Pニュートキオ ハカマタイプ
いよいよ登場したトキオシリーズ最新作。
今回が5作目となるが、トキオシリーズといえば、やはり初代デラックス登場時のインパクトは凄まじかった。
ハネモノ低迷期が長く続く中で登場し、瞬く間に人気を博した、まさにハネモノ界の救世主的存在だった。
V入賞後のラウンド抽選にスカイツリー風なタワーを使って長い尺で魅せる仕様がかなり画期的で、今もなお継承されているし、当時の自分も良く打っていた。
となればもちろん評価は100点満点……と言いたいところなのだが、ひとつだけ引っかるところがあり、満点が付けられないでいた。
それは、ノーマルルートの絶望感である。もちろん、ノーマルルートで当たる台もあったが、それはあくまでクセが良い台に限ったことで、ゲーム性としては十分に落とし込めていなかった印象があった。
ハネモノで大事なのは、役モノ内に入った玉が一番多く辿るルートにて、いかにハズレギリギリまで当たりの期待を残せるかだと思っている。
初代は第一分岐のミニタワーをクリアしSPルートに向かえるかどうかには力が入るが、そこで弾かれた玉のノーチャンス感がどうしても好きになれなかった。
初代以降はそのSPルート到達率を上げることで、相対的にノーチャンス割合を下げている印象だったが、根本のノーマルルートには、あまりウェイトが掛けられていなかったように思う。
これが、今までトキオシリーズに満点を付けられなかった理由である。
ニュートキオは100点満点!!!!!!!
前置きがかなり長くなってしまったが、今回のニュートキオの率直な評価は、100点満点である。
なぜなら、その唯一の懸念材料だったノーマルルートがバリバリに改良されているのだ。
個人的には、3作目のトキオスペシャルのノーマルルート途中で、玉が一度止まってしまうギミックが改悪のピーク。
その場所が上下に可動するスロープとなっており、勢いが増した玉がしっかりとベンツのマークのような窪みを通ってV入賞するし、過去作のようにタワーの足元付近に乗り上げてV入賞もする。
どちらも非常にスピーディな動きで入賞する期待感がある。これによりノーマルルートもハズレギリギリまで楽しむ事ができるようになった。
時間にするとわずがコンマ何秒の差ではあるが、役モノ内に入る玉の全てが期待感を持続できるという意味は相当大きい。
これは、餃子の王将シリーズにてモヤモヤしていたノーマルルートが、次作すしざんまいにてバッチリ改良されていた喜びに近い。
そんな印象を持ったニュートキオの初打ち実戦は、次回お送りしていこうと思う。
次回、ドテチンがトキオの負け額日本記録に挑む!?
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