ当たり前の事なんだけど、ニューパルDX3はそういう利点があるって事』

担『納得です。ちなみにニューパルDXには他にも、「REG中の中段チェリー出現率」や「告知パターン」等がありますが、それら要素の価値はどうですかね？』

し『REG中の中段チェリーは確率差に対して試行数が得られづらすぎるかな。1日REGを30回引いても240G。終日打ってもたかだか240回程度しか得られない試行数で、ジャグラーのブドウ+αあたりの確率差を参考にしろと言っても厳しいかと。告知パターンに関しては「レインボー」は参考になる』

担『ベルに関してはどうですか？』

し『そういやいつのまにやらスロマガのモバイルサイトに中押しによるベル狙いが掲載されてるの気づいたんだけど(笑)。ってかあれなら効率良くベル出現率監視できるからやるべきかと。ちと自分があの手順で実戦をしていないから、機会があったらやってみる。ただねぇ…』

担『ただ？』

し『出目は完全に死ぬよね(笑)』

担『確かに(笑)。と言うかやはりしのけんさんでもリーチ目は出したいものですか？』

し『うん。完全告知マシンだけど、気づくのは基本ゲコゲコランプよりリーチ目が先なくらいニューパルのリーチ目は好き(笑)。ただ、当初掲載されていた順押しでのベル狙いよりかなり効率良くなっているから、ベルの確率差を考えると、今はやるべきと思えるかな』

担『なるほど。ちなみにニューパルDX3はまた打つ機会はありそうですかね？』

し『う～ん、正直面白さで言うとニューパルSPⅢのほうが上だと思うんだよね』

担『ほう。それはニューパルSPⅢのほうが、演出が3種類選べるとかゲーム性の自由度が高いからですかね？』

し『それもあるけれど、なんと言うかゲコゲコランプに、同じ完全告知機の「GOGOランプ」や「ハイビスカス」のような魅力がイマイチ足りてなくて』

担『ほ～う。魅力…ですか』

し『うん、魅力。GOGOランプやハイビスカスって、いくらハマったとしても、ペカった瞬間に今までの苦労を一気に許せちゃう魅力があるんだよね。そんな魅力が何故か少し足りないんだよねぇ…』

担『なるほど。なんだか少し納得できる面も』

し『だからニューパルDX3単体で置かれているホールよりも、SPⅢと一緒にシマになっているホールなんかじゃないと打てるチャンスは少ないんじゃないのかなと。逆にそのようなホールには頑張ってほしいなぁ…と思う』

担『また是非実戦お願いします！』