この企画のお約束!? 「モンスターハウス」が各賞を独占状態に!!
※当該記事は1997年発売の「パチンコ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回から始まるPLAYBACKはパチマガ・スロマガの年末恒例企画「キングオブパチンコ大賞」「スロミー賞」の復刻版!
その年のNO.1機種を読者投票により決定する人気企画を、当時の原稿をそのままに、WEB上で完全再現。ランキング機種はもちろん、原稿内容や液晶写真など、いたるところで当時の雰囲気を感じることができるPLAYBACK記事となっているぞ。
今回は第3回キングオブパチンコ大賞をお届け! 当時の新基準機といわれるCR機が多数登場したこの年、はたしてどんな機種がランクインしたのか。そして旧基準機や現金機の人気はどうなったのか…要チェック!!
根強い人気が呼んだ大勝利!!
混迷の2位以下を大きく引き離してブッチ切りの1位!
既に今年で3回目となった年末恒例行事、読者が決める「キングオブパチンコ大賞」。96年に続き新機種が少なかった中、新たな新基準が設けられた97年のパチンコ業界。
昨年、一昨年は黄門・源さんなる強力なキャラクターが存在していたが、今年はその強力なキャラクターが存在していないような気がした。
その混迷の中で栄光あるキングオブパチンコ大賞を獲得した機種は…「CRモンスターハウス」だ!! 登場から2年以上経った今でも新規導入されている根強い人気が優勝の理由だろう。2位のCR華観月を大きく引き離しての優勝となった。
果たして今年はモンスター一色の年となるのか? さあページをめくれ!
■「1997年もっとも面白かった機種」部門
新基準機も奮闘! 3機種がランクイン
「キングオブパチンコ大賞」に似た顔ぶれの並ぶ「最も面白かった機種」部門。1位は大賞と同じく「CRモンスターハウス」が受賞して、2冠達成となった。2位も大賞同様に「CR華観月Z&X」がランクイン、今年はこの2強で決まりか?
そこから下を見ると、3位には「マジカルチェイサー3」、4位に「ホ一助くんDX」と現金機が2機種もランクイン。マジチェはマニア好みのリーチアクションに遊びやすい優良スペック、ホー助は興味をそそる役モノと高い連チャン性が上位入賞の理由だろう。
以降は5位の「ピストル大名シリーズ」、8位の「CR大江戸日記6」、9位の「CRミリオンスロット6」と新基準CR機3機種が奮闘。特にミリオンスロットは、登場から大して期間が経っていないのにもかかわらずのランクイン。ちなみに7位の「CRギンギラパラダイス」に至っては3年連続でランクインを果たしている。恐るべし三洋。
やはりと言うか、今年もCR機がその大半を占める結果となった。98年は、古い機種がランキングに顔を出せない程に面白い機種が連発して欲しいものだ。
やはり三洋は強かった!! 下位ではあったが「面白かった機種」に3機種がランクイン。コンスタントに人気機種を出す実力は立派!
■「1997年もっとも儲かった機種」部門
「勝った」と「負けた」はやはり紙一重?
なんと、ここでも「CRモンスターハウス」が圧倒的な強さを見せて堂々の1位。特にスペックが甘い機種でも無く、負けた方も多いと思うのだが…。打つ事が多いと大勝ちも出やすいのか、例の体感器攻略のお陰なのか…。とにかくこれで見事3冠達成となった。
それ以下では、前年度の覇者であった6位の「CR大工の源さん」が、ここで初めてのランクイン。人気の衰えた今でも、やはり波荒のイメージは残っているようだ。現金機では、止め打ち攻略が効果のあった5位の「ホー助くんDX」と7位の「マジカルチェイサー3」も堂々のランクイン。この2機種で儲けた方も多いのでは? 9位の「ナナシー」も基本スペックの甘さからランクインを果たした。CR機の多い中、善戦したのは立派と言えるだろう。
ちなみに、ここにランキングされた新基準機は3位の「CR華観月Z&X」と10位の「ピストル大名シリーズ」のたった2機種。旧タイプCR機の名前が目立つ。リミッターの存在で爆発力が弱くなった結果だろう。やはり新基準機は「勝ちにくい」機種なのか?
「マジカルチェイサー3」は時短中の止め打ちが、「ホー助くんDX」はVゾーン直撃の止め打ちが絶大な効果を発揮した。両機種共、ホールによってはストップボタンを切っていた所もあった程で、その威力が伺える。攻略法不在の時代、今後最大の攻略法は「止め打ち」がメインとなるのだろうか…。
上の2機種はパチマガが発見した攻略法、体感器による確変狙いが通用する2機種。1位の「CRモンスターハウス」はまだまだ現役。残念ながら圏外だった「CR大江戸日記6」は、つい最近発覚した取れたての攻略法。リミッターがある分威力は劣るが、来年では上位に食い込む事が予想される。
■「1997年もっとも負けた機種」部門
さてお次は優勝しても嬉しくない「最も負けた機種」部門。これも「CRモンスターハウス」が、2位の「CR大工の源さん」に倍近い得票数で優勝! 両機種共「人気がある」=「釘が渋い」という現状がその理由だろう。
以下のランキングに目を通して見ても人気機種の名前が目立つ。しかも6位の「ホー助くんDX」以外は全てCR機が占拠。やはり勝つ時・負ける時が大きくなるCR機ならではの結果とも言えるだろう。相変わらず新基準機の名前も多い。
尚、ランキング中には特にスペックが悪い機種の名は無い、と言う事は…来年はパチマガを熟読して頑張ろう!
■「1997年もっともつまらなかった機種」部門
やはりというか、新基準機が多いね
今年もやってしまったこの「最もつまらなかった機種」部門。全然嬉しくない1位は「CR将軍ちゃま3」に決定! 昨年は僅差で「CR花のもぐら組V」が優勝したのだが、今年は「ちゃま」がダントツの1位。一応、原因を考えるに、既に飽きられた感のある「黄門ちゃま」と大して変わりの無い画面が勝因(?)か。
それ以下に目を移してみると、2位の「CRラッキートマトZ」は意外。役モノを採用した確変決定システムは興味を惹くし、リーチアクションも凝っていたのに…何故?
ランキングを全体的に見ると、全部で6機種と、新基準CR機の多さが目立つ。一般に「勝てない、つまらない」と言われている新基準機だが、それを如実に表す結果となったのだ。このような現状が98年も続くとパチンコの未来は…暗い?
■「1997年もっともインパクトがあった機種」部門
打ち手の興味をそそるスペックで見事1位!
「最もインパクトがあった機種」部門は、接戦の末「ホー助くんDX」が見事優勝! 昔からのパチンコファンなら涎モノの役モノをメインとした作りと強烈な連チャン性が、新旧パチンコファンに受け入れられた結果だろう。ちなみに前年優勝は「ミサイル7ー7-6D」。時代の流れにあえて逆らってデジタルを排した機種は、かえってインパクトを与えるのだろうか。
逆に2位以下はデジタルに凝った台が多く、2位の「CR華観月Z&X」などは大当り中に肉声で演歌が流れるという凝りよう。その他には3D液晶を採用した機種も。98年はどんな機種が登場するのかな?
最近の高性能ゲーム機の画像技術を意識してか、ついにパチンコ台にもその流れが入ってきたという感じがするこの2台。特にみっちゃんは、登場間もなくこの順位だからご立派。
■「1997年もっとも頑張ったと思うメーカー」部門
源さん、ギンバラの影響大きかった
さて97年パチンコ大賞最後の部門は「1番頑張ったパチンコメーカー」のランキングだ。
本誌編集部では、おそらくこのメーカーでは? と予想していたがその予想は見事に的中。読者が決める「最も頑張ったパチンコメーカー」はあのギンパラや源さんなど数々のメガヒット機種を生み出した「三洋」さんに見事決定となった。
堂々1位の理由は、なんといっても先ほど挙げたギンパラシリーズや源さんの影響が大きかったからだろう。他にも、ロードスターシリーズや出て間もないうちに早くも人気となったミリオンスロットシリーズの存在も忘れてはならない。やはり、日頃の地道な開発努力が、こうして実を結ぶ結果となったのだろう。
では、続いて2位以下のランキングを見てみると…ありゃ? ありゃりゃりゃ~。なんと2位は「豊丸」、3位が「SANKYO」、そして4位に「京楽」と、今までの業界ランキングを大きく塗り替えるような、非常に興味深い結果となっているじゃあ~りませんか!
基本的にこのランキングは、メーカーの規模や、どの台がどのぐらい売れたかなどはあまり関係ない。あくまで読者側の意見、「どのメーカーが打ち手を考慮した機種を出しているのか?」というのがポイントとなっている。そう考えれば、このランキングの結果もある程度はうなずける? のかもしれない。
「豊丸」は、「ナナシー」などの一般電役のヒットで、「京楽」は華観月シリーズで、そして「ニューギン」は大江戸日記シリーズと、各メーカー何かしらのヒット機種の台頭が、お客のハートをガッチリ掴んだ理由だろう。
逆に、それなりに人気機種を数多く出しながらも、名前すら出なかったメーカーに対しても、一応フォローは入れておこう。「マルホン」さん!! 長い目で見れば、アナタがトップなのは間違いないです! 来年はゼヒ頑張って下さい!(中古・再販機種は強いかんね~)。
そういえば、かつてこの業界を代表する「パチンコ3大メーカー」と呼ばれたメーカーがあったが、1社は今年はヒット機種が出ず、もう1社は東証一部上場&新社屋設立と羽振りの良さは伺えたが、出る台の多くが…。来年はどのメーカーの努力が実るか興味津々です。
今回はここまで! 次回PLAYBACK(9月25日更新予定)では第3回スロミー賞をお届け! お楽しみに!!
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