※『秋山良人のエナコラム』過去の連載まとめはコチラから。

秋山には持病があります。痛風に座骨神経痛に喘息などなどです。

そんな病気の中で一番厄介なのが……

「パチンコ･パチスロ関係ない私生活でもすぐに思考がそっちにもってかれちゃう病」。

テレビを観ていて、白以外のテロップを観たら『チャンスアップかな』とか、

赤いテロップを観たら『熱ッ！！』とか思っちゃうアレです。

先日も知り合いの家の換気扇の下でタバコを吸っていた時に…

これが目に入りました。

あるはずはないと分かっているのに、携帯で検索してしまう秋山はちゃんと病気だと思いますし、存在しないのが分かってからは「３号機時代に人気だったフィルタの後継機。前作のゲーム性を踏襲し、さらに出玉面でパワーアップした爆裂AT機」と、勝手に妄想していました。

ちゃんと病気だし、かなりの重症だと自分でも思いました……。

この病気の厄介なところは症状を抑える方法がないことです。

秋山はこの病気になってから月をまともに見ることができません。息子に「見て～月がキレイだよ」と言われても、秋山が見上げる月は次回のモード示唆であって美しいかどうかには辿り着きませんし、雷が鳴ったら怖いとかより先に「ワルプルだな～」とか思いますし、桜を見たら誰かを思い出さずにはいれない状態になっています。

もちろん、秋山のこんなコラムを読んでいるような稀有な読者の皆々様ですから、同じような症状の方もいると思います。

ただ、秋山の場合はさらに「ハイエナ」という特殊な症状も出てしまうので、

家族でお祭りに行っても全ての屋台を全部見てから

「チョコバナナはじゃんけんで勝つと２本もらえるあそこが一番期待値が高い」とか、

「焼きそばとかはお祭りの屋台ではなく、その商店街の街中華が店の外で売っているやつがコスパ的に最高だろ」

みたいになって歩き回るので妻も息子もヘトヘト。せっかくのお祭りなんだから子供が好きなように遊べるのがベストだと分かってはいるのですが、エナの悲しい性ですかね～。毎回こうなってしまうんですよね……。

さて、秋山のコラムを読んだことのある敬虔な皆々様なら薄々気づいていると思いますが、今回はハイエナ的に喰えそうなお話や、機種やホールの話はございません。

なぜならば…何も変わっていないからです。

変わってないというのはちょっと語弊がありますね。変わってないのではなく、変われないというのが正しいと思います。どんなに新台が出ようが、秋山の使っている稼働地域では「パチスロ甲鉄城のカバネリ」と「スマスロ北斗の拳」が別格で拾えて、後はどんぐりの背比べ。

何なら新台系は「L主役は銭形４」以降はほとんど触れていません。「スマスロキン肉マン～７人の悪魔超人編～」はかなりのエナ機との評判ですが、台数と稼働とライバルのバランス的に触れず、その他のスマスロも同じような条件で拾えていません。そもそもカバネリと北斗が優秀すぎるので、❝他の機種まで行く必要がない❞というのが本音です。

いかがだったでしょうか。SNSなどで新台系の情報が飛び交っていますが、秋山的には打てる環境にあるのであれば打てばいいと思います。

もちろん、秋山だってチャンスがあれば触りますよ。ただ、美味しいという情報を把握するのは必要ですが、おかれているホール状況で拾える可能性が低そうなら、無理して触る必要はないと思います。

スペックや期待値よりも「拾える」かどうかが一番重要なので、情報はもちろん、自分の使っているホールでその瞬間に最適な機種を拾いましょう。