緑山淳篇第四話　P大工の源さん超韋駄天【連チャンが1時間以上止まらない!?　超源RUSH大爆発！】

夏本番だ。
今年も炎天下でマスクを着けて歩き、外呑みもできない状況が続いている。

しかし、数年前の我々が見たら異常ともいえるこの事態を、今では何だかすっかり慣れて来てしまっている。
何とも怖いものだ。
ひょっとしたらバイオハザードみたいな世界になっても、意外とすんなり受け入れてしまうのかな。

普通の日常ってなんだろう。と考える、そんな普通の日の話。

この日は朝からパチスロ「HEY！鏡」の設定狙いで-6枚。
時間はまだお昼になったばかり。120円負けで帰るにはちょっと早い。

そういえば、前の週はなにかと忙しくてパチンコの状況をチェックできていなかった。
てなわけで、近くの大型店へ。

何となく見歩いて行くと「P大工の源さん超韋駄天」のヘソが全体的に良状況となっている。

お店によってはやや旬が過ぎている感はあるが、この店ではまだまだ主力級の扱いだ。
ただこの機種、実は自分はほとんど打ったことが無く、この状態で打てるのか正直判断が付かない。
なに、どうせアブれているんだ。お勉強打ちでもしようか。

風車上にハッキリとメリハリがあるので、良さそうな台をチョイス。
ステージ性能に個体差があるのは知っているので、そこを注目しつつ台移動して行こうか。
なんて思っていたら、1台目から悪くないステージ挙動。
回転率もグングン上昇していき、1万円で253回転。
これは台移動をする理由がないね。

投資を続けていくと1万7000円目に初の極源炎舞から無事大当り。

しかも超源RUSH突入。
これは12連チャンという、なんとも普通な結果だったが、ともあれ5000個ちょいの持ち玉は確保。

続行していくと、コンスタントに初当りを引き、すべて超源RUSHに突入。
連チャン自体は伸びずライトミドルのような安定したグラフだが、こんな超韋駄天ミドルも悪くない。

夜になり、そろそろ帰ってノドを潤そうかなと思い始めたときに事件は起きた。
この日、5回目の初当りが3図柄かつファイナルジャッジ敵数777人で5回目のRUSHを呼び込んだ。

そしてこのRUSHがどんどん継続していき……

なんと86連チャンで一撃3万6000発!!
持ち玉は4万7000発弱になってしまった。

やはり速い。
まったりしたグラフで稼働を終えようとしていた自分が、1時間ちょいで大勝ち者の仲間入りである。
棚からぼたもち。晴天の霹靂。まことに有り難い。

でもやっぱりこのスピードにも慣れちゃいけないのかな。
来年はどんな夏になっているのだろうか。