2400枚規制緩和がもたらす変化を考察!!
先日、しのけん&ヘミニクに行った質問をjin・日向七翔・タイラにも実施!!
しのけん&ヘミニクの回答は【コチラ】
当サイトをご覧になられている方なら既にご存知だろうが、今一度説明させていただこう。
現在2400枚までしか出玉を獲得できないという規制がある6号機だが、今後その規制が緩和されるらしい。内容としては獲得上限が「MY2400枚」だったものが「差枚数2400枚」となり、そこまで入れた分の枚数+2400枚が一撃で獲得できるようになるというものだ!
6号機になり一撃の最大獲得枚数が2400枚はキツい・・・と感じた方がどれだけいたかはわからないが、少なくとも今後いつかのタイミングでこの厳しい規制が緩和されるということが分かっただけでも業界の大きな前進と言えるのではないだろうか。
そんな大きな変化を聞き、よりパチスロに詳しい・パチスロと向き合っているライター達はどう感じ、何を考えるのか。現在の率直な意見を聞いてきたので、今回もQ&A形式で発表していくぞ!!
※今回のQ&Aでは「設定変更後から差枚数2400枚」ではなく「有利区間内での差枚数2400枚まで」という解釈であることを前提として質問している
Q : 差枚数2400枚になった場合の打ち手のメリットは何がありますか?
一撃で2400枚以上取れる可能性がある!ってのは大きな1歩で、お金を入れる理由になると思います。天井到達してもトントンか負けみたいな夢も希望もないような展開が減るのは良いこと。あとはどれだけ荒いスペックを作れるかってのが焦点になるかな。
設定狙いをする上でのメリットはほぼないと思います。ハイエナに関しては出てくる機種次第ではありますが、GODシリーズとかはこの規制緩和にピッタリなイメージ。
Q : 差枚数2400枚になった場合の打ち手のデメリットは何がありますか?
気になるのは来年末以降という点。来年1月で5号機が撤去となります。おそらくそれと同時に相当な数のホールが潰れたり、ベニヤになったりもするはず。そしてこの規制緩和が見えている状況下で来年出る機種がどれだけ売れるのかなどの不安もあります。
正直、5号機撤去で入れる台がないからとりあえず新台を買うしかないという悪循環が起きるのが最悪かなと。そしてこの規制緩和で業界に明るい未来が待っている!! と、期待しすぎるのは危険かなとも思っています。
Q : 差枚数2400枚という緩和に対して感じる率直な意見を教えてください
正直、勝ちやすくなるとか勝ちにくくなるとかってのは大して変わらないと思う。ハイエナバブルが来るんじゃねぇかとの意見もあるが、純増5枚以上の台で一撃3000、4000枚出る様なスペックはおそらく試験を通らないので、そこまで時間効率の良い台は出ないと予想。純増2~3枚でだらだらと増やす感じになるんじゃないかなー。
ゲーム性の幅は広がるし、今よりも多少荒いスペックは作れると思うので、楽しみではあります。ただ喰えるとか喰えないに関しては大きな影響が出ないと思うので、その時の最善を尽くすだけ。時代の変わり目ってのは意外と抜け目があったりするので、人と違う視点を持つことが大切だと思います。
規制緩和は勿論良いことなのですが、このタイミングで発表して実際に世に出回るのは来年末以降というのが1番の不安です。
それまでホールが、そしてユーザーが耐えれるのかどうか。1度離れてしまったユーザーが戻ってくるだけの規制緩和になるのか? 個人的には不安の方が大きいかなと思っています。
この知らせを聞いて規制緩和だぁ! わーい!!と、騒いでいる業界人もいますけど2022年が厳しい年になることは変わらないと思うので、まずはそこを乗り切れるよう自分自身も引き締めて来年に挑もうと思います。
Q : 差枚数2400枚になった場合の打ち手のメリットは何がありますか?
今まで大量上乗せや大量ストックした時は無駄引きになっていたので、そういう時に確実に2400枚以上獲得できるのは、イチ打ち手としてかなりありがたい事だと思います。
有利区間の最初に大きく凹んでいる台の場合、そのマイナス分も返ってくるので、後ヅモやハイエナで有利区間の途中から打ち出す時にかなり美味しい思いができる可能性がでてくると思います。
Q : 差枚数2400枚になった場合の打ち手のデメリットは何がありますか?
現時点で明確なデメリットはないと思います。
Q : ハイエナが今よりも有用になる時代が来ると思いますか?
実際には純増0.3~1.0枚/Gみたいな低純増台が増えるような気がしますが、もしも高純増の荒い台が登場するならハイエナはかなり有効になると思います。
そうじゃなくても純増2.0枚/Gみたいな台でも一撃3500枚ぐらいなら目指せると思うので、今よりは確実に有効になる。
そう考えると、5号機中盤~後期にかけてのハイエナ全盛期程ではないと思いますが、またハイエナをする人が増えるかもしれません。
Q : 差枚数2400枚という緩和に対して感じる率直な意見を教えてください
率直な意見だとただただありがたい。
僕がしっかりパチスロを打ち出した5号機~6号機の業界の流れを見てきて、今後も出玉性能は悪くなるばかりだと思っていたので、少しでも良くなる可能性があるって事は良いニュースでしょう。
…蓋を開けてみれば「今より悪くなっていた」ってならなければ良いと本気で願っています(笑)。
Q : 差枚数2400枚になった場合の打ち手のメリットは何がありますか?
今回の変更は当然打ち手側にメリットが多いと考えられます。第一に、差枚数で2400枚ということは、どんなにスランプグラフが下がろうとも、そこから+2400枚のラインまで一気に巻き返せるということ。これまでの6号機で最もツラい場面といえば、何より大量投資した時でしょう。5万円目を投資した時点で「もう一撃では捲れない…」と絶望を感じた方も多いと思います。「出ないクセに吸い込みだけは一丁前」なんて言われてしまうのも、まあ仕方ない話ですよね。
それが今回の変更によって、少なくとも有利区間内で吸い込まれた分は捲ることが可能、さらにはそこから+2400枚までは狙える、ということでその違いは歴然です。
Q : 差枚数2400枚になった場合の打ち手のデメリットは何がありますか?
有利区間が初搭載された5.9号機が登場した際、各メーカーが前面に押し出していたのが「出玉の上限は出来るが、それがある分初当りや平均的な出玉性能は底上げできる」「一撃2400枚は、これまでの機種でも実際にはなかなか出ない」ということ。当時は、有利区間という負の存在をなんとか前向きに捉えようという、ぶっちゃけ苦肉の策にも聞こえましたが……当然これが正論であることは間違いありません。
というわけで、今回の変更ではこの逆の現象が起きるということになります。一撃の夢が大きくなる代わりに、それ以外にシワ寄せがくるのは必然。どこかで帳尻を合わせなければいけないので、例えばAT単発の頻度が増える…なんてことがあり得るかもしれません。
Q : ハイエナが今よりも有用になる時代が来ると思いますか?
単純に吸い込んでいる台の方が出るということから、朝イチの状態を打つより、回って凹んでいる台を打つ方が一撃の出玉に期待できるのは間違いなし。いわゆるハマリ台狙いと相性がいいのは間違いないと思われます。…ですが、先ほども言ったように必ずどこかにシワ寄せがくるはずなので、単純に今回の変更だけでそこまでハイエナだけが有利になるとは思いません。今の6号機のハイエナが、AT突入時の安定した出玉性能に頼ってる部分もありますから。
ただ、天井性能が大幅に優遇された機種が出た場合は話が変わってきます。例えば、5号機でいうところの「ミリオンゴッド〜神々の凱旋〜」のような機種。天井到達時の半数が80%ループという破格の天井性能だったため、実際狙い打つ人も多かったですね。このように通常ATに比べて、天井ATの爆発力が圧倒的に高い場合は、むしろ天井到達こそが正義・・・みたいになる可能性もあるでしょう。2500枚以上吸い飲んだ状態から、天井ATの性能を活かして一撃5000枚みたいな展開も起こりえます。
というわけで、ハイエナに関しては今後登場する機種やメーカーの考え次第かなと。とはいえ、こういう台が登場する可能性もあるという事実は大きい。到達率の低い天井であれば全体のPAYOUTや検定通過にそこまで大きな影響はないと思われるので、搭載することは可能だと思われます。
Q : 差枚数2400枚という緩和に対して感じる率直な意見を教えてください
この話を聞いた時に感じたのは、少なくとも悪い話ではないだろうということ。各方面の偉い方々の努力の結果、パチスロ、そして6号機が良い方向に向かっていることは間違いありません。
今回は一応考えうるデメリットも挙げましたが、メリットの方が多いのではないでしょうか。「もう一撃で捲るのは不可能」と絶望していた場面でも、多少なりとも可能性を見い出せるという点は素直に嬉しいですよね。
完全6号機時代到来が迫る中での朗報に、今後これを踏まえてどんな機種が登場するのか、自分も楽しみにしたいと思います。
「2400枚規制緩和」「有利区間終了条件変更」に関する記事はコチラ!
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パチマガスロマガ専属ライター
jin
イタリアンレストラン店長、キャバクラ経営などを経てパチスロライターに。現在はガチプロとして活躍する一方で、ムチャブリ企画などバラエティでもその意外な才能を発揮している。攻める範囲は幅広く、パチンコ・パチスロ両方で立ち回る万能型ライター。オートレースなど公営ギャンブルにも精通している。麻雀やポーカーなど戦略性が高いゲームを好む。
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パチマガスロマガ専属ライター
日向七翔
第7弾旅打ち制覇者で、歴代2位となる+300万超の収支を記録した猛者。ゴールした後はライターの道へと進み、現在もガチプロライターとして活動している。ライターイチのサッカーオタク(自称)で、フットサルチームにも所属している。
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タイラ
超過酷ドキュメンタリー企画「決死のパチスロサバイバル」の初代制覇者。旅打ちゴール後はスロマガ編集部員としてスキルを磨き、2014年にライターへと転身。現在は自身出演のかたわら、動画撮影編集やディレクションにも携わるエディター兼ライターとして活躍している。どんな仕事もそつなくこなすオールラウンダー。
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