入賞機種の傾向が激変! ハネモノ・権利モノもランキングに登場!!
※当該記事は2003年発売の「パチンコ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回から始まるPLAYBACKはパチマガ・スロマガの年末恒例企画「キングオブパチンコ大賞」「スロミー賞」の復刻版!
その年のNO.1機種を読者投票により決定する人気企画を、当時の原稿をそのままに、WEB上で完全再現。ランキング機種はもちろん、原稿内容や液晶写真など、いたるところで当時の雰囲気を感じることができるPLAYBACK記事となっているぞ。
読者投票で決定するナンバーワン機種! 今回は2003年の第9回キングオブパチンコ大賞をお届け! この年は歴代パチンコ機の中でもっとも売れた名機中の名機「CR新海物語」登場の年。当然、他機種を圧倒しての大賞受賞と思われたのだが…意外な展開に! その詳細は以下のランキングでチェック!!
やっぱり海は強かった! 大本命機種が堂々栄冠を獲得!!
予想では新海圧勝!だったはずが…
その年の読者人気ナンバーワン機種を決定する年末恒例企画「キングオブパチンコ大賞」も今回で9回目。今年は超特大版、2部構成でお届けしていきましょう!
まずは気になるキングオブパチンコ大賞のランキング発表から。今年は例年と異なり、最終結果が出るまでに順位が二転三転、激動のランキングとなりました。受付開始当初はホール導入直後だったことも手伝ってか、CR忍者ハットリくんがトップを奪取。
しかし票を重ねるにつれ、パチンコ大賞本命機種のCR新海物語とCRフィーバー夏祭りがデッドヒート! さらにそこへCR必殺仕事人激闘編が加わり、勝負は三つ巴の展開となりました。そして最終的に、今年の栄冠を獲得したのは…CR新海物語! 大方の予想通りの結果ですが、思ったより苦戦しての首位獲得は意外な結果といえます。
その他のランキングは左に挙げた通りですが、ここで要注目なのが8位にランクインしたマジカルカーペット。なんとこの企画始まって以来初となるハネモノ機種のベスト10入りを果たしたのです。この辺りに来年ヒットする機種の傾向が隠れているといえるかもしれませんね。
SANKYOからヒット機種が続々!
残念ながら1位は逃してしまったものの、新海物語と接戦を繰り広げての2位入賞をはたしたCRフィーバー夏祭り。選考理由にはBGMや役モノを挙げる人が多く、新海にはない演出の完成度が高かった点が評価されての入賞といえるでしょう。
また、この夏祭りを筆頭にSANKYOの機種は全7機種が全20位内にランクイン。コンスタントに人気機種を出し続けている点は、SANKYOならではともいえるのではないでしょうか。
■「2003年もっともつまらなかった機種」部門
上位3機種は、演出が派手なバカボンと演出がシンプルな海シリーズ、とかなり対照的。つまり面白いか否かよりも、演出の好みによって票が大きく分かれた結果のランキングといえるだろう。
■「2003年画面が印象に残った機種」部門
わびさび満載の和風機種が首位獲得
まずは「画面が印象に残った機種」部門の発表から。この部門で見事1位に輝いたのはCRフィーバー花月。和風美をとことんまで追求した演出はもちろん、随所にカットインする実写画面は確かに印象的でした。
2位以下の機種では、美麗演出をウリにしたものが多い中、CRホラーマンションやCRフィーバーザ・キングなど、演出のインパクトで選ばれたと思われる機種もいくつかランクインしているのが特徴的です。
■「2003年音が印象に残った機種」部門
タイアップ機中心のランキングに!
「音が印象に残った機種」部門第1位はCRフィーバー夏祭りが獲得。画面部門に続いてSANKYO機種の受賞となりました。本機の音といえば、やはり大当り中に流れる「夏祭り」ですが、花火発生時の効果音など小さな所にも工夫が凝らされていたように思います。
2位以下ではタイアップ機の健闘が目立ちます。やはり聞き慣れた音や声の方が印象に残るということでしょうか。
■「2003年役モノが印象に残った機種」部門
役モノはインパクトよりも可愛さ!?
演出3部門最後を飾るのは「役モノが印象に残った機種」部門。この部門で第1位を獲得したのはCRジャンジャン飯店です。仕事人や夏祭りといった強豪機種を抑えての受賞は見事の一言でしょう。勝利の要因は、出現時のアツさもさることながら、やはり液晶前に並ぶ子豚の可愛さではないでしょうか。
2位以下は、役モノが衝撃的だった機種が勢揃い。他部門とはちょっと違ったランキングとなっています。
■「2003年もっとも面白かった現金機」部門
今年登場した機種が上位を占める中、いまだ第6位に旧海物語の名前があるのはさすが。それを1ポイント差で上回ったのが西陣の海ですだった。これで一応本家を上回ることに成功…なのか?
■「2003年もっとも面白かったハネモノ」部門
マジカペを筆頭に今年登場した機種が上位を占める結果に。まだまだ設置の多いファインプレーや玉ちゃんの名前がないのは、ハネモノ世代交代の波が訪れている証明なのかも知れない。
■「2003年もっとも面白かった権利モノ」部門
今年登場した権利モノはデルデルモンスターと虎せますの2機種のみ。残念なことにいずれも設置は少なかった。にも関わらず両者が上位にランクインしているのは、低迷する権利モノへのエールのようにも感じられる。…とにかく、2004年の権利モノに期待したい。
■「2003年もっとも頑張ったと思うメーカー」部門
忍者ハットリくんを生んだ大一が3位、必殺仕事人を生んだ京楽が4位と、まずまず順当な結果に。手数で他を圧倒したニューギンも6位に食い込んでいる。
来年は新海を超える機種が現れるのか!?
全10ページに渡ってお送りしてきた第9回キングオブパチンコ大賞、いかがだったでしょうか。大賞は予想通り新海物語が受賞することとなりましたが、各部門賞では新海を抑え様々な機種がランクイン。例年とはひと味違った結果になりました。
これは各メーカーが様々な工夫を凝らして印象に残る機種を生んだ結果で、今後のパチンコにとっても良い傾向であるといえます。ただし、打ち手側の機種を見る目も明らかに厳しくなっており、今後さらに進化した機種を出さなければ新海のよう結果は残せないような結果は残せないように思います。
はたして来年は絶対的人気の新海を抑えて大賞を受賞する機種が登場するのか? 2004年の幕開けを楽しみに待ちましょう!
今回はここまで! 次回PLAYBACK(10月16日更新予定)では第9回スロミー賞をお届け! お楽しみに!!
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