話題のスマパチの裏側を取材!
12月16日に導入を予定しているダイナム様(以下、敬称略)のPB機「eA夏色日記GO」を皆様は御存知でしょうか?
これまで95機種、約90,000台開発・導入されてきた「ごらく」ブランドの最新作で、
・ごらくPB機初のスマパチ
・新筐体「ZGO」枠
・業界最大クラスの全面液晶(25.2インチ)
・筐体の基板や盤面のみを交換する構造を採用することで入れ替え作業を大幅に軽減
・遊技台価格を下げる目的で「広告機能」を搭載
など、『パチンコを日常のごらく』にするべく開発された機種で、特に「広告機能」はありそうでなかった機能だったことからXを中心としたSNSで話題に。
今回は、そんな話題の1台の開発担当の方にお話を聞くことが出来たので、“本機の開発コンセプト”や緩和される“設定付きへの想い”などお伝えしていこうと思う。
ごらくPB機公式HPはコチラ。
eA夏色日記GOとは?
本題に入る前にまずは、本機のゲーム性やスペックを紹介する。
【基本仕様】
・確変ループ機
・遊タイム搭載
【大当り確率】
・通常時:1/89.8~1/77.7
・高確率:1/19.9~1/17.2
※6段階設定【確変割合】
・全設定共通50%【時短回数】
・30回【遊タイム詳細】
・発動条件:低確時220回消化で発動
・発動時の恩恵:電サポ回数10,000回
高射幸機が多い中、貴重な遊べる甘デジ帯の確変ループスペックだ。
ごらくブランドといえば「設定付き」。開発する上での苦悩や思いとは?
そもそも何故「設定付き」に拘るのか。
その名の通り、「パチンコを娯楽にしたい」という思いが強いからのようだ。前述した遊技台価格の値段を下げる為の工夫をするのもその一環からで、「設定付き」に拘るのはより遊びやすくする為とのこと。
ただ、設定付きは設定付きで多くのユーザーに楽しんでもらう為の苦悩があるそう。それは「設定推測」の部分の情報がなかなか認知されないこと。ダイナムで遊技するユーザーの多くはシニア層。都心では気にする若いユーザーもいるそうだが地方となると、設定4以上が濃厚となる演出が出ても放置されてしまうそうだ。
演出で分かる主な設定示唆は「大当り中のオーバー入賞時のボイス」、「大当り終了後のメダル」。
それだとどうしても大当りしないと、設定推測が出来ないので通常時に設けないのかお聞きしたところ、「PAアニマルマンションGO」で(通常時の設定示唆演出を)搭載してみたが、浸透しなかった。」とのこと。
シリーズ通して設定2以上は打っていれば分かるような出現率にしたり、台間POPに攻略サイトに繋がるQRコードを載せるなど認知させる為の工夫はしているがなかなか……との話だった。
「設定2以上は打っていれば分かるような出現率」に出来ているのは、PB機だからこそ出来ることだと思う。法人やホールによって考え方は異なるので、『そう易々と判別されては困る』という所もあるだろうから、現実的にPB機以外で実現することは難しい。
繰り返しにはなるが遊びやすくしたい、娯楽にしたいという想いが設定示唆演出の出現率にも表れていると感じた。
長く楽しんで貰う為にあえて残している『余白』。
牧場ステージまたは河原ステージ中、リーチ直後ボタンPUSHで保留変化が起こる可能性がある。このような所謂裏ボタン的な要素や演出法則は他にもあるそうだが、公式からあえて発表せず「打ちながら発見していって欲しい」そうだ。
発信をしないのには開発側の意図以外にも理由がある。それはユーザーの声だ。調べて楽しむというより、こうなんじゃないか、と一種のオカルト的要素として楽しんでいる人は多いという。話を聞いていて、そういう余白を楽しむような遊び方もまた目指すべきごらくの形の一つなんだと強く感じた。
是非打つ人は発見していって欲しいのだが、ごらくシリーズにこれまで触れてこなかった人にとってはノーヒントだと見つけづらいと思う。なので、1つだけこっそり演出法則を教えていただいた。
河原ステージ中、背景に麦わら帽子が舞う演出がある。
演出発生後、リーチがかかると"激アツ”なんだとか!
結構な頻度で発生するので、一見特に何も示唆していないのかな?っと思ってしまいそうだが、やりこんだからこそわかる要素があるのも本機の魅力と言えるだろう。
娯楽の未来について
ごらくシリーズはシニア層向けに作成しているとのことだったので、若い層に打ってもらいたいという思いはないのか尋ねてみた。
「正直、高射幸機に慣れてしまっているお客様は合わないと思うが、まだパチンコを打ったことのないお客様には分かりやすい作りになっているので向くと思う。そのようなユーザー(完全新規ユーザー)に打ってもらうことで、パチンコの裾野を広げる役割を担える台だと考えてる。
とはいえ、今後も基本的にはダイナムのお客様向け(シニア層向け)で開発をしていく方針。市場に高射幸ではない機種が少ないので、これからも優しい台を作っていきたい。射幸性がなくても「設定推測」の部分や「やりこんだからこそ分かる法則」の部分で楽しんでもらいたい。」とのことだった。
続けて、パチンコの設定の部分で緩和があったが、長らく設定付き機種を開発してきたダイナム目線で正直どう思っているのかも聞いてみた。
「これまで大当り確率にしか設定差を設けることが出来なかったが、他の部分(確変割合など)にも設定差を設けられるようになるので、ゲーム性の幅が広がると思う。まだいつのどの機種でその緩和を活用するかは分からないが、今までにないような機種が作れるのではないかと思う。
よりスロットに近い感覚の台(偶数は安定、奇数は荒いとか)が作れるのではないか?と考えている。
ゲーム性の幅以外にもこの緩和を機に他メーカーから設定付き機種がリリースされ、(設定付き機種の)市場が盛り上がるのではないかという期待をもっている」とのことだった。
これまで筆者は設定付きにあまり触れてこなかったが、「パチンコの未来はごらくPB機を筆頭とした設定付きが握っているのかもしれない。」と今回の取材を通して感じた。
そんな未来あるごらくPB機のオリジナル機は今後も毎年2機種出していく予定だそう。「eA夏色日記」を筆頭とした新たなごらくに今後も注目していきたい。
夏色日記のゲームフローなど詳細情報掲載予定のパチマガスロマガモバイル!
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