(前編からの続き)
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■1月13日(水)■

ビーナスラインの状況はますます悪化してきていて、かなりのホールが変則押し禁止。これ、通常時のみならまだマシですが、BIG中も禁止のホールが増えてきてしまいました。また、女性専用台や、低換金率での1回交換、シマ閉鎖のホールも多くなってきている状況です。

そんな中、打っているホールは等価1回交換のS店。通常時は変則押し禁止ですが、ハズシはOK。末期的状況の割には設定的にも期待出来そうなホールです。そんな訳で、2日前からこのホールで順押し。これでも既存の機種と比べたら全然甘いですしね。

ただ、このホールも日に日に赤チェリー落としをする人が増えてきて、それにともない出玉率も高まってきているし、この頃「18日まで女性専用台」とか「18日までこのシマは営業しません」等、18日という日付をビーナスラインに関する至る所で目にするのです。

この日で大幅に状況が変わるのは間違いないと思えます。どっちにしてももうビーナスラインは長く打てないでしょう。今日も開店と同時にS店に入店しました。

初当りは4000円でBIG。1回交換なので店員さんにリセットをしてもらわなければなりません。が、朝早いからか店員さん、なかなか気付いてくれませんよ。結局自分で店員さんの所まで行って頼みました。

そんな事で気分を害すも、その後8連続で少投資BIG。すべてが確実にプラスラインで、良し良しです。

続いての投資が1万4000円で、REGからBIGへ。続いてのBIGが、ストレート1109プレイハマリながらも、1万9000円の投資で済んでしまいましたよ。

どうでも良い事ですが、背中のシマはドクターエー7。ビーナスを味わった今となっては、きっと一生打たないでしょう。

そんな事を考えながらもBIG引くまで現金投資、BIG終わったらリセット&レシート待ちの休息。この繰り返しを実行し続けました。投資ペースが少なめなので、確実に収支が高まってるのがわかります。

閉店っ。なんとか財布の中にあるお金で1日を乗り越えましたよ。計算すると投資は12万8000円。すべてのレシートを足すと12342枚なので…11万8500円のプラスだっ!　良しっ。

年末から1日も休まず打ち続けている自分。大掃除も出来ぬままの荒れた部屋。疲れた目と肩のため、そして明日のために、ただただ眠るのでした…。

担当(以下・担)『…と、言う訳で、当時の騒動が手に取るように分かる稼働日記を特別に2本お届けしましたが』

しのけん(以下・し)『ビーナス導入が1998年の12月半ばでメーカー回収が確か1月17日だったかな。この期間はほぼビーナスを追っていて、実際はもっとドタバタしていたけれど、いつもと変わらずあくまで気軽に読めるような日記を心掛けて書いたんだよね』

担『この攻略自体はホール導入初日にしのけんさんが発見し、スロマガではスクープ記事にさせていただいたんですよね』

し『うん。スクープ記事作成から製本までのタイムラグがあったけれど、撤去される前にギリギリ発売が間に合った感じだったよね』

担『懐かしいですね。しかしどうやって攻略手順に辿り着いたんですか？』

し『攻略法と言っても、イジワル制御を回避しつつ小役狙いをしっかりと行なうだけだからそんな大層なモノじゃないよ。正確に言うと、導入初日に順押し最適手順を完成させて、2日目に逆押し手順を試して、それが最適と判断した感じ』

担『攻略法をに辿り着いたキッカケはどんな感じだったんですか？』

し『当時の喰うならやらねばの最後のページに「それゆけニューフェイス」っていう新台摸索カコミがあって、そのデータ取りのために新装初日に打って、「なんだコリャ凄い！」って気づいた』

担『そんなあっさりした感じなんですか?』

し『うん。すぐに辿り着いたよ。リール配列を元に順押し小役狙いの最適手順を模索していたら、その時点で随分コイン持ちが良くなって。その時に「小役補正機能はなさそう」って事に気付いて』

担『当時の機種は小役が取れないと小役確率が上がったり、その逆になったりといった小役補正機能を有した台が多かったですもんね』

し『その補正がないとなると、小役のこぼしは完全に損。順押しだとベルと15枚役を同時に奪取出来ないから、小役ナビ演出によって狙い箇所を変える順押し手順をまず完成させて』

担『まずは順押し手順が完成した訳ですね』

し『うん。導入初日はBIGとREGの確率がちょうど設定1くらいの確率だったんだけど、その順押し手順だけで2000枚くらい浮いて、前述したように「なんじゃコリャ凄い！」って(笑)』

担『なりますよねそりゃ(笑)』

し『数値上だけで見るとあまりに甘すぎるから、「もしかしたらカンパイRDみたいにリプレイ後の1Gはボーナス抽選してないのかな」とかそんな疑念も持ちつつ、翌日は変則押しを試してみようって思って…』

(後編に続く)