読者が選んだこの年のNo.1はタイアップ機ではなくオリジナルマシン!!
※当該記事は1998年発売の「パチンコ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回から始まるPLAYBACKはパチマガ・スロマガの年末恒例企画「キングオブパチンコ大賞」「スロミー賞」の復刻版!
その年のNO.1機種を読者投票により決定する人気企画を、当時の原稿をそのままに、WEB上で完全再現。ランキング機種はもちろん、原稿内容や液晶写真など、いたるところで当時の雰囲気を感じることができるPLAYBACK記事となっているぞ。
今回は1998年のNo.1機種が決定した第4回キングオブパチンコ大賞をお届け! 前年に新基準といわれるCR機が登場しスペックが画一化。オリジナリティを出しにくくなった流れの中、オリジナルキャラで1位を獲得した機種とは…!? 必読!!
惜しくも2連覇ならず! 3強が入り乱れての争いを制したのは…
接戦の末、豊丸が1位・2位を独占!!
年末恒例、第4回目を迎えた「キングオブパチンコ大賞」。今年は今までとは違い圧倒的に強力な機種が見当たらず、正直どの機種が大賞となるのか全く予測がつかなかった。
そんな中、見事98年「キングオブパチンコ大賞」の栄光に輝いたのは…豊丸の「CRモーレツ原始人T」!! しかも同社の「CRデラマイッタJ-3」が2位と、豊丸の機種がワンツーフィニッシュを決めるすさまじい結果となった。
なお昨年の大賞を獲得した「CRモンスターハウス」は執念の3位と、惜しくも2連覇は逃したが大健闘。さて、それでは他の部門も見てみよう。
■「1998年もっとも面白かった機種」部門
ここでも豊丸の2機種が強さを見せた!
スペック面で「つまらない」と言われつつも新基準機が大半を占めた「最も面白かった機種」部門。やはりここでも「キングオブパチンコ大賞」を獲得した「CRモーレツ原始人」が優勝を飾った。2桁と見間違う程のデカイデジタルや、ふんだんに盛り込まれた予告・リーチアクションに奥の深いゲーム性は選ばれるに相応しいモノであろう。
2位には昨年の覇者「CRモンスターハウス」がランクインし人気の根強さを見せた。西陣から2機種がランクインしたのにも注目。一般・マニア層ともに納得の丁寧な台作りが評価されたようだ。
■「1998年もっとも儲かった機種」部門
97年に続いてモンスターが優勝!!
「最も儲かった機種」部門はなんと、「CRモンスターハウス」が昨年に続いて1位を獲得。登場から数年経ったが、毎年機種の移り変わりが激しい各ランキングの中、未だ打つ人が多い事を物語る結果となった。
他部門同様、新基準機の名前が目立つランキングだが、上位には旧CR機の名がチラホラ。やはり爆発力ではコイツらにはかなわない!? また、7位・8位にある現金機2機種のランクインは大健闘。特に8位の「マジカルチェイサー3」は基本スペックの甘さや高い止め打ち効果でまだまだ喰える可能性をアピール!
■「1998年もっとも負けた機種」部門
「勝ちがあれば負けもある」ってなワケで、「最も負けた機種」部門。こちらも昨年に引き続き「CRモンスターハウス」が堂々の1位。なんと上位3つが旧基準CR機で占める結果に。しかしながらこの3機種、今でも釘が良いホールを見たことが無い程の人気ぶり。そりゃ負けるわな…。
■「1998年もっともつまらなかった機種」部門
これも恒例となった「最もつまらなかった機種」部門。イヤ~な1位はメーシーの「CR金太郎V」に決定! 等価向けの辛めなスペックが災いしたのか、顔&トンボ予告が複雑すぎて客がついて来れなかったのか…同じパチコンでも「CR乙姫」は結構人気あったのにねぇ…。
2位以下は非常に僅差。比較的シンプルなリーチアクションを持った機種の名前が多い。やっぱり時代は演出過多なんですかねぇ。一応フォローを入れときますと、ランクインした機種はいずれも設置が多かったものばかり。打つ人が多いと評価も分かれるってもので…。
■「1998年もっともインパクトがあった機種」部門
この部門は予想通りとも言うべきか「CRデラマイッタJ-3」が当然の如くトップに。2位の「ブリバリ原始人E」に(コイツも豊丸!)、2倍以上の差を付けた。堂々1位の理由は見た目のインパクトだけでは無く、「確変突入を見えなくする」事で、ひと昔前の連チャン機を再現しようとした、その特異な仕様にもあったのだろう。そんな中、ルパンやがきデカ、加トちゃんなど、強力なキャラクター物も大奮闘した。
■「1998年もっとも頑張ったと思うメーカー」部門
「これだけ発表した機種が支持を受けたんだから頑張っていないワケが無い!」ってな感じで、昨年は無念の2位となった豊丸が悲願(?)の優勝! キャラクター物は全く出していないにも関わらず、出す機種出す機種全てがインパクト十分で、ヒットしたのは「さすが」の一言。
なお、昨年のランキングでは元気の無かった「御三家」メーカーが2位以下から綺麗に並んでいる事にも注目。もしかすると来年は…!?
豊丸強し! 殆どの部門を総ナメだ!!
今年のランキングではまさに「一色」と言っても過言で無いほどの強さを見せてくれた豊丸。優れたゲーム性を持った機種をコンスタントに世に送り出した努力が実を結んだ形となった。
昨年から登場した新基準機以降、スペック面で差を付ける事が出来なくなり、有名キャラクターを採用する事で他機種との差別化を計るケースが多いようだが、今回のランキングで1位を獲得したのは奇しくもオリジナルキャラクターものばかり。キャラクターに頼らずとも、まだまだ見せ方次第ではヒットを生み出せるということか。
果たして来年を制するのはキャラクターかオリジナルか? 楽しみである。
今回はここまで! 次回PLAYBACK(9月28日更新予定)では第4回スロミー賞をお届け! お楽しみに!!
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