※秋山良人の過去連載まとめはコチラから。

秋山…調子に乗っていました…。

売れない笑い芸人だった秋山が生活のためにハイエナに手を染め、気づけばハイエナの帝王だ、ハイエナの神だ、ハイエナ界の横浜流星だ、ジョニー･デップだ、オーランド･ブルームだと持て囃され、勘違いし、一番大切なモノを疎かにしてしまいました…。

これはいつものように稼働をしていたとある日の出来事です。当日の秋山はお世話になっているホールの旧イベ日だったので、朝から抽選に参加した秋山は抽選で9番を引き、狙い台である「スマスロ北斗の拳」に最速で最短で真っ直ぐに一直線に歩みを進めました。

ライバル達も続々と北斗のシマに集まってきましたが、秋山は狙い台を押さえることに成功し、後は自分の考察が正しかったか挙動を楽しむだけ、そんな秋山の後方から朝イチとは思えない重厚で派手な音が鳴り響きました。最初はかすかな違和感を覚えただけでしたが、秋山の脳内は情報を整理して、その違和感の正体に辿り着きました。しかし、そんなことはありえないと秋山の中のリトル秋山が否定を始めたので、振り向いて自らの両目でリアルを目撃してしまいました。

後ろにあったのは「スマスロ真･北斗無双」で、その画面にはSTの残りゲーム数77Gと継続回数を示す12という数字が右上に表示されていました。なぜこんな日に据え置き台が、しかも期待値5000枚オーバーの状態で…受け入れたくない気持ちと自分がそれに気づけなかったショックで、家に帰って超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田でも読みながらお菓子を食べて屁をこくぐらいの現実逃避をかましそうになりましたが、

歯を食いしばって自らの稼働に専念しました。自分の北斗も挙動は悪くないし、2000Gを踏んだところで…

設定456が確定したのですが、その間も後ろでは夏フェスぐらいの盛り上がりで、裏ボタンの振動音とロゴが落下する音のセッションに、秋山の脳汁を刺激する高音と低音が混ざり合うあの音が繰り返されていました。

結果だけで言えば、狙い台にズバピタで座り、早い段階で確定役を二発引き、一回はAT中で無双転生チャンスに繋がるようなキャッキャウフフの展開で勝利を収めた最高の実戦と言っても過言ではない一日だったのですが、朝イチの視野の狭さを痛感し、ハイエナとして大切な周りをよく見るという初歩的な部分を疎かにしてしまったという反省の一日でした。

いかがだったでしょうか。ちょくちょく顔を出しているホールで、ある程度は状況も把握していると勝手に思い込んでしまい、基本を疎かにした秋山のミスを反面教師にして下さいね。

そもそも、当日はリニューアルしてから初の旧イベ日だったので、リニューアルした時から状況が変わる可能性があることを覚悟しておかなければいけなかったんですよね…。今回の出来事が意図的なのかヒューマンエラーなのか分かりませんが、意図的であれば前日の下見が重要なホールになりますし、普段全リセのホールでもヒューマンエラーで起こる可能性もゼロではないので、通い慣れたホールでも視野を広く隅々までチェックしましょう。

特に朝イチは狙い台の台番だけを見て歩くのではなく、画面や下パネルなどのチェックも必須ですよ。猿も木から落ちるし、秋山も期待値を見逃すこともあるんですよね～…。